走りながら読書
「成瀬は天下を取りに行く」をAudibleで聴いてから、すっかりAudibleにハマっている。
趣味のランニング時はもちろん、ジムで筋トレしながら、FMトランスミッターまで買って、車の中でも聴いているし、もちろん家でも聴いてる。
ちょうど家の中の断捨離中なので、掃除したりしながらも聴けるし、なんでAudibleの良さにもっと早く気づけなかったんだろうとさえ思っている。
自分なりに、成瀬を含めて20日間で読んだ本、5冊、今、6冊目の「スピノザの診療室」を読み始めているところだ。
ここでAudibleで気づいた事を書き残しておく。
まずはランニングしているとき。難しい小説や、哲学書などはお薦めしない、そこまで頭に入ってこないからwww
軽い気持ちで読めたのがこれ。
スーさんはたまにラジオを聴いてるけど、そういう軽い気持ちで聴ける。
あとは、例えば、今日はジムで一時間走ろうと思ったときに見つけたのがこれ。
朗読時間が1時間程度の短編なので、凝縮して楽しめる。
大学のコーラスサークルの時の都合のいい男のなべちゃんが、都合の悪い女と結婚することになって、当時のコーラスサークルのときにナベちゃんを都合良く使っていた女子たちがザワつきはじめるストーリーwww
同じく辻村深月の作品、これは一時間半くらいだったかな??
これは、ネタバレになるから割愛するけど、教え子がアイドルになった小学校の先生の物語。
なかなか怖い小説だ。
GWの断捨離掃除中に大変に役にたったのがこれ。
おひとりさまをテーマに6人の作家のそれぞれの書き下ろし小説。
これは、断捨離の洋服やレコード、本などの仕分けをしながら、割とじっくりと向き合いながら読めたんだけど、結構どの作品も良かった。
この作品を読んで気づいた事は、自分のような物忘れが出てきているオッサンには登場人物が多い作品はAudibleに向いていない事と、いわゆる読み手のうまい下手によって、作品そのものだけの価値ではなくなってしまうと言うこと。
登場人物が覚えられないのは、自分が悪いんだし、仕方ないんだけど、活字だと、例えば名前の漢字やひらがなも含めて記憶しているので、活字で登場人物のイメージができるんだけど、Audibleはそれが欠けているので、一人のキャラクターを固定するまでに、活字媒体より時間がかかる気がする。
これはこの作品で言える事ではなく、現在読み始めている「スピノザの診療室」などがそういう感じで、小説自体は面白いんだけど、キャラクターを頭に設定するのに結構時間がかかった。
読み手にかんしては、「おひとりさま日和」はどの作品も大変に聴きやすかった。
ここで思ったことは、元来、落語を聴いて走っていて、落語のうまい下手(あくまで個人的解釈)を覚えたんだけど、キャラクターによって演じ方や声や声の仕草が微妙に変わって、見ていなくても、ちゃんとキャラクターを声だけで演じられるのが上手い落語家なんだと思っていて、落語とAudibleの小説やエッセイも読み手によって作品も変わっていくと感じたことだ。
将来、「成瀬は天下を取りに行く」はさ、〇×K子の朗読が一番好きだなんていう会話もあるのかもしれない???と思った。
活字が良いか朗読が良いかの是非はどうでもいいのだが、じっとしてなくてはいけない動画のサイトに課金するなら、「ながら」で心が豊かになるAudibleは自分には合っているなと感じている・