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糖質制限ダイエットに失敗しました

高1のとき、はじめて糖質ダイエットに挑戦した。

発端は推しの握手会がたまたま当たってしまったことだった。

別にダイエットするほど太っても痩せてもいなかったけど、そのときはまだ推しの音楽を聴きはじめたばかりのころで、友人の当ててきた限定シークレットライブ兼握手会が、彼らとの初対面だった。

当時なにを思ったのかはよく覚えていないけど、いきなり降ってきた幸運と緊張に耐えられなかったのだろう。

「今日から1か月、高野豆腐しか食べないから」

そう言い放ってダイエットがはじまった。



低GI値ダイエット。


ダイエット法があふれている今ではメジャーになったが、血糖値をゆるやかに上げることのできるGI値の低いものを意識して食べるこの方法は、「食べるものを選びさえすればお腹いっぱい食べれるし、我慢しなくていいから」と気楽な考えで選んだものだった。


GIとは食後血糖値の上昇を示す指標、
グライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略



⚪︎ そば、卵、肉、魚、豆腐、海藻、きのこ、葉野菜

× 白米、ラーメン、パン、にんじん、芋、揚げ物、お菓子



※ざっくりとした分け方です



主に糖質、炭水化物を少なくするか、避けることに注意すれば食べられるものはたくさんあるので、わりとわかりやすいし短期間で効率良く痩せる実感を得ることができる。

なによりもカロリーに左右されることがなく、GI値という基準さえ気にしていれば良いことが、計算の嫌いなわたしは気に入っていた。

ちなみに血糖値が急激に上がる食べ物ばかり食べていると、糖尿病になるリスクも激増するので、ダイエットにかぎらずGI値を知ることはとても大切だ。

本当にまるまる一か月、晩ごはんは高野豆腐しか食べず、家族を苦笑いの渦に巻き込んだものの4kgの減量に成功した。

このときの記憶がトラウマとなり、高野豆腐はわたしのいちばん嫌いな食べ物である。


糖質を減らすだけでこんなに簡単に痩せられるのか。


そう学習して、高野豆腐嫌いと引き換えに成功体験として刻まれた。



そして2024年5月。


Instagramにあふれる骨格診断にいまさらハマっていたところ「骨格によってダイエットの仕方が違う」という情報に興味が湧いて骨格別ダイエット研究が始まった。


ストレッチを毎日はじめると、だんだんと筋トレもしたくなり「いやちょっと久しぶりにガチで食事も管理してダイエットするかな?夏だし」モードのスイッチが入った。


べつに彼氏もいなければ推しに会いに行く予定もないけど、都内暮らしのあいだにウーバーイーツと餃子の王将で鍛えられたぷくぷくのお腹は、「着たい服じゃなくて着れる服」をいつも選ばせてくれたし「夏くらいふつうにラインが出る服着たいですよね」というシンプルな動機にいたった。

ダイエットというのは、実は運動よりも食事なのだ


ということを知っていたわたしは、確実に痩せられることを確信して、数年ぶりに本気を出した食事管理がはじまった。


そして1か月後、今日の話。

ストレッチをつづけて、体型は少しずつ、でも順調に変わってきていた。

いい感じに糖質を制限できたおかげで、体も軽くなっていた。


しかし


………めっちゃお腹が痛え



一日中胃がキリキリする。

なんで?何食べた?

いや、何も食べてない。

油っぽいものも食べていないし、

ごはんは夜は抜いて昼だけだし。

胃に負担をかけるような何かなんて……



でも何かがおかしい。

こんなに胃が痛かったことはかつて絶対にない。

以前と変わったことといえば糖質制限をしているくらいだ。

原因は糖質制限以外考えられない。



そういえば……



わたしは東洋医学が好きで勉強したことがあるのですが、以前自分の体質を調べたときに思い当たる節があった。



脾虚(ひきょ・胃腸が弱いタイプ)


脾は食べたものを消化しエネルギー源へと変換して体の様々な活動に利用されます。

食べたものからエネルギーを生産することが出来ない脾虚タイプの人は

疲労感がある、息切れしやすい、無気力、覇気がない、風邪をひきやすい、眠くなりやすい、体が怠く重い、舌がボテッとしている

などの特徴があります。

脾は水分代謝にも重要な役割を果たすため、脾が弱るとガッチリとした固太りというよりも

ポチャポチャと水が溜まっているような太り方をする特徴があります。

引用:https://www.tenmeido.jp/blog/diet/3036.html



これやで。



わたしは子どものころからアレルギーもあり、体質的に脾虚です。

それを忘れていた。

ごはんたべるの大好きだし、もたれることもないので胃が弱いという実感はほとんどないのですが、水分代謝は悪い。

トイレに丸一日行かなかったり、水分を摂っても飲んでるわりに排出が少ない。むくみやすい。

そんな脾虚タイプのタブーはというと


脾虚タイプの人はカロリーを制限する、とか、糖質を制限する、というダイエットをしてもなかなかうまくいきません。


【胃腸の働きを良くすることでダイエットを成功させる】


というアプローチを試していただきたいです。

引用:https://www.tenmeido.jp/blog/diet/3036.html


脾虚タイプの人は、活動している量に対し体力が追いついていないので、食事を抜いてしまうと、とたんに元気がなくなります。


糖質制限や断食は絶対にNGです。


なお、お米は気力の源なので、絶対に抜かないように。

お米は胃腸の元気を養うのにいちばんいい食材です。ただし胃腸の負担になる玄米は避けましょう。

引用:https://tennenseikatsu.jp/_ct/17680030



ふふふ


一番やったらアカンことやってた。(笑)



そう!脾虚を習った時にたしかに言ってたよ!


米は抜くな


と。


高1のとき糖質を抜いても体調不良が起きなかったのは、今よりも胃腸が元気だったからだと思います。もりもり食べれてたし、代謝も良かったしね、年齢的に。言ってて悲しくなってきた。



一日中キリキリ痛む胃をおさえながら、家にやっとたどりついていちばんはじめに食べたのはお粥。


お米が胃にチャージされたとたんに


あれだけ暴れていた胃がしずかになり、腹痛がやみました。



………


お米、必要です。


日本人に生まれてよかった。


みなさんもくれぐれも糖質制限のやりすぎには気をつけてください。



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