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ライター兼プレゼンター兼旅人です。旅と言葉と歴史が大好き! TEDx Doshish…

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ライター兼プレゼンター兼旅人です。旅と言葉と歴史が大好き! TEDx DoshishaU'22 スピーカー | 世界一周コンテストDREAM'22 優秀賞 | TABIPPO学生支部'22 | 関西大▶︎神戸大▶︎FAS | POOLO6期 | SHElikes

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23年間HSS型HSPに苦しんだ話

自分の深層部について話すときは、いつも緊張します。 Bブロ合宿を終えて、私がHSP、それもHSS型HSPであることについてやっときちんと人に話そうと思えたので書いてみます。 説明は割愛します。とてもわかりやすい記事があったので。 思い返せば、幼い頃からこの気質は存分に発揮されていました。 人と過ごす時間が苦痛に感じる、集団の中で周囲と同じ行動ができない、誰かに見られていると全く作業に集中できない。自分の世界に引きこもっている方が好き。母親いわく、授業参観日の休み時間は

    • 大人になるということ(POOLO6期:卒業制作)

      1週間おきに日本とインドを行き来していたら、危うく大事な気持ちの整理と振り返りを忘れちゃうところやった。コミュマネの皆さん、リマインドありがとうございます。 POOLOに入った理由。きっかけは5期の友達に勧められたから。そして、新卒1年目にはあまりにも財布が痛む額を払ってでもPOOLOに入っちゃったのは、「大人」に出会いたかったから。 私に選択肢を見せてくれる大人に、出会いたかった。 両親には、受験も就活も一度だって相談しなかった。自分と同じことを経験していない人に相談

      • 後ろめたさと氷山の一角

        28錠。 渡航前に処方された睡眠薬の数。1ヶ月分しか処方できないと、精神科の主治医は言った。 18錠。 ベンガル―ルで数えた睡眠薬の数。 東京では薬を飲んでも眠れない夜があったのに、こちらに来てからは数えるほどしか手に取らなくなった。 仕事から帰ってきて、ちゃんと眠気が来て、ちゃんと瞼が下りて、気づけばちゃんと朝が来ている。 一生命として当然の現象が戻ってきたことが、涙が出るほどありがたかった。 金縛りにあっているのかと思った。目が冴えていた。たまにはそんな日もある

        • 同じ国に2度降り立つのは初めてで、江南へ向かうリムジンバスの中、プレイリストを遡る。懐かしい、何度も聴いたはずなのに、浮かぶ感情は真新しい。一番の親友だった彼女も、自虐が常だった私を知る人も、もういない。気づかなければ平穏でいられたはずの日々に、5年越しの今 心を侵されている。

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        23年間HSS型HSPに苦しんだ話

        • 大人になるということ(POOLO6期:卒業制作)

        • 後ろめたさと氷山の一角

        • 同じ国に2度降り立つのは初めてで、江南へ向かうリムジンバスの中、プレイリストを遡る。懐かしい、何度も聴いたはずなのに、浮かぶ感情は真新しい。一番の親友だった彼女も、自虐が常だった私を知る人も、もういない。気づかなければ平穏でいられたはずの日々に、5年越しの今 心を侵されている。

        マガジン

        • 旅するライター
          4本
        • DREAM
          4本

        記事

          自分の心を明かすために、旅に出る

          香港発ダナン行きの航空券を取った深夜1時、漫然と考えていた。 この旅の間に、いつ仕事を辞めるのか、その先のことをちゃんと決めようって。 私はたくさん働いている。 帰宅するなり、すぐにもう一度PCを開く。連絡を確認し、上司に返信し、自分の仕事を再開する。平日の夜は予定を入れづらくなった。 日付が変わっても働く。時計の長針が3周してようやく退勤できる日もある。意識はほとんどない。 重い腰を上げて、ようやくベッドに入る。疲れて熟睡できるかと思いきや、夢の中でも現実と同じチ

          自分の心を明かすために、旅に出る

          これからPOOLOに入る私へ

          久々にインストールしたslack。 事前課題あるんか……とつい逃げ腰になってしまっていた私も、ついTABIPPO学生支部にいた頃を思い出すチャンネルの多さ、リアクションの絵文字のカラフルさに何だか久々のワクワクを感じた。 POOLO6期の仲間になる皆さんも、そうでない方もぜひ読んでくださいな。 1998年生まれ、25歳。浪人と休学を経て、この春から東京のグローバルファームに新卒入社し、M&Aアドバイザリー業務に従事しています。 生まれも育ちも大阪。神戸の大学を卒業し、

          これからPOOLOに入る私へ

          M&Aアドバイザリーの新卒2ヶ月間を振り返ってみた

          バックパック2個で東京へやって来て、早3ヶ月目。 ようやく新しい日常に慣れ、研修も終えて仮配属が始まるということで、この2ヶ月間の思い出を文章にしてみました。相変わらず話題には事欠かない生活やった……。笑 M&Aアドバイザリーって、こんなお仕事です 外資コンサル? FAS? アドバイザリー? なんて説明したものかといつも戸惑う私ですが、一言で言えばM&Aのお手伝いをする職業に就きました。 買い手か売り手、どちらかの企業の側について対象企業の買収・合併、事業統合を実行す

          M&Aアドバイザリーの新卒2ヶ月間を振り返ってみた

          【イスラエル】搭乗拒否にテロ勃発、ひび割れた平和にさえ私は焦がれる【女子一人旅】

          2023年2月。友達から「自分もイスラエルに行くから合流しよう」と連絡があったとき、実は少しほっとした。私パレスチナにも行ってみたいんよ、情勢を見ながら検討しよ、と伝える。 『歩み寄るイスラエルとパレスチナ』 停滞した私の日々を動かしてくれたあのドキュメンタリー映画の現場を、どうしても訪れたかった。 卒論は(大まかにいうと)パレスチナ問題について書いた。 Herbert Samuel, Allenby, Herzl, Weizmann, Balfour... ひたす

          【イスラエル】搭乗拒否にテロ勃発、ひび割れた平和にさえ私は焦がれる【女子一人旅】

          【インド】女子一人旅で高級ショッピングモールとスラム街を渡り歩いたら情緒が崩壊した【ムンバイ】

          今日見たもの感じたことはきっと一生忘れちゃいけなくて、でも今はメモ帳とペンが手元にないから、noteにちゃんと残しておきたい。記憶が、感情が鮮烈なうちに。 私が今いるムンバイは、インド最大の金融都市、そしてインド国内でもかなり治安の良い地域として知られている。 国内外の大企業が集結し、高層ビル群が立ち並ぶ。それと同時に、インド映画の制作地「ボリウッド」としても有名で、インド有数の観光地にもなっている。 そんなムンバイに到着した瞬間、ここは本当にお金を持っている都市だって

          【インド】女子一人旅で高級ショッピングモールとスラム街を渡り歩いたら情緒が崩壊した【ムンバイ】

          「完璧主義だね」ってよく言われるけど、いつもピンと来なかった。だって毎回、納得のいく結果を出せるわけじゃないから。そっかこれが完璧主義か、ってようやく気付いた。 上手くいかなくてもいい。挫折から立ち直るのは私の得意。自分で自分にかけてきた呪いを、1つずつ解いていく1年にしたい。

          「完璧主義だね」ってよく言われるけど、いつもピンと来なかった。だって毎回、納得のいく結果を出せるわけじゃないから。そっかこれが完璧主義か、ってようやく気付いた。 上手くいかなくてもいい。挫折から立ち直るのは私の得意。自分で自分にかけてきた呪いを、1つずつ解いていく1年にしたい。

          社会に中指を立てた18歳のちゃんみなが、24歳の私を救ってくれた。

          明けましておめでとうございます、 なんて言えないくらい時間が経ってしまった。 本当は2023年のバケットリストについて途中まで書いていて、でもやっぱり気持ち悪くなってやめた。 年末からずっと気分が落ち続けているのに、何一つ消化できていないのに、心と裏腹のことは書きたくないって。 それならいっそ、憧れの彼女みたいに、全部を一つの作品にしちゃえばいいんじゃないかって急に吹っ切れたから、私のモチベーターとの(一方的な)思い出について書いてみる。 1998年生まれ、24歳。

          社会に中指を立てた18歳のちゃんみなが、24歳の私を救ってくれた。

          【TEDx】 "置かれた場所で咲きなさい"、それって思考停止?

          綺麗なことばかり言う人も自分も、白々しくて嫌い。 舞台の上で輝く人たちは、そこに至るまでに形容しきれない負の感情をたくさん抱えてきたって、自分も経験したし周りを見てもきた。 だからこそ、隠すなんてもったいない。 伝え方には充分配慮したうえで。意外と打ち明けてしまった後の言葉の方が、重みがある。 それに私は、負の一面さえも見せてくれる人の方が信頼できる。誰だっていい顔していたいし良く思われたい、そんな心理を敢えて飛び越えるから。 20日後にTEDxに登壇する私へ。 良

          【TEDx】 "置かれた場所で咲きなさい"、それって思考停止?

          遺体に触れられない私の話

          11月3日未明、叫び声で目が覚めた。 正確には違う、起きていたけど意識が曖昧だった、のが覚醒した。いつも通りソファーの上で寝ているはずの愛犬の名前を、お父さんがずっと呼びかける。お母さんは病院に連れて行こうとしたのか、必死でスマホに何かを打ち込んでいた。 ものすごく悪い予感がした。動けない私の目の前で、愛犬は突然大きく荒い呼吸を幾度かした、その瞬間、助かるって思った。今すぐ病院に連れて行けば大丈夫、そんな僅かな希望は目の前で途切れた。「瞳孔を確認して」お父さんが叫んで、お

          遺体に触れられない私の話

          これまで与えてもらってばかりだったもの、今回は少しでも多く与えられるようになりたい 私の話を聴いてもらうと同時に、私も2人の話を聴く。私の過去を知ってもらうと同時に、私も2人の過去を、選択を知る この秋冬、私は私の取扱説明書、そして彼女たちの取扱説明書を創る。3人で、一緒に

          これまで与えてもらってばかりだったもの、今回は少しでも多く与えられるようになりたい 私の話を聴いてもらうと同時に、私も2人の話を聴く。私の過去を知ってもらうと同時に、私も2人の過去を、選択を知る この秋冬、私は私の取扱説明書、そして彼女たちの取扱説明書を創る。3人で、一緒に

          一緒に生きてはいけますか?【ジョージ・タウン, マレーシア】

          こんにちは! 旅するライターのなおです。 コロナ禍で世界遺産のとりこになり、早2年半。 ついに、ようやく、やっと! 悲願だった海外の世界遺産たちに会いに行くことができました。 (世界遺産、私にとってはもはや友達なのです。) 最初に訪れたのは、『東南アジアの優等生』ことマレーシア。 マレーシアにある4つの世界遺産のうち、今回はペナン島北部のジョージタウンを訪れました! たくさん魅力を紹介していくので、ぜひ私と一緒に、世界遺産の街を旅した気分になってくださいっ。 ジョ

          一緒に生きてはいけますか?【ジョージ・タウン, マレーシア】

          やっと見つけた

          成田国際空港・南ウイングの、蛍光色にチカチカ光るフライトボード。 2年半ぶりにあれを見た瞬間、ここだって思った。 暗闇の中、舞台上でひとりスポットライトを浴びる私。 パスポート片手に、空港の国際線ターミナルを歩く私。 "楽しい"と感じる場面なら、いくらでもある。 でも"生きてる"、今この瞬間に自分は生を享けているんだって実感させてくれる場所は、瞬間は、人生でたったふたつだけ。あの何にも替えようのない高揚感に、多分人生を狂わされてる。 やっと見つけた。この1年間は、き

          やっと見つけた