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2023年1月の記事一覧
ノースマン 導かれし復讐者の感想(ネタバレあり)
神話をそのまま映画にしている感じの手触りで、普通の作品とは違う登場人物達の情動の変化とかがヘンテコにも思えるのだけど、映画としての画作りのセンスや圧倒的なロケーションの力や役者達の名演も凄まじいので、本作独特の味としてグイグイ引き込まれた。
漫画作品の「ヴィンランド・サガ」を読んでいた効果で、ヴァイキングのド外道っぷりとか、奴隷の人々の境遇とかが飲み込みやすくて、やっぱり幸村先生は偉大だなぁと思
そして僕は途方に暮れるの感想(ネタバレあり)
主人公が目の前で起こる嫌な事から逃げる様子をひたすら繰り返して見せてくる作品なのだけど、その嫌な事というのが映画でよくある犯罪行為的なものじゃなく、普通の生活と地続きなめちゃくちゃしょうもない人間関係の小さなほつれからきているのが面白い。
でもそのしょうもなさ故に、観てるこちらもギリギリ共感出来るバランスになってるのが絶妙だと思う。
裕一
駄目な人ではあるのだけど、怒られる状況を察知してなんと
オータム・ビートの感想(ネタバレあり)
独特な味わいなラッパー映画
Amazonプライム・ビデオオリジナル作品。
イタリアでラッパーに打ち込む兄弟2人の20年に渡るドラマを描いた作品。
3章に分かれる構成になっているのだけど、全ての終わりになる3章目で結構意外な展開になっていくのが面白かった。
本場のアメリカじゃないからこそのラッパーの葛藤を描いた映画だとインドの「ガリーボーイ」や日本だと「サイタマのラッパー」シリーズなどがあると
おやすみオポチュニティの感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオオリジナルのドキュメンタリー映画。
なんとなくNASAが火星で水の痕跡を探して探査機を飛ばしたみたいな話はNHKの番組とかで見た事はあったのだけど、いかに凄い偉業をしていたのかをちゃんと知ることが出来て良かった。
愛らしい探査機
ドキュメンタリー映画なのだけど、当然火星でのオポチュニティとスピリットの様子を撮影は出来ないのでCGでの再現になっていると思うのだけど、こ