なんすけ

映画好きです。京都の映画館で鑑賞してます。

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    マーベル・シネマティック・ユニバース作品の感想をまとめております。

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映画、ドラマの感想リスト

今まで書いた感想まとめ。全部ネタバレしてます。 あ行アイアンクロー 愛すべき夫妻の秘密 アイム・ユア・ウーマン アイリッシュマン 赤と白とロイヤルブルー 茜色に焼かれる アクアマン アクアマン/失われた王国 浅田家! アス アド・アストラ アナと世界の終わり アナベル死霊博物館 あのこは貴族 アベンジャーズ/エンドゲーム その1 アベンジャーズ/エンドゲーム その2 アボカドの固さ アメリカン・アニマルズ アメリカン・フィクション 雨を

    • 「ゴジラxコング 新たなる帝国」の感想(ネタバレあり)

      ゴジラvsコングの続編にして、モンスターバース最新作。最近ユニバースモノはDCが仕切り直しになったりいよいよ飽きられがちなのだけど、今作もヒットしてるみたいだし、未だなかなか元気なシリーズ。 前作の感想↓ 主にコング、ゴジラ、人間の3つのドラマが同時並行で進んでいく構成で、それぞれかなり面白さにムラがある感じだし、特に語り口は上手くないのだけど、心の中でツッコミながら観るのを楽しむのが良い。 コング そんな3つのドラマの中で個人的に一番面白かったのはコングのパートだっ

      • 「ウーマン・キング 無敵の女戦士たち」の感想(ネタバレあり)

        Amazonプライム・ビデオで鑑賞。 冒頭のモノローグで舞台のダホメ王国がオヨ王国と敵対しているとかがすべて説明されるのがなんとも手っ取り早い。あくまでエンタメ歴史物なのでこの辺はサッと説明して本編にいく流れが分かりやすくて好感を持った。 その後で今作の主役であるダホメ王国の女性部隊であるアゴジェがさらわれた人々を取り戻すアクションシークエンスが入るのだけど、ここはしっかりかっこいいアクションが堪能できて、冒頭から映画に引き込まれる。 部隊の隊長で今作のほぼ主役であるナ

        • 「俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー」の感想(ネタバレあり)

          Amazonプライム・ビデオオリジナルの配信限定で、ジョン・シナとザック・エフロンがW主演のコメディ映画。 ジョン・シナはDC映画でのピースメイカー役で大好きになったし、ザック・エフロンは先日観たばかりの「アイアンクロー」でめちゃくちゃシリアスな名演とストイックな肉体改造でイメージを一変させられてこちらも素晴らしかった。 その2人が主演という事で観る前から結構楽しみにしていた。 冒頭でのクソガキ3人による結構大規模な事故からの、リッキー・スタニッキーが誕生していくエピソー

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        • 「ゴジラxコング 新たなる帝国」の感想(ネタバレあり)

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          「ロードハウス/孤独の街」の感想(ネタバレあり)

          Amazonプライム・ビデオにて配信限定作品。 元々1989年に公開された同タイトルの映画のリメイクらしいけどそちらは未見。 というか、せっかく限定配信してるんだからAmazonプライム・ビデオでリメイク元も配信してくれたら良くない?とは思う。 荒くれ者達が嫌がらせにくるお店を救う為に何やら訳ありな強い男が用心棒として雇われる、という劇中でも例えられる通り今どき珍しい「西部劇」的な設定のお話。 最初にチンピラ達を追い払うシーンで、病院の場所を確認し、丁寧に保険に入っている

          「ロードハウス/孤独の街」の感想(ネタバレあり)

          「アイアンクロー」の感想(ネタバレあり)

          ポスターアートなどを見て、めちゃくちゃ期待して、観に行ったけど予想を遥かに超える傑作だったと思う。 観る前は感動作っぽい予告を観たせいで「レスラー」みたいなプロレス映画かと思っていたけど全然違った。 役者さんの肉体的な説得力や、実際にやってる様にしか見えないプロレス描写等、プロレス映画としてクオリティはめちゃくちゃ高いのだけど、物語的に主人公を幸せにするモノとしてプロレスが機能していなくて、「スポ根映画」のジャンルには入ってこない感じがする。 手触り的には「フォックスキャッ

          「アイアンクロー」の感想(ネタバレあり)

          「FLY!/フライ!」の感想(ネタバレあり)

          久しぶりの映画館での鑑賞だったのでテンション上がって観たけど、短い上映時間でもしっかりクオリティの高さを観せる「イルミネーション」は流石。 冒頭の絵本っぽいビジュアルから悪趣味な結末になるお話しが、何ともイルミネーション作品らしくて笑う。 そしてここで他の生き物がいかに怖いのか?という脅しがあるから後のサギのエピソードの不穏さがより際立つのが上手い。 飛び立つ際の映像的なカタルシスはさすがイルミネーションのアニメとしてのクオリティの高さを感じた。 そのままUSJのアトラク

          「FLY!/フライ!」の感想(ネタバレあり)

          「アメリカン・フィクション」の感想(ネタバレあり)

          Amazonプライム・ビデオ配信限定作品。 今年のアカデミー賞に何部門かノミネートされていてとても気になっていたし、インテリ作家が本が売れないからいかにも悲劇的なベタベタな黒人物語を書いたらバカ売れしてしまうという、観る前から聞いていたおおまかなストーリーがもう面白い。 そんな感じでもっとブラックで笑える作品なのかなと思いきや、観始めると主人公の家族の問題とかがかなりリアルなディテールがあってあんまり笑えない。 急死してしまう姉、仲がめちゃくちゃ悪くて疎遠な兄、母親の介護問

          「アメリカン・フィクション」の感想(ネタバレあり)

          「私が熟れた季節」の感想(ネタバレあり)

          「星の時」という小説で日本翻訳大賞を取った女性作家クラリッセ・リスペクトルの小説をもとにした文芸官能ドラマ。 以前映画監督の三宅隆太さんが2022年の年間ランキングでチャンピオン枠に選ばれていたので気になってAmazonプライム・ビデオで鑑賞。 物語自体は一人の孤独を抱えた女性が一人の男との交流によって藻掻きながらも前向きに生きていくことができるのか?というシンプルな話のはずなのに全体的にとても変わった語り口で、最後の方の電話のシーンの相手等、物語的に辻褄が合わない所が何箇

          「私が熟れた季節」の感想(ネタバレあり)

          「見えざる手のある風景」の感想(ネタバレあり)

          Amazonプライム・ビデオ配信限定作品。 宇宙人に侵略された未来を舞台にしたディストピアSFなのだけど、設定がいちいちフレッシュで面白かった。 宇宙人が侵略しにきた所が描かれるのではなく、宇宙人の侵略はもう終わり地球が完全に植民地化された状態から映画は始まる。 主人公が絵を描く事が好きなのだけど、彼の幼い頃から描いた絵を写すことで段々普通の世界から何かが起こって日常が壊れていった事を示し、「何が起こったのだろうか?」と思いながら映画を観ていると、空の絵を描いている場面

          「見えざる手のある風景」の感想(ネタバレあり)

          「カサンドロ リング上のドラァグクイーン」の感想(ネタバレあり)

          Amazonプライムビデオオリジナル配信限定作品。 実在のレスラーであるサウル・アルメンダリスの生き様を描いた実録モノの映画作品。 レスラーでエクソティコというのが「変わり者」という意味らしくてこの映画ではヒーロー役とか悪役とかと違う色物系のキャラクターみたいな描かれ方になっている。そしてこのエクソティコが試合をすると負け役なのがセオリーになっている。 元々は悪役レスラーを覆面でやっていたわけだけど、そんな彼が覆面を取ってエクソティコなのに、勝つことをセオリーに変えていくの

          「カサンドロ リング上のドラァグクイーン」の感想(ネタバレあり)

          「夜明けのすべて」の感想(ネタバレあり)

          主演が松村北斗という事でSixTONESファンっぽい人達や、もう1人の主演である上白石萌音との「カムカムエヴリバディ」での夫婦役の2人の再共演という事で朝ドラファンっぽい人達もいるのか、かなり客席は埋まっていた印象。 ただ映画ファン的には何と言っても三宅唱監督の新作という事でめちゃくちゃ期待していたけど、今回もやはり傑作になっていたと思う。 三宅唱監督の優しい目線 「ケイコ目を澄ませて」と同じく別に悪人がいる訳じゃないし、何なら良い人ばかりなのだけど、その中で生きづらさ

          「夜明けのすべて」の感想(ネタバレあり)

          「哀れなるものたち」の感想(ネタばれあり)

          ヨルゴス・ランティモス監督最新作。 観る前に「自殺した身重の女性の死体にその赤ん坊の脳を埋め込み蘇生させる」という大まかなストーリーを知って観たので、めちゃくちゃ重くて悲劇的な話だと思っていたのだけど、ギリギリの倫理観でめちゃくちゃ笑えるブラックコメディ映画にしているのは流石ヨルゴス・ランティモス監督だと思う。 主人公ベラの出生に関してはそりゃ倫理的にはダメなのだけど、その出生を知っても呪う事無く「私は私」と、心が揺るがないのが観ていてカッコいい。 いろんな人間に出会っても

          「哀れなるものたち」の感想(ネタばれあり)

          「アクアマン/失われた王国」の感想(ネタバレあり)

          「アクアマン」の続編にして「マン・オブ・スティール」から始まったDCエクステンドユニバースの最終作。 この先はジェームズ・ガンプロデュースによりDCユニバースとして仕切り直しになる訳だけど、今作はこれまでのDCEU映画をまとめる要素とかはほぼ無いので、観終わっても特にこれまでの感慨とかも感じず、最後がパトリック・ウィルソンがゴキブリ食って終わるラストシーンで笑った。 冒頭の海賊が巨大コンテナ船を襲っている所を助けに入るザ・ヒーロー的な場面から楽しい。 船の中から船員達が「イ

          「アクアマン/失われた王国」の感想(ネタバレあり)

          「Saltburn」の感想(ネタバレあり)

          「プロミシング・ヤング・ウーマン」のエメラルド・フェネル監督最新作で、Amazonプライム・ビデオオリジナル配信限定作品。 監督前作「プロミシング・ヤング・ウーマン」に引き続き主人公の企てがどう展開していくのかがハラハラしたし、どこまでが計画なのか?観ているこちらをも欺くクライマックスに痺れる。 とても映画的な演出があるし、役者の微細な表情の変化とかが重要な作品なので映画館で観れるのが一番だとは思うけど、すぐもう一度再生出来るというのが配信であるメリットにも思えた。 もう

          「Saltburn」の感想(ネタバレあり)

          「サンクスギビング」の感想(ネタバレあり)

          「グラインドハウス」内に収録されたイーライ・ロス監督によるフェイク予告編を改めて長編映画として製作するという流れで出来た映画なのだけど、「グラインドハウス」を未見なのでもしかしたらニヤリとする小ネタとかがあったかもしれないがそこは抜きにして、単純に大好きなイーライ・ロス監督の新作映画という事のみで楽しんできた。 感謝祭で浮かれる町での惨劇から始まるのだけど、田舎のデカいショッピングセンターでのワッフルメーカープレゼントに集まり過ぎた暴徒によって起こるというのがマジでしょうも

          「サンクスギビング」の感想(ネタバレあり)