なんすけ

映画好きです。京都の映画館で鑑賞してます。

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記事一覧

「カラオケ行こ!」の感想(ネタバレあり)

Netflixで鑑賞。原作は未読。 山下敦弘監督で脚本が野木亜紀子という、どちらも好きな作り手コンビの作品という事で、公開当時観に行きたい気持ちはめちゃくちゃあったのだ…

なんすけ
3日前
5

「ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」の感想(ネタバレあり)

Netflixオリジナル映画。 同じくNetflixでアニメ版をまず全話見たのだけど、転職活動が決まり有休消化期間中に見たのでブラック企業で社畜だった主人公がゾンビパンデミッ…

なんすけ
6日前
7

「哭悲 THE SADNESS」の感想(ネタバレあり)

夏休み期間にNetflixで今更鑑賞。 公開時気になっていたのに、時間が合わず観れてなかった作品。 期待してたけど予想以上に嫌な気持ちになる素晴らしいホラー作品だった。 …

なんすけ
9日前
3

「サイコ・ゴアマン」の感想(ネタバレあり)

今劇場公開中の「ルックバック」の原作者の藤本タツキ先生が公開当時「今年観た映画で一番面白い!」とコメントしていて、ずっと気になっていたのだけど、Amazonプライムビ…

なんすけ
9日前
5

「ツイスターズ」の感想(ネタバレあり)

たまに作られる竜巻映画。 近年だと「イン・トゥ・ザ・ストーム」とかも、めちゃくちゃ面白かったし、アメリカだと日本でいう所の地震の様に、結構自分達の生活と地続きな…

なんすけ
13日前
10

「インサイド・ヘッド2」の感想(ネタバレあり)

ピクサー作品の中でもトップクラスの傑作だと思う「インサイド・ヘッド」の続編。 前作ライリーの頭の中では「喜び」がプラス思考で他の感情を引っ張っていき、「悲しみ」…

なんすけ
2週間前
16

「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」の感想(ネタバレあり)

「僕のヒーローアカデミア」アニメの劇場版第4作。 今作の公開翌週にいよいよ原作では最終回を迎え、物語をずっと追いかけていた身としてはお祭り的にめちゃくちゃ高揚感の…

なんすけ
2週間前
8

「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の感想(ネタバレあり)

アポロ11号への月面着陸の噂からインスパイアされたロマコメ映画。 内容をちゃんと知らないで予告を見た時点では映画の出す結論によっては実際のNASAの偉業を侮辱すること…

なんすけ
3週間前
10

「デッドプール&ウルヴァリン」の感想(ネタバレあり)

平日の水曜に日本が最速上映という事でなかなか社会人は初日に観にくい夏休みスケジュールという感じだと思うけど、ちょうど転職をして今週から有給消化で1ヶ月程休める事…

なんすけ
4週間前
25

「エクスペンダブルズ ニューブラッド」の感想(ネタバレあり)

今年の年始に劇場公開され、予定が合わず結局鑑賞できていなかったのだけど、Amazonプライム・ビデオが早くも配信してくれたので鑑賞してみた。 個人的にこのシリーズの売…

なんすけ
1か月前
3

「アダム&アダム」の感想(ネタバレあり)

Netflix配信作品。 7月24日公開の「デッドプール&ウルヴァリン」に向けて、ショーン・レヴィ監督の過去作を予習の意味で鑑賞してみた。 タイムトラベル設定がまず面白くて…

なんすけ
1か月前
2

「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」の感想(ネタバレあり)

アレクサンダー・ペイン監督最新作。 結構期待して鑑賞したけど、アレクサンダー・ペインらしい、笑えて優しくて愛おしい傑作だったと思う。 出だしの映画会社のロゴが昔…

なんすけ
1か月前
16

「ルックバック」の感想(ネタバレあり)

原作は「チェンソーマン」等でお馴染みの藤本タツキ先生がジャンプ+で配信していた読み切り作品。 少年ジャンプはずっと読んでいるので「チェンソーマン」はすぐにハマっ…

なんすけ
1か月前
31

「アイデア・オブ・ユー 大人の愛が叶うまで」の感想(ネタバレあり)

Amazonプライム・ビデオオリジナルの配信限定作品。 アン・ハサウェイはさすがの魅力で何というかラブストーリー映画の俳優としてのベテランの華があったと思う。 主に男…

なんすけ
2か月前
7

「ダイ・ハート2 ダイ・ハーター」の感想(ネタバレあり)

Amazonプライム・ビデオオリジナル配信限定作品、「ダイ・ハート」のまさかの続編。 まず良かった所は結構時間が短い所。 これくらいの規模だと妥当な短さだと思うけど、…

なんすけ
2か月前
4

「ボーイズ・イン・ザ・ボート若者たちが託した夢」の感想(ネタバレあり)

Amazonプライム・ビデオで鑑賞。 冒頭から主人公ジョーの貧しさを示すシークエンスがなかなかハード。 大学の学費が払えず、バイトも見つからず、廃車の中で寝起きし、穴…

なんすけ
2か月前
2

「カラオケ行こ!」の感想(ネタバレあり)

Netflixで鑑賞。原作は未読。 山下敦弘監督で脚本が野木亜紀子という、どちらも好きな作り手コンビの作品という事で、公開当時観に行きたい気持ちはめちゃくちゃあったのだけど、どうしても時間が合わず観れていなかったので、このお休み期間に鑑賞してみた。 山下監督らしい緩い空気感から生まれるコミカルシーンが楽しい。 他からすれば大きな問題でも無い様に見えるのに、その人の立場から考えるととても切実で、だからこそ小さくも見える変化によって映画が終わっていく余韻がどの作品も好きだったけ

「ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」の感想(ネタバレあり)

Netflixオリジナル映画。 同じくNetflixでアニメ版をまず全話見たのだけど、転職活動が決まり有休消化期間中に見たのでブラック企業で社畜だった主人公がゾンビパンデミック化した世界で自由を手にして生きる喜びに目覚めていく流れに、めちゃくちゃ感情移入してしまい一気に全話を見てしまった。 アニメ版の感想 ゾンビ映画はその時代その時代に生きている「何も考えていない人々」や「心が死んだ人達」をある意味風刺的に表現している作品が多くあると思うのだけど、ブラック企業で働く社畜と

「哭悲 THE SADNESS」の感想(ネタバレあり)

夏休み期間にNetflixで今更鑑賞。 公開時気になっていたのに、時間が合わず観れてなかった作品。 期待してたけど予想以上に嫌な気持ちになる素晴らしいホラー作品だった。 改めてこの機会に観れて良かった。 Amazonプライム・ビデオでも観れるけど、そちらは途中でぼかしが入って冷めるので個人的には、ぼかし無しのNetflixでの鑑賞をオススメ。 ウィルスによって、誰もが暴力衝動の赴くままに半端じゃない残虐行為を行い、街中で地獄絵図が繰り広げられる。 しかも暴力行為を行う感染

「サイコ・ゴアマン」の感想(ネタバレあり)

今劇場公開中の「ルックバック」の原作者の藤本タツキ先生が公開当時「今年観た映画で一番面白い!」とコメントしていて、ずっと気になっていたのだけど、Amazonプライムビデオで配信されていたので、この機会に鑑賞。 「ルックバック」で感動した人は、是非観るべきだと思う。(知らんけど) この映画独特の倫理観が笑えた。 取り返しつかない肉体の破壊、欠損、変化を子供だろうが容赦無く描くのだけど、それを大した事ないように、というかむしろ笑えるバランスにしているのが凄い。 しかもゴミの様に

「ツイスターズ」の感想(ネタバレあり)

たまに作られる竜巻映画。 近年だと「イン・トゥ・ザ・ストーム」とかも、めちゃくちゃ面白かったし、アメリカだと日本でいう所の地震の様に、結構自分達の生活と地続きな災害だから関心も高いのかも知れない。 一応1996年公開の「ツイスター」の続編になるみたいだけど、そこまでつながりは無いので単品作品としてしっかり楽しめる作りになっているのは偉い。 冒頭で主人公ケイト達が竜巻を追いかけていく若き日の描写からもう面白くて、ここでの彼女のトラウマが思ったより悲惨でビックリだし、観ている

「インサイド・ヘッド2」の感想(ネタバレあり)

ピクサー作品の中でもトップクラスの傑作だと思う「インサイド・ヘッド」の続編。 前作ライリーの頭の中では「喜び」がプラス思考で他の感情を引っ張っていき、「悲しみ」に蓋をしていく事で、「無理をして良い子を演じている」という人間を作り上げていて、その無理によって心が一度死んでしまうのだけど、「喜び」と「悲しみ」が地獄巡りの末に手を取って戻ってくる事で、ライリーの人間性を取り戻す成長に繋がっていくのが、とても感動的だった。 そんな前作から引き続き、人間の頭の中という舞台でその人の

「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」の感想(ネタバレあり)

「僕のヒーローアカデミア」アニメの劇場版第4作。 今作の公開翌週にいよいよ原作では最終回を迎え、物語をずっと追いかけていた身としてはお祭り的にめちゃくちゃ高揚感のある状態で初日に鑑賞してきた。 これまでに無いくらい最初から最後までクオリティの高いアクションシーンが満載で、アニメーションとして見てるだけで楽しい。 前作「ワールドヒーローズミッション」ではデクが「黒鞭」を使い始めの時期だった事もあり「スパイダーマン」的なアクション要素が楽しかったけど、今回は「浮遊」の能力やパ

「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の感想(ネタバレあり)

アポロ11号への月面着陸の噂からインスパイアされたロマコメ映画。 内容をちゃんと知らないで予告を見た時点では映画の出す結論によっては実際のNASAの偉業を侮辱することになるんじゃないか?、と少し不安に感じていたのだけど、史実はわかっているのに終盤での盛り上がりで「どうなってしまうんだ!」と、映画に夢中になってしまう位面白かった。 月面着陸自体は本当だし、宇宙飛行士たちが話している地球に向かって話す音声も本物で、本人達も撮影できていると思っているし、NASAの大半の人が本当に

「デッドプール&ウルヴァリン」の感想(ネタバレあり)

平日の水曜に日本が最速上映という事でなかなか社会人は初日に観にくい夏休みスケジュールという感じだと思うけど、ちょうど転職をして今週から有給消化で1ヶ月程休める事になったので過去最高に気持ちが楽な状態で映画館で上映初日に観る事が出来た。 MCU世界への合流 デッドプールの三作目にして、MCUへの合流作品。 映画が始まった直後のデッドプール自ら話すナレーションが、色んな要素が多くて期待と不安で半々のこっちの気持ちをイジってくる様で笑えた。 その後のオープニングタイトルが出るま

「エクスペンダブルズ ニューブラッド」の感想(ネタバレあり)

今年の年始に劇場公開され、予定が合わず結局鑑賞できていなかったのだけど、Amazonプライム・ビデオが早くも配信してくれたので鑑賞してみた。 個人的にこのシリーズの売りは、スタローンをはじめ1980年代90年代に活躍したスター達を集めたドリームチームが、「俺たちはまだまだやれる!」と奮闘する様が、彼等の俳優としてのキャリアとも重なって、一見おバカなのだけど当時の大味さを甦らせる様なその不器用さにまた感動してしまう所だと思う。 三作目までは作品としての完成度にはムラはあれど

「アダム&アダム」の感想(ネタバレあり)

Netflix配信作品。 7月24日公開の「デッドプール&ウルヴァリン」に向けて、ショーン・レヴィ監督の過去作を予習の意味で鑑賞してみた。 タイムトラベル設定がまず面白くて、普通何かしら主人公同士が出会っちゃいけないルール設定とかありがちだと思うのだけど、最初からどんどん絡んでいくのがあまり観た事ないタイムトラベル映画。 アベンジャーズエンドゲームの時に「「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のタイムトラベル設定は映画の中だけの話だ」みたいなやりとりがあったと思うのだけど、今

「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」の感想(ネタバレあり)

アレクサンダー・ペイン監督最新作。 結構期待して鑑賞したけど、アレクサンダー・ペインらしい、笑えて優しくて愛おしい傑作だったと思う。 出だしの映画会社のロゴが昔のものになっているし、フィルムカメラで撮っている独特の味わいで、まるで70年代の映画を観ている様だった。 他のアレクサンダー・ペイン作品で言うと「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」ではモノクロで撮影をしていたけど、それと似た効果があると思った。 かつての映画的な映像の味わいで映すことでどんな時代にあっても変わらない人

「ルックバック」の感想(ネタバレあり)

原作は「チェンソーマン」等でお馴染みの藤本タツキ先生がジャンプ+で配信していた読み切り作品。 少年ジャンプはずっと読んでいるので「チェンソーマン」はすぐにハマって全巻買っていたし、その前作の藤本タツキ先生自身の「映画愛」の要素がこの上なく作品に影響しまくっているのが感動する「ファイアパンチ」も遅ればせながらすぐ購入したし、とにかくどれも傑作ですぐ大ファンになった。 そんな中で読み切り作品でありながら「ルックバック」は個人的には藤本タツキ先生の最高傑作だと思う。 「チェンソ

「アイデア・オブ・ユー 大人の愛が叶うまで」の感想(ネタバレあり)

Amazonプライム・ビデオオリジナルの配信限定作品。 アン・ハサウェイはさすがの魅力で何というかラブストーリー映画の俳優としてのベテランの華があったと思う。 主に男性側がスーパースターに対して一般人である事や、歳の差が大きい事や、若い内に子供が出来たシングルマザーである事等が恋愛の障害になってくるラブストーリー映画なのだけど、アン・ハサウェイが圧倒的に綺麗で可愛いので普通にお似合いのカップルだし、劇中でのネットや近所の人達の心無い反応とかは観ていて、こちらも辛い気持ちにな

「ダイ・ハート2 ダイ・ハーター」の感想(ネタバレあり)

Amazonプライム・ビデオオリジナル配信限定作品、「ダイ・ハート」のまさかの続編。 まず良かった所は結構時間が短い所。 これくらいの規模だと妥当な短さだと思うけど、サクッと観れるのは前作から引き続き。 あと冒頭のプロデューサーを丸め込む為に、映画的なアクションを駆使し盛大なドッキリを仕掛ける側になってるのが、「今回はもう冒頭でやっていくので、本編は一味違う」という宣言にもなっている気がして映画の出だしとしては良いと思った。 (何故か)サプライズ的に登場したジョン・シナ

「ボーイズ・イン・ザ・ボート若者たちが託した夢」の感想(ネタバレあり)

Amazonプライム・ビデオで鑑賞。 冒頭から主人公ジョーの貧しさを示すシークエンスがなかなかハード。 大学の学費が払えず、バイトも見つからず、廃車の中で寝起きし、穴の空いた靴で貧乏生活してる場面から引き込まれる。 そんな中お金が貰えて寮にも住めるという待遇に惹かれてジョーは、今作のメインになってくる8人乗りボートチームの試験を受ける事になる。 この募集してるボートチームは全員で8人なのだけど、そもそも募集しているのが二軍チームという事で、みんな素人の集まりだし選ばれたと