【詩】テーブルの上、散らばる光

久しぶりの笑顔
「もう会えないと思ってた人に会えた」
そんな大袈裟な泣き顔

それぞれの成長
再会が嬉しくて手につかない宿題
ゆっくりだけど
解ける問題も増えてきたね

わざと歩くテーブルの上
私の膝に乗せられた
天邪鬼な細い両足

思い通りにならないと
拗ねてトイレにこもるのは
相変わらず

そんな自由な君たちが
暗闇で見つけた光

便利よりお金より
ずっとずっと尊いもの

私はどうせ自分なんか
誰にも必要とされないと
思い込んでいたけど
違ったんだね

もっと信じても良かったのかな
ただ生きてて欲しいと
願ってくれた
あの人のこと

「あなたが大切だ」と
信じて待てる勇気が
あれば良かった

また会うために
寂しいけど、今日は
さようなら

神様、
君たちやあの人と
笑顔で会える未来を
信じる勇気を与えてください