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エッセイ的なもの

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Twitterで呟いた事に毛を生やしてアーカイブします。旧「一口メモ」
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メモ:mastodonの話をしよう

メモ:mastodonの話をしよう

はじめに

ここ数ヶ月でTwitterの環境は大きく変わった。
イーロン・マスク氏によるTwitter社の買収を発端にいくつかの仕様変更が行われたわけだが、買収前に寄せられていた期待を裏切り多くのユーザーにとってあまり良いものとは言えなかった。

特にTweetbotをはじめサードパーティクライアントを使用不可能にした変更は、ただ他のユーザーのツイートを見たり自分のツイートを投稿するというTwit

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エッセイ的なもの:コロナになって思い出した事

エッセイ的なもの:コロナになって思い出した事

先日、コロナのようなものに罹った。
39度の高熱、倦怠感、関節痛、咳・喉の痛み、胃腸の不調など、症状はほとんど一致している。一応抗原検査も陽性だったからほぼ間違いないと見ていいだろう。仮にそうじゃなかったとしても、同等の危険性がある感染症である事には変わりない。

会社には本当に迷惑を掛けたのに、上長には単に仕事に穴を開ける存在以上に気を遣ってくれたし、友人からはやたら救援物資が送られてきた。

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エッセイ的なもの:過去ログ倉庫

エッセイ的なもの:過去ログ倉庫

(続きではないけど関連性のある話)

わたしは数年前からフォロー/フォロワー0の自分専用の非公開Twitterアカウントを運用している。
そのアカウントのツイートのほとんどは社会性フィルターや常識、理性といった枷が外された状態での発言で、ある日常の出来事やニュースについて内心に思ったことやどういう感覚だったか、人にかけられた印象的な言葉、或いは自分が出来るだけ真っ当に生き抜くための長期的目標、人に

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エッセイ的なもの:サルベージ

エッセイ的なもの:サルベージ

先日、ブラウザのブックマーク整理をしていると、偶然わたしが2013年ごろに書いていたブログを見つけた。
ブログ自体は2007年ごろから途切れ途切れで続けていたものの、当時からわたしは人間関係リセット症候群に罹っていたので、不定期的に名前と場所を変え旧名のブログは記事データをハードディスクに保存して消す癖が付いていた筈だった。

にも関わらずそのブログは上京の忙しさで消し忘れていたのか、あるいは当時

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エッセイ的なもの:AIの食卓

エッセイ的なもの:AIの食卓

近頃、絵を描くAIが話題だ。Twitter上ではやれ人間の仕事が奪われるだとか、やれ人間が好きそうなことをやるなだとか、そんな投稿がひっきりなしに流れてくる。わたしもシステムとしてのクオリティには感心できるものの、技術の進歩に自分の仕事の不安が無いとは言い切れない複雑な心境だ。

今世間の注目を集めているAIというのは、膨大な量のデータを取り込んでパターンを学習、それを基礎にオーダーに応じて出力す

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エッセイ的なもの:厨房

エッセイ的なもの:厨房

今から15〜20年ほど前、まだSNSが世界的に普及する前で勢いのあった2ちゃんねるでは、掲示板に書き込みにくる中学生の事を「厨房」と呼んで揶揄する風潮があった。要するに「ここは大人の来るところだからガキは帰れ」という文脈で使うのだが、これは当時でも比較的年齢層の若い板ですら使われていたような記憶がある。

あれから2ちゃんねるは廃れて名前を変え、TwitterをはじめとしたSNSが普及し様変わりし

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エッセイ的なもの:Vの先を見たい

エッセイ的なもの:Vの先を見たい

先日、Vtuberグループ「にじさんじ」に所属するバーチャルライバー「黛灰」が引退したというニュースが話題を呼んだ。
理由は所謂「方向性の違い」というもので、運営するANYCOLOR社との協議の末落とし所が付けられなかったとのこと。各SNSでは別れを惜しむ声や、ANYCOLOR社の方針に対するの疑問の声、界隈の将来を不安視する声などが散見された。
わたし個人としても、特定個人の崇拝は忌避感があるた

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エッセイ的なもの:FF16とオープンワールドの話

エッセイ的なもの:FF16とオープンワールドの話

Twitterで呟いた事に毛を生やしたメモ。

FF16はオープンワールドではないとの発表に肯定的な声が多く寄せられている。

10年ほど前、TESシリーズなどを始めとした海外のオープンワールドRPGがローカライズされコンシューマー機でも遊べるようになり、PCコアゲーマー以外にも知れ渡るようになった。
その頃のネット界隈では、「欧米では自由度の高いオープンワールドが主流なのに、日本では未だに一本道

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