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個別最適な学びについて考える(61)ー水越敏行, 情報コミュニケーション教育研究会(2002)メディアとコミュニケーションの教育ーから

こんばんは!
新学期が始まりましたね!
社会人の方も,学生も,新たな一歩という形で進んでいくと思います。

色も変わって桜のピンクになりました!
まだ咲いているところが少ない中ではありますが,このような満開のピンクの桜になる前に70代の記事が書き切れればと思います。
やっていくしかないですね!一緒に頑張りましょう!

本日は「水越敏行, 情報コミュニケーション教育研究会(2002)メディアとコミュニケーションの教育.日本文教出版,大阪」です。早速読んでいきましょう!

 こうしたインターネットへの態度は,小学生と中学生とでどのように違うであろうか。
 学年により統計的に差があったのは「知りたいことがすぐ分かる」「新しいことに興味を覚えるようになる」「世の中のことがよく分かるようになる」「つかれてしまう」「考えごとをしなくなる」「さびしい気持ちをやわらげてくれる」であった。
 このうち小学生よりも中学生が多く選んだのは「新しいことに興味を覚えるようになる」と「さびしい気持ちをやわらげる」であり,後の項目はすべて中学生よりも小学生の方が高い選択率であった。
 インターネットでは,知りたいことがすぐ分かり,世の中のことがよく分かると小学生の方がみているが,新しいことに興味をもつとみるのは中学生に多く,学年があがると情報アクセスから,興味・関心を刺激するとみなすようになることがうかがえよう。学年差で興味があるのは,疲れるとか,考え事をしなくなるなどのネガティブな感覚は小学生の方に多く,また,「さびしい気持ちをやわらげる」などの情緒的機能は,中学生になると高くなることである。

水越敏行, 情報コミュニケーション教育研究会(2002)メディアとコミュニケーションの教育.日本文教出版,大阪

インターネットの強みを子どもたちも感じていることが伺えます。
学年差での違いとして小学校は世の中のことがよくわかるで,中学校では新しい興味が見つかるとなっていることが面白いと思います。
思い返してみると,中学校ではインターネットで踊ってみたとかに出会って興味を持ったな〜と。

ただ少しインターネットがこの時よりも身近になり,中学校のイメージが小学校に移って行っているのではないでしょうか?
新しいことに興味を持つことは小学校でも増えてきているのでは?ということです。

個別最適な学びの中で学習の個性化のような興味・関心を引き出すことにも関係しているかもしれません。
新たな興味を引き出せるものとしてはすごい重宝されそうです。

興味関心,知りたい情報を知れる最強の道具=1人1台の情報端末

なのでは?と思います。
学習の中でうまく使っていきたいですね!

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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