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個別最適な学びについて考える(40)ー北尾倫彦(1995)学習評価の改善ーから

こんばんは!
本日は遅い時間から投稿になります。申し訳ないです…。
そして,個別最適な学びの記事が40記事目を迎えて新カラーに変わりました。
色は紫です。次の色は何色にしようかなと思いながら,また10冊勉強しなければと考えているわけです。
まだ読みたい本はたくさんあるので大丈夫です!安心してください!

本日は,「北尾倫彦(1995)学習評価の改善.国立教育会館,東京」です。早速読んでいきましょう!

学力の捉え方
 これまでの学力論議は、学力の高さだけを問題にしてきたといえる。
”学力"とか"低い学力"という言い方もそのような学力の捉え方によるものである。
 それに対して、これから学力を問題にする際には、学力の量よりも質に目を向ける必要があろう。なぜならば、変化の激しい社会で主体的に生きていくためには、学校教育の中で多様な能力や資質を育成しておく必要があるからである。1つの種類の学力だけではそのような社会を主体的に生きていくことができないからである。したがって、主体的に生きるのに役立つ学力かどうかを質的に見る目を持たなくてはならない。
 これからの社会は生涯にわたって学び続けなければよりよく生きることができない社会である。したがって、学校においては自ら学ぶ力を育成することに教育の目標を置かなければならない。いいかえると学力の見方を変えることが求めれるのであり、点数で表される知識の量だけを学力としてとらく、どのような質の学力が自ら学ぶ力になるかという立場問題にすべきではなかろうか

北尾倫彦(1995)学習評価の改善.国立教育会館,東京

さらに求められていることが書かれています。
今は自立した学習者とか,能動的に学ぶ学習者とかでしょうか。
そういう人を育てるためには,教師自身もその視点で学習を評価していかなければいけません。
当然,知識・技能を身につけていくことは変わらず重要ですが,目を向けていかなければいけないのは,学習の質ですね!

私たちが寄り添えるのは義務教育(先生がいるのは高校くらい)までであり,大学からは自分自身で学びたいものの意欲が強くなります。
大学でも先生がいて教えてくれますが,基本は自分で学んでいくスタイルだと思います。その時に能動的に学ぶことができる児童を育てたいですよね!

学習の仕方と言われる学習方法,あるいは学習方略はどちらに当てはまるでしょうか。
きっと能動的に学ぶ時に必要な質の面に向けられると思います。
私たちが何を目指すかによっても授業のスタイル,評価のスタイルは変わっていきそうですね!

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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