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不安から解放されなかった就職活動|ライフキャリアコーチへの軌跡(1)

遡ると生まれてからずっと両親・家族・先生・部活・習い事・・・など他人から与えられた課題に取り組む日々を過ごし、大学3年生で迎えた就職活動。やらなければならないことをこなすのに精一杯で、自分で選択する練習をしてこなかった私にとって「新卒就活」は「正解が分からない不安感に強く悩まされるイベント」でした。周りから「なんで嬉しいはずの内定をもらって悩んで泣いてるの?」と聞かれるくらい「内定=選択肢が増えて不安が増幅する要因」という方程式が自分の中にでき、選ぶことへのプレッシャーに押しつぶされていました。

その時期は、少しでも選択肢ができると「じゃあ選ばなかった方が正解だったらどうしよう」と不安が次々に生まれたり、みんなと同じように就活イベントに参加している状況を疑問に思って「実は会社に入ること以外の道もあるのではないか」と、当時の自分にしてはユニークな考えが浮かぶこともありましたが、その瞬間、覆いかぶせるように「一般的に正しい道に行かないと怖い」という激しい気持ちでかき消されたり。常に頭の中が騒がしく落ち着かなくてカオスな状態でした。

「自分は何をしたいんだろう」その問いに対する答えが最後まで出ないまま過ぎた新卒就活。そんな中でもご縁があった会社に入社し、不安な気持ちのまま社会人生活が始まりました。しかし、入社したらすぐに目の前の覚えることで精一杯で深く考える暇もなくなって、また、新しいことを学ぶのがとても刺激的で、色々なチャレンジする場も与えてもらい、気付くと不安な気持ちを忘れるくらい本当に楽しく忙しく働いていました。

そんな充実感を感じていた間も、時に「あれ・・・私って子供のとき海外で働きたかったよな、でもまだ日本にいるな」という声が突如頭の中に現れることがありました。でもその瞬間に悩むことを拒否するかのように「いや、今が楽しいからそれでいっか!」とその声を聞き流す思考回路。結局、社会人になっても子供の頃のように他人(ここでは会社)から与えられるがまま、精一杯に目の前のことに向かう日々を過ごしていたし、その状況を無意識に求めていたような気がします。「他人から課題を与えてもらう」という自分にとって長年慣れ親しんでいた構図に身を置くことに安心を求めていたのかもしれません。

次に続く・・・


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