マガジンのカバー画像

雑記

22
日々の出来事で感じたことを残しています
運営しているクリエイター

2019年10月の記事一覧

大好きなイラストレーター、和田誠

大好きなイラストレーター、和田誠

小学生のころ、講談社の文庫を買うと挟まっている、マザーグースのしおりが好きだった。
ちょっとヒヤリとするような、独特の怖さを持ったテキストと、なんだか間の抜けたイラスト。「こんなの私でも描ける」と奢った気持ちでいたけれど、なんだか忘れられない。みればみるほど、なんだかおかしくなってくる。しおりが挟まっていると、なんだか嬉しい。そのイラストを手がけているのが和田誠というイラストレーターだと知ったのは

もっとみる
言葉のヴェール

言葉のヴェール

小〜中学生のとき、本を読むのが好きだった。今も好きだけれど、読むスピードが今の500倍くらい早くて、読む量もいまの5000倍くらいだったと思う。上海にいるころは家でテレビが観れなかったから、娯楽は紙の上に集中していた。

そのとき、その紙の上には読んでいても分からない漢字や、表現がたくさんあった。同じ表現が出てくるうちに、なんとなく読み方に検討がついてきたり、意味をなんとなく捉えてみたり。けど、そ

もっとみる
しあわせのかたち

しあわせのかたち



幸せの形は幾多とあれど、
そのうちの一つはきっとタマゴサンドの形だろう
そしてその隣はクリームパンで
そのはす向かいはドイツパン
そのまた後ろにはチョココロネの形をしたしあわせが並んでいるに違いない

...なんて、パン屋に行くと必ず考える。
店々によって、パンの形、つまりしあわせのかたちは、必ず変化する。定義もサービスも。

何をもって幸せか、そんなこと考えても毎日変わってしまいそうだけれど

もっとみる
増税初日、キッチン南海の定食

増税初日、キッチン南海の定食

消費税が10%になった今日、昼過ぎに友達の家で起きた私は未だ大して伸びていないパスタのnoteのテキストをまとめながらうだうだして、そのまま友達とお昼ご飯を食べた。

そこは昔ながらの洋食屋さんで、神保町でとても有名なお店の分店らしい。どうりで聞いたことがある名前だった。

私たちの注文したメニューを調理し終えると、店主は黙々とキャベツを刻みだした。私たちもそれぞれ箸を動かしながらうまいうまいと生

もっとみる