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愛のビリーズブートキャンプ

私はどうやら、愛が重い。
自分では全く思わないのだが、自分以外の人が全員口を揃えて言うのだから、
おそらく愛が重いのだろう。

私には好きなタイプなどなく、好きになったらその人がタイプになる。
自分と同じ身長の男性と付き合うと、
『やっぱり男の人は、背が低くなきゃね。
背の高い人なんて威圧感あって絶対にイヤ!』となり、
付き合う相手によって、

『やっぱり男はスポーツ万能じゃなきゃね!』
『やっぱり男は、スポーツより頭脳よね!』
『やっぱり男は、頭脳より発想力よ!』

と、好みのタイプが次々と変わるのである。

変わらないのは、私の愛の重さ。
ようこそ、愛のビリーズブートキャンプへ。
連続投下される愛の爆弾に生き残れたものはいないらしいが、
さて君は耐えられるか。

バレンタインに手編みのマフラー?
そんなの当たり前。
お誕生日に、手作りケーキ?
それは鉄板でしょ。

プレゼントは、愛を込めた手作りが一番!
愛のビリーズブートキャンプでは、手作りプレゼントであなたを瞬殺します。

お揃いの手編みのセーター、お揃いの手作りパジャマ、
あなたのために作務衣も縫いました。もはや職人。
出かける時には、手作り弁当。作ったお弁当は、写真を撮ってプレゼント。
『弁当の写真なんか、いらん。』と言われたけど。

ヘイ!もう瀕死じゃないか!
あきらめるな、ネクストステージだ!

紙粘土で、私の人形を工作。
会えないときは、これを私だと思ってね。

目覚まし時計 (私の声入り)。
『おはよう!朝ですよ!起きて〜!』
毎朝、愛のアラームが鳴るわ!

ワインを買って、手作りラベル。
ほら。ワインの中の二人も笑っているよ。

グッジョブ!いい調子だ!
ラストステージは、愛の点描画!
ひたすら『・』を打ち続けるのは、どれほど辛かったか。
手がもげそうになりながら『・』を打ち続け、
ようやく出来上がった、彼の笑顔の点描画。
あぁ。あの力作、今はいずこへ・・・。

オーケー!愛のビリーズブートキャンプはどうだったかな。
なに?除隊したい?
うーむ。ブルータス、おまえもか。。。

よく聞くがいい。
愛というのはね、どれほど相手を想い、
どれほど相手を思いやり、どれほど相手を、、、

お!そこのキミ。キミなら耐えられそうだ。
愛のビリーズブートキャンプに入隊してみないか?

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