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マネジメント論

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マネジメントについて現場でもがいて編み出した知見をまとめてます
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#日経COMEMO

テレワークの孤独感を掘り下げると、帰属意識にたどり着いた

テレワークの孤独感を掘り下げると、帰属意識にたどり着いた

#日経COMEMO  から、#テレワークに効くコミュニケーション というお題が出ています。

当社も、ここ1年半ほどコロナ対策としてテレワークをほぼ100%実施し、昨年末は50%50%くらいまで戻しました。オフィスの座席数はリノベーションにより50%まで落としていますので、以前のような出社前提の働き方に戻ることはありません。(ちなみにフリーシートなので自分の専用の座席もありません)
テレワーク100

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会議室という物理的制約が外れて実装が加速する #テレワークで上げる生産性

会議室という物理的制約が外れて実装が加速する #テレワークで上げる生産性

#テレワークで上げる生産性  というテーマが出ています。テレワークで生産性が上がったか。2020年~2021年に1年半近く90%超のテレワークを徹底していた私の結論は、「はい、上がりました」です。

一番大きいと思ったのは、会議室のキャパシティを超えてミーティングが設定できること。2020年3月からテレワーク主軸にした私の組織。5月ごろには「仕事が進むスピードが早くてめちゃくちゃ体力を使う」という声

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ジェンダーギャップが解消されるとどんな職場になるのか ~日経新聞Women@Workによせて

ジェンダーギャップが解消されるとどんな職場になるのか ~日経新聞Women@Workによせて

9月7日(月)日経新聞 Woman@Workの記事をしみじみと呼んだ。安倍政権の8年間のダイバーシティの取り組みが網羅的に紹介されている。

記事によると女性の就労人口やM字カーブの解消には大幅な改善がみられたとのこと。確かに、8年前と比べると時代の空気も相当変わったように感じる。一方で、女性管理職比率や国会議員比率、所得差の解消は遅れており、ジェンダーギャップ指数は2012年の101位から201

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テレワークのハードルを越えるには先入観を外すのが大事

テレワークのハードルを越えるには先入観を外すのが大事

今日は、日経comemo 主催のオンラインセミナーに参加しました。

テレワークのハードルは、自宅の環境面、労働法制やセキュリティ、古い慣習など、様々なものがあります。テレワークは非常に身近なテーマなので私もノートに記事を書いたりしていますが、こういったイベントで普段と違う視点からいろいろな人のコメントを聞けるのは非常に楽しかったです。

簡単ですが、イベントの中で印象に残ったエピソードをピックア

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管理職をなくすと何がおこるか ~日経新聞連動企画 #管理職は必要ですか

管理職をなくすと何がおこるか ~日経新聞連動企画 #管理職は必要ですか

#日経COMEMO の日経新聞連動企画「 #管理職は必要ですか 」というお題について、実際体験した「管理職が(ほぼ)いない状態」を書こうと思う。30人くらいの事業部で、本来4-5名の管理職のポストがあったのだが、とある事情があり、ある管理職の枠は空席になり、ほかは全く別組織の仕事を9割近くやったり、という状況が一年くらいあった。もともといた管理職がいなくなったとき、どのようなことが起こったのか。

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「ジョブ型雇用 日本の論点(下)」〜 ジョブ選択のトライ&エラーに寛容に

「ジョブ型雇用 日本の論点(下)」〜 ジョブ選択のトライ&エラーに寛容に

日経新聞8月28日朝刊の記事について、前回に引き続き書きたいと思う。

ジョブ型雇用というと、雇用の流動性がどうしてもセットになる。旧来型の日本型雇用体系の企業でジョブ型雇用が検討されているのは、社内にないスキルセットを外部から取り込まない限り競争力を保てない、という危機感が背景にある。また、年功序列、ゼネラリストを前提とした報酬体系では、貢献やポジションの市場価値よりもオーバーペイになる人員と、

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「ジョブ型雇用 日本の論点(上)」~ジョブ型でも育成は必要

「ジョブ型雇用 日本の論点(上)」~ジョブ型でも育成は必要

日経新聞8月27日朝刊の記事について感じたことを書こうと思う。

私自身は長いこと外資系で働いていて、ジョブ型雇用の世界にどっぷり浸っているので、ジョブ型雇用に対して不必要な恐れや誤解があるという風に感じることが多い。記事によるとジョブ型雇用の全面展開をためらう企業もあるという。

記事にあるとおり、日本型雇用の象徴的な育成方法はジョブローテーションを通じてゼネラリストを育成するというものだ。一方

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