管理慣れ
「夢」を持たせよう、語らせよう、という角度からの教育を見ながら、なんとなくモヤッとしていた。
夢って「持て」って言われて持てるもの?
優しさって「優しくなれ」って言って得られるもの?
「こうすべき」「するのが普通」ってが溢れ過ぎて、子どもたちは夢を語る時も大人に尋ねてくる。
小学校英語で将来の夢のスピーチを作る時
「先生、夢はこれでも良いですか」
「は?!」
誰かに認められて初めて自分の夢を語ることが許されるのか、と心底驚いたから変な対応になってしまった。
「お茶飲んで良いですか」
「トイレにいっても良いですか」
「席立っても良いですか」
「〜くんが席立ってるけど良いんですか」
他の場所ではその場所のルールに従って欲しいけど、私の教室では全部自分自身に聞いてください。それから、人の行動はその人なりに理由があるはずだから、一旦その人に任せてあげようか。
急にいなくなったらビックリするから、一応いなくなる時は教えてね。席立つ時は、自分のタイミングで良いけど人がホワイトボード見えなくなったり困ったりしないような配慮だけお願いします。
日々の積み重ねの上に「この夢でも良いですか」があるなら、私は週に一度だけ、ちょっと違った体験を贈りたい。
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