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摂食障害とパン作り

チューブ吐き辞めて1週間とちょっと経った。過食嘔吐出来ないようにチューブ捨てたのと、元々指吐きがちゃんと出来ないから強制的にご飯を食べれている。
今までの代償で、
・少しでも食べたら吐いてて吸収がほぼ0kcalだったから胃が働いてくれなくて消化不良でお腹がエイリアンみたいにぽっこりしている
・下剤の乱用で腸が動いてくれず、排便が出来なくて下腹が張ってて痛い
・今まで吐き出してたから少なかった胃液が増えてきて逆流してくるようになってムカムカ苦しい
・全身が浮腫みすぎて痛いから上手く歩けないのと、特に脚の浮腫みが酷すぎて目も当てられないほどにグロい肉割れが大量にできる
・代謝が異常を起こしてるのか常に微熱があって汗が止まらない
等々の弊害が出ていて正直メンタルは既にボロボロ。

でも我慢するしかない。というか我慢するしか方法がない。
自分の体の変化から気をそらすために手捏ねパンを作るようになった。きっかけはネットで知り合った同じ摂食障害と戦ってる子がパン作りをしているのを見て、「そういえば自分ってお菓子は作るけどパンは作ったことなかったな」と思ったので躁状態の勢いで抹茶とさつまいものベーグルを作ってみた。

た、楽しすぎる………パン作りってこんなに楽しいものだったのか。すぐに図書館に行ってパンについての本を借りまくって勉強をした。
まずは生地作りの基本をマスターしなければな、と今は手捏ねの練習をたくさんしてる。室温や発酵温度などもいろいろ試行錯誤しながら作ってみるのは大変だけどすごくやりがいがある。ひょんなことからパン作りの沼に落ちた私の作品をちょっとだけ見て頂けたら嬉しいです。


初めての製パンはベーグル。中にさつまいもの甘煮を入れた生地。
ころんとしてて可愛い。
成型がうまくいかなくて少し歪な形。
ベーグル作った日の夜にそのままの勢いでパウンド型の食パンを焼いた。
父親に「ベーグルみたいな硬めのパンにあんことホイップクリーム入れたら美味しいだろうな」と言われたので作った。
かぼちゃのカレーパン。
少し大きく作りすぎちゃった
片面少し焦がしたけどとんでもなく美味しかったです。
『アルプスの少女ハイジ』に出てくる白パン。
シンプルな生地なので手捏ねの練習になりました。
フィリピンでメジャーなパン、パンデサルを作った。
母親がフィリピン人でリクエストを受けたため。
蜂蜜シナモンロールwithレモン果汁アイシング
中に折り込むシナモンペーストにとろみを足したかったから蜂蜜を入れたら大正解だった。
午前中に2時間かけてキッチンの室温と湿度を適正に調整した甲斐があったのか過去最高に綺麗なグルテン膜と発酵具合だった。


外さくさく中もちふわのメロンパン。

まだまだ作りたいパンたくさんあるし、製菓製パン専門学校の通信課程に興味が出てきてパンフの取り寄せまでしてしまった。
上手く食べることが出来ない病気だったけど手作りパンはあまり罪悪感無く食べれる。過食嘔吐を辞めたおかげでパン作りに出会えて良かった。

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