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海外ノマド×動画フリーランス3年目突入。いままでと、これから。

アルゼンチンからこんにちは、namiです。

(この挨拶、なんとなくで始めたけど、けっこういいな!
見返すとどこにいたかわかるし、その時の生活を思いだす。)


気づけば日本を飛び出して2年。
海外ノマド3年目に突入しました。早いな〜。

ということで今回は、今までの海外ノマド生活の振り返り、今考えていること、そしてこれからどうするか、みたいなことを、思うがままに書いていきたいと思います。備忘録てきな意味も込めて。


関連記事もぜひ読んでね:
海外ノマド動画クリエイター 2年目のホンネ。


私の価値観、考え方、ノマドしてて思ったことや、海外おもしろエピソード、びっくり体験などを詰め込んだ、3年間の集大成記事!みたいになったので、ぜひお暇なときの読み物にでもしてください。


ではでは!


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まず最初に、住んだ場所(滞在した場所)をまとめておきます。


【住んだ場所のまとめ】

1年目:ケアンズ(オーストラリア🇦🇺)→ブリスベン(オーストラリア🇦🇺)→ゴールドコースト(オーストラリア🇦🇺)

2年目:ゴールドコースト(オーストラリア🇦🇺)→ベオグラード(セルビア🇷🇸)→エレバン(アルメニア🇦🇲)→パリ(フランス🇫🇷)→レイキャビク(アイスランド🇮🇸)→アイスランド全土一周🇮🇸→トロント(カナダ🇨🇦)→アトランタ(アメリカ🇺🇸)→ブエノスアイレス(アルゼンチン🇦🇷)→サンフアン(アルゼンチン🇦🇷)

3年目:今、メンドーサ(アルゼンチン🇦🇷)


こう見ると、なかなか移動したな〜。

てか気づいたら、世界一周したんだな。

世界は広いようで狭い!


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(たぶんパリ→アイスランドのフライト、窓から)


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それでは、まずは今まで2年間の、ざっくりした振り返りを。


1年目(2020年)

ハイライト
・パートナーと一刻も早く暮らしたい一心で、大学卒業前に日本を飛び出す
・ケアンズ着、ワーホリらしい仕事をしてみるが、とにかくつまらない
・パンデミック到来、ローカル達も仕事を失う中、当然仕事をなくす
・メンタルやられながら、引っ越しを繰り返してみる
・気分転換のつもりで行ったゴールドコーストを超絶!気に入る
・帰りの電車で、運良く動画制作の仕事をゲット(運命的)
・次の週には家を見つけてゴールドコーストに引っ越す
・仕事しまくる
・オーシャンビューのアパートに引っ越す
・仕事しまくる


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(ケアンズのオーシャンビューアパート)


と、1年目はこんな感じだったな〜。

もう遠い昔のことのように感じるけど、たった2年前なんだなあ。

パンデミックと重なったこともあって、一時期はかなりメンタル不安定で、どうなることやと思ったけど、辛抱強く支えてくれたパートナーに心から感謝。


でもパンデミックのおかげで、運良く動画制作の仕事をいただけて、そこから「動画制作のフリーランスとして食べていく」という道が開けた。

どっちにせよ家にこもるしかなかったし、その期間に家にひたすらこもって仕事できて、フリーランスのベースができたから、なんなら完璧なタイミングだったな。うまくできているもんだ。

波はありつつも、1年目で、「あ、これは生活していけそう」という感触が掴めたのはすごく良かった。何より、「あれ、これって世界のどこでも仕事できる。海外ノマドになれるじゃん!」と気がついてしまった。


とはいえ1年目の時点では規制が厳しくて、旅行できそうになかったので、オーストラリアでおとなしく過ごす日々。

ただ、1年目の半分過ぎたころに引っ越したオーシャンビューのアパートがあまりに良くて、(ビーチから徒歩1分、中心地ど真ん中、プールサウナ付き、最上階31階)動けなくなるには最高の場所だな、とも思ってたな。


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(ゴールドコーストのオーシャンビューアパート)


ゴールドコーストという街自体も好きだった、穏やかな気候と、美しい自然、リラックスした雰囲気。ビーチタウン、また住みたいな。


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(ゴールドコーストの朝焼け、贅沢だったな〜。)


そんなこんなで1年目。

大変だったけど、今のデジタルノマド生活ができる基盤の1年、始まりの年。踏ん張って考えて悩んで頑張って、大きく成長した1年。


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2年目(2021年)

ハイライト
・1年半過ごしたオーストラリア脱出!
・ワクチンを求めて飛び回る
・旅行、旅行、旅行!
・パートナーと婚約、結婚
・パートナー家族とアメリカでゆっくり過ごす
・アルゼンチンのパートナー親戚とゆっくり過ごす


2年目は、まさに「ノマド」を実現した1年だった。

オーストラリアでワクチンを打つ予定だったんだけど、その予定がかなりずれ込んでいて、かなり先になりそうだった。

から、私たちは、「陰性PCRのみ、ワクチンなしで入れて、外国人にもワクチン打ってもらえる国に行こう!」という作戦に。我ながら、フットワーク軽いな。だからノマドなんだけどさ。


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(ガラガラのブリスベン空港、飛行機も1列独り占めできた)


ネットで集めた情報をもとに、まずは東欧のセルビアへ。空港で止められたりして、ドキドキモーメントはいくつかあったけど、なんとか入国。

満を辞して、ワクチン接種会場にいくと…

「外国人には、打てません」

ガーン。まじか。なんのためにここまで来たん。


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(弾丸旅行になった東欧セルビア、ロシアな雰囲気のヨーロッパ、って感じ)


アパートに帰宅し、また情報収集。ヘコたれてる暇なんてない!と、必死に情報を集めた。

したら、Facebookの海外ノマドのグループで、

「アルメニア来なよ、誰でもワクチン打ってもらえるぜ!」

みたいなコメント(たしかジョージアに住んでるロシア人だったかな)を発見。

パートナーに報告。色々公式情報探してみたけど、なかなかそれらしいものは見つからなかった。

「とりあえず行ってみる?」

今から終電で渋谷に飲みいく?みたいなノリで、5分後くらいには航空券予約してた。恐ろしいフッ軽さ。


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(3ヶ月弱住んだアルメニア、エレバン)


そして数日後にはアルメニア到着。

セルビアでPCR受ける時間がなかったから、到着時に空港で受けることにした。

警備員みたいな人に連れて行かれ、ブースに入り、swab(鼻に棒をグリグリされるやつ)を受ける。

その後、まだ結果出てないし、隔離のホテルとかに連れていかれるのかな?と思いきや、まさかの野放し。

しかも…結果はいつまでたっても来なかった。なんだったんあれ、スキャムやん。


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(エレバンのアパート、近くの中国料理屋さんに毎日のように通った)


そんなこんなでアルメニアには2.5ヶ月くらい滞在。

アルメニアで大変だったのは、東欧では多くの場合、第二言語は英語じゃなくて「ロシア語」だから、とにかくコミュニケーションがうまくいかないこと。

Google翻訳さまさまで、時には半ギレのナースにアルメニア語で怒鳴られながら、無事にワクチン2本ゲット。ありがとう、アルメニア。


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(アルメニア→パリはウクライナ航空で飛んだ、チケット印刷にお金取られるという徹底的LCCぶり。キレそうになったのを必死に抑えた。)


そこからは、とにかく移動!移動!移動!な日々。

もともと9月に、ハワイでパートナー家族と会う予定があったので、それに合わせてワクチン含め色々調整してた。

アルメニアのあとは、パートナーが

「アイスランドの火山が噴火してるらしい!行きたい!」

と言うので、オッケー行くかーと、アイスランド行き決定。


ただアイスランドは、「ワクチン2本目打ってから2週間待たないと入れない」みたいなルールだったので、今でもアルメニアを飛び出したかった私たちは、

「その前どこ行く?」

という話に。そしたら私が、

「せっかくヨーロッパ行くなら、パリの親友に会いに行きたい」

と伝えて、フランスなら問題なく入れそうだったので、すぐ航空券予約。

アメリカ留学時代に同じ寮に住んでたのがフランス人の子で、めっちゃ仲良かった。その子に会いに、数日間フランスに。


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(パリ、「どうせ観光地だろ〜」とあんま期待していなかったんだけど、予想に反して超絶気に入った!とにかく美しい街。)


てな感じで、アルメニア→フランス→アイスランドを満喫。

アルメニアの物価が低かったのもあり、パリとアイスランドの物価の高さに目玉飛び出るかと思ったけど、すっごく楽しかった。

思い出に残る数週間になった。


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(首都レイキャベクは、北欧らしく可愛らしい街並み)


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(アイスランドの硬貨クローナ、絵柄がめちゃかわ。。)


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(アイスランドといえば、温泉。日本の人の私にはたまらんかった、最高。)


で、アイスランドはもともと5日間滞在する予定だった。

当時のアイスランドは、ワクチン打ち終わった(特にアメリカからの)観光客が殺到してるらしく、レンタカーの値段が高騰していて、特にキャンパーバンは「ホテルに泊まった方が安い、しかも同額出せばかなりいいホテル泊まれる」みたいな謎の状況に。

でも、「5日間だし」と、とにかく存分に大自然を満喫するために、キャンパーバンを借りて、移動しまくり、行きたいところリストを制覇しまくった。


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(ホテルより高かったキャンパーバン)


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(アイスランドの火山、しばらく活動なかったらしいんだけど、超運良く噴火してくれた!一生の思い出。)


そして5日間が終了。空港到着。

チェックインしようと、アメリカ行きの便の列に並ぶ。みんなおんなじ、青色のパスポートを持っているように見える。私のは赤。特に気にせず、自分の番が来るまで待つ。

自分の番が来る。すると、

「あなたは乗せられません」

と言われた。え、なぜに?混乱。


まさか、と思いながら、指定されたWebサイトを見ると、

「〜〜〜大統領令により〜〜〜シェンゲン協定国に2週間以内に滞在していた人は、アメリカ国民以外入れません〜〜〜」

要約すると、こんなことが書いてあった。あちゃー。

その時まだパートナーとはフィアンセ同士だったので、「結婚してます」という証明もできず。エアラインの人と張り合うも、説得失敗。

ハワイには翌日から約2週間滞在する予定だったので、アイスランドから他の国に飛んで、2週間待ってそこからハワイ、という手段も取れず。

私たちがアイスランドの大自然をかなり気に入ったこともあり、結局、アイスランド旅延長!ということになりました。


てな感じで始まった、アイスランド旅第二弾。

運良くFacebookグループで見つけた、1ヶ月$450の車を借りて(奇跡)、アイスランドをぐるっと一周しました。いや〜楽しかった。

オーロラは残念ながら見られなかったけど、あらゆる観光スポットを制覇して、移動しまくった1ヶ月。


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(大自然が大切に守られているアイスランド。綺麗だったなぁ。)


そこからはいよいよ北米。やっとの思いでたどり着いた。カナダのトロントに飛び、入国のルールを満たすために2週間滞在。ほぼ観光しなかったけど、カナダもいいところだったな〜。


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(一応行っとくか、と観にいったナイアガラの滝)


そして、無事にアトランタ到着。パートナー家族と会えた!

ビザのマックスの3ヶ月、パートナー家族や親戚と、ゆっくりquality timeを過ごした、豊かないい時間だったな〜。


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(アトランタのパンプキンパッチ)


ぜんぜん予定はしてなかったんだけど、

「せっかくアメリカいるし、結婚しとく?」

ってことで、突然結婚。いずれはすると思っていたけど、うまくいく人とはこんなにトントン拍子で物事が進むんだな〜なんて思ったり。幸せなこと。

式は2023年くらいにバリでやる予定だけど、とりあえず書類関係だけ済ませて、officialな関係になった。


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(パートナー実家のネコ、ロキとサキ。恋しい!)


そんなこんなで12月。

夫家族と早めのクリスマスを楽しみ、次の目的地はアルゼンチンに決定。

夫家族の親族がアルゼンチンにいるので、「地球のこっち側にいるし、行っとく?」という例の軽いノリで、ブエノスアイレス行きの航空券予約。


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(大都市ブエノスアイレス、スペインぽい街並み)


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(アルゼンチンの田舎、ワイン畑がそこら中にある。のどかで穏やか)


そこからアルゼンチンを移動しながら、いろんな親戚に会いつつ、今はメンドーサという世界的なワインの産地!の都市に住んでいます。


…と、ここまでは、海外ノマド2年目(2021年)の振り返りをざっくりしてみました。

ここから、思考の部分、2年海外ノマド×動画フリーランスをしてみて、考えたこと、みたいな話をまとめていこうと思います。


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【考えたこと】
①2〜3ヶ月は1拠点
②家探しのプロ
③海外ノマドと仕事
④旅×SNS
⑤機材への投資
⑥価値観


ひとつずつ書いていきます。


①2〜3ヶ月は1拠点

上に書いたように、2年目となる2021年は、まさに「ノマド」、頻繁に移動した1年になりました。

時には毎日ホテル暮らしだったり、1週間くらいしかその国にいなかったり、そんな生活は、とにかく「バタバタ」する。

「毎日家(となる場所)が変わるとやっぱり落ち着かないし、なんとなく心が休まらないな〜」と感じることがよくありました。


もちろん、楽しいっちゃ楽しい!一切飽きないし、常にワクワクしているし、毎日それこそ旅行気分。

でも、私の場合は、いわゆる「旅行」をしてるんじゃなくて、その移動しながら生きる日々自体が、「暮らし」なわけで。だから「暮らし」と「旅行」が変に混ざっちゃった感じ。言いたいこと伝わるかな。


要するに、「いつもの馴染みの家に帰ってきて、ほっと一息、のんびりリラックス」みたいのができなかったわけですね。頻繁に移動をしすぎちゃうと。

だから一時期ちょっと疲れちゃって、この後も書きますが仕事にも集中ができず、「移動するにしても、2〜3ヶ月は一拠点に家をもつほうがいいな」と感じたわけです。

拠点がそこにあるからって、移動できないわけでは全くなくて、小旅行とかは全然できるしね。そっちのほうが断然安くすむし、心も健康だし、バタバタしないし、仕事も捗る。そう気付いた。


てな感じで夫に話したところ、彼もおんなじようなことを感じていたみたいで、「今後は2〜3月ごとの拠点がえにしよーね」と合意しました。これが1つ目のお話。


②家探しのプロ

ふたつめは、「ノマドして頻繁に拠点帰ると、どんな家が自分達にベストか、どんどん明確になっていくよ!」って話。


例えば、オーストラリアで一時期住んだ家は、とにかくパーティーの音楽がうるさかった。私は自分のコントロールできない音が大嫌いだとわかり、そのあとは「絶対にパーティーエリアには住まない」「近隣エリアの雰囲気を、入念に確認する」ことを覚えた。


あとは、キッチンは、なるべく大きいほうがいい。ホテル暮らしで何がいちばん辛かったか?って考えたら、たぶん、「料理ができないこと」だった。外食ばかりだと、なんというか「生活感」がなくて、変にストレスが溜まった。私の場合。

キッチンネットって呼ばれる、必要最小限の小さいやつもダメ。フルキッチンで、きちんと自炊して、栄養を摂る。そうすると身体の調子やメンタルが全然違う!ってことも気づけた。


部屋のつくりで言えば、スタジオ(バスルーム以外ぜんぶ繋がってる部屋)は私たち夫婦には向いてない。夫が夜更かし好きで、夜中に仕事したりするので、早めに寝たい私はPCとかの音がカタカタうるさくて寝れない。ベッドルーム別は、お互いのために必須。

あと大事な立地、近くに何があるといいか、逆に何は必要ないか、どういうエリアが私たちの好みなのか、分かった。スーパーがこの距離内にあるといいとか、公園があるとプラスとか、都会のど真ん中は嫌とか。


そんな感じで、どんどん自分達に必要なものがみえてくるわけです。

私はこれが超重要だと思ってて!

家って、暮らしに直結するから、幸福度とかにもろに関係してくるはずで。その家を選ぶ時に、「これは必要」「必要じゃない」っていう項目が明確に分かっていれば、ネットで見る段階で振り分けが簡単にできる。選ぶ精度がどんどん上がる。そして定住するとき(めっちゃ大事)にはヤバいミスをしなくて済む。

だから「自分たちにとってベストな住環境を、効率良く選ぶスキル」はすごく大事だと思うのです。頻繁に家を変える私たちノマドの場合は特に。


この「家選びスキル」が身についたのは、海外ノマドの大きな収穫。これが2つ目。


③海外ノマドと仕事

3つ目は、仕事の話をちょろっとしようかなーと。


先に言うと、超頻繁に移動していた時は、最低限働いてはいたものの、生産性がめちゃ低く、「こりゃまずいな〜」と思っていました。

日々移動で忙しいから、まとまった時間が取れず、必然的に細切れで作業することに。結果あんまり集中できず、気持ちの面でも仕事を楽しめず。私の場合は、「超頻繁に移動しながらの仕事はもうしたくない」と感じました。


これは①の「2〜3ヶ月は1拠点」って話にも繋がるんですが、やっぱり仕事するときはする!旅行する時はする!休む時は休む!遊ぶ時は遊ぶ!と決めて動いた方が、生活にメリハリができるし、メンタルも安定するし、当然仕事も集中できて生産性が高まる。それを実感したんですね。


でも今まで、おかげさまで、「海外ノマドしてるから、仕事が途切れる、断られる」みたいなことは今まで一回もなく、クライアントにはすごく恵まれているな、と感じます。

そういうクライアントしか選ばないから、っていうのもあるけど、私にずっとお仕事をくださる方々には本当に感謝。


とはいえ、私もまだまだ「海外ノマド」という理想のライフスタイルと、「生活を支える&自己実現&社会性維持の仕事」のバランスは、まだまだ研究中です。

ありがたいことに収入はゆるやかに上がりつつ、労働時間は短くなりつつ、自由度と幸福度の高い毎日を過ごしています。

これからも、理想のライフスタイル、ワークライフバランスを実現させるべく、日々色々考えながら実践していくつもりです。


これが3つ目の話。


④旅×SNS

これはあんまり海外ノマドとか、フリーランスとか、そういう話ではないんだけど、いい機会だから書いておこうかなと。


私はこんな生活をしているので、会う人会う人に

「YouTubeやらないの?!」
「インスタ教えて!!」

って言われます。

「海外ノマド」と聞くと、動画のたびに新しい国にいるYouTuberや、キラキラした旅インスタ、みたいなのが思いつくからでしょう。確かにそういうイメージはあるよね。


でも、私はインスタもYouTubeもやっていません。かろうじて情報収集と知人と繋がるツールとしてFacebookと、Twitterをやっていますが、Twitterに関しては、何度やめようと思ったか、数え切れません。笑

しかも私のTwitterは、SNSの本来の使い方であろう「人とつながる」ためというよりは、考えていることや思考の垂れ流し、備忘録、あとは行った場所の写真を載せておくと後から見返せて便利だな〜くらいの気持ちでやっています。日記かよ、ってね。笑


SNSは苦手です。まずは私の性格で、人と比べやすいこと。落ち込みやすいこと。あとは情報が多すぎて、自分が飲み込まれてしまう感覚が嫌。時間を無駄にしている感がすごい。人がおおすぎる。

そんなだから、旅系のインフルエンサーSNSなんて、向いていないし、やろうとも思わない。あと、私生活とネットが混ざるのが怖い。「有名になりたい」なんて気持ちは1ミリもないし。ひっそり自分の人生を楽しみたい。

あとはやるとなったらお金を稼ぎたいし、ビジネス的に戦略をもってやらなきゃいけないとは思うけど、ビジネスとプライベートが混ざるのも嫌だ。夫との関係も、なんかギスギスしそうだし。


「このYouTubeのカットを撮るために、ここに行く」
「インスタに載せる写真をとるために、これをする」

SNSにのめり込むと、日常生活の中で、こんなことが起きてくると思うんです。そうやって過ごしているとなんだか、「本当の自分」「本来の自然な欲求」みたいなのが、徐々に失われていく感じがしませんか?

「SNSで他人に見せる自分」を作るために、「リアルの自分」がいる?みたいな。本当の自分がだんだん失われていく感覚。少なくとも私はインスタをやっている時にうっすらそんな恐怖を感じたので、だいぶ前にやめました。


わたしはもっと、現実の自分、生身の自分、リアルな私の人生、に集中したい。他人のいまなにしてる?じゃなくて、自分がどうしたいか。何をしたいのか。それを徹底的に考えて、努力したい。

SNSとかネットの情報とか、他人に影響されず、自分の内側からくる本来の「欲求」みたいなのに耳を傾けて、それを満たしていきたい。

他人に承認やいいねを求めるんじゃなくて、なんなら自己満足で生きたい。そっちのがよっぽどヘルシーで、幸せになれると思うから。


そんなこんなで、バタバタ書いていたらなんだか私の「SNS論」みたいな話になっちゃったな。笑


海外ノマドしてきて、息を呑む大自然も、美しい街並みも、映画のような絶景も見た。東京で働いてたんじゃ、絶対できない経験もたくさんした。

でもそれは、他人に見せびらかすためのものじゃなくて、自分とパートナーだけの特別な体験、大切な宝物。自分の子どもには話して、見せてあげたいな。そんな感じに思っているわけです。


ということで、4つ目は個人的な「旅とSNS 観」みたいな話でした。あくまで私の個人的な意見です。


⑤機材への投資

さて、話大きく変わって5つ目は、機材への投資。

これは、言いたいことはひとつだけです。


「新型M1 Max Macbook Pro、最高!!!」


アメリカにいた時、ちょうど新型が発表されたので、貧乏性のわたしが満を辞して大金をはたき、新しいラップトップを買いました。

結果、めっちゃ良かった。


それまでは、確か2016年モデル?のMacbook Pro使ってたんですが、いや〜、作用効率が段違い。編集中もストレスフリーだし、動画の書き出しが10倍、なんなら15倍くらいになりました。衝撃。


なんでこの話をしたかというと、特に私たち海外ノマドにとって、PCなどのガジェットは、「生命線」といえるほど大切だと感じてるから。

私は、MacbookやiPhoneがないと、冗談なしに生きていけません。お金を稼ぐ用途はもちろん、情報収集や航空券予約、家探しホテル探し、コミュニケーション、翻訳などなど、「生きるため」にガジェットは必要です。常に世界を動き回っている分、人よりネットに頼った生活をしてるってことですね。


新しいラップトップは本当に仕事が捗るし、作業効率も格段に上がった。毎日の情報収集とかその他雑務のストレスも減ったし、とにかく、買ってよかったー!


だから新しくiPhoneとMacbookを買って、機材、ガジェットの投資は大事。そう改めて実感しましたとさ。そんな話です。


⑥価値観

最後6つ目は、私の価値観の話をしようと思います。


私は中学生くらいのときから漠然と「海外」に憧れていて、そこから勉強したり様々な努力を続けた結果、今は世界を飛びまわる生活を実現できています。

アメリカに留学して、バックパック背負ってたくさんの国を旅して、世界中に友達を作って、そして海外ノマドになって。ありきたりな言い方になるけど、海外に出ることで、格段と「視野が広がった」と心から思ってます。


若い頃に海外に出て、本当に良かった。夢を夢のままにせず、行動し続けて自分の道を突き進んできた自分は、間違っていなかった。最近本当に思います。

世界を見ることで、人生の選択肢が「ガガッ!」と広がった。既存の価値観がバラバラと崩れていった。日本がすべてじゃない、世界はもっと広くて、多様性に溢れていると知れた。

みんなと同じように勉強して、大学を出て、黒いスーツを着て就活して、数十年会社勤めして、日本で家を買って子どもを産んで家族を作って。こんな生活以外にも、選択肢は無限大に広がっている。そう気づけた。


そしてアメリカで人生のパートナーを見つけられたのも、大きかったなぁ。世界に出ていなかったら、彼に出会えていなかった。夫に出会ったことで、人生がまた一段と面白くなったし、選択肢もさらに広がった。

単純計算で、日本人の中なら6000万人の中からパートナーを探さないといけないけど、世界を見れば、ウン十億人のなかから選べるわけで。なんか夢が広がるし、ウキウキしませんか?

もちろん文化とか言葉の違いはあるし、大変なこともあるけど、それも楽しみのうち。一緒に色んな困難を乗り越えた二人の絆はいっそう頑固なものになるし、問題を一緒に解決した時の喜びはひとしおです。


住む場所も、パートナーの国籍も、仕事も、子育ても。人生のいかなる選択肢について、もっと視野を広げて、「世界」を見てみませんか?新しい何かが見つかるかもしれません。


人生はもっと、自由でいい。

自分の心地いい場所を探し、ゆるく楽しく自分らしく!生きたいな、と、日々思っています。


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3年目、これから

最後に、これからのお話を書きたいと思います。


私たち夫婦は今住所を持たずに海外ノマドをしています。が、いずれは子どもを産んで、家族を持ちたいと思っているので、そうなれば定住することになります。(話し合いの上、子どもを連れてのノマドは今は考えていません)


私とパートナーはアメリカ・日本のどちらでも子育てしたくないという結果(いまのところは)なったので、どこならパーマネントのビザが取れそうか、長期滞在できそうか、リサーチしました。

すると、タイがいいかな〜という話に今のところはなりました。


ヨーロッパ、例えばポルトガルとかドイツもいいかな〜と思ったんですが、EUのビザは基本的に5年住んでからでないと永住権の申請ができないし、その5年の滞在のためにもビザの手続き等々が色々大変そうで。。

もちろん今の時点で!なので、変わることは往々にしてあると思います。


とりあえず、夫はタイに行ったことがないので、アルゼンチンのあとはタイに行って、私たちに合うか、長く住めそうか、考えるか〜という話になっています。

私が今24で、30歳までには子ども産みたいと思っているので、今後はそれを見越して、定住を視野に入れてのノマド生活になりそうです。


あとは、今ぼんやりと、エストニアで海外法人をたてようかな〜と思っています。まだあくまで「可能性として考えている」段階ですが。

税金面とか、管理のしやすさとか、いろんな理由はあるんですが、あとは、海外法人もつのって面白そうだな〜と思って。ここまで読んでくれた方はおわかりかと思いますが、何をするにも私の原動力は「好奇心」です。


そんな感じで!

自由人でありながら、将来のことはいろいろ考えています。

ビザ取得とか、時間がかかることについては、前々からきちんと準備したいと思っているので。準備不足、時間不足等で、自分の理想を叶えられないのがいちばんツラい!

なので日々コツコツと、将来への準備をゆるゆる進めていこうと思います。


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と、いうことで、海外ノマド×動画フリーランスの今までの振り返りと、今考えていること、そしてこれからについて書いてみました。

こんなに書くつもりなかったのが、思うがままにかいていたら、超大作になってしまいました…笑 ここまで読んでくれた人、いるのかな。備忘録のつもりで書き出したし、まあいいか。笑


では最後に、私がよく考えていることを書いて、締めたいと思います。


世界には、人と同じ数だけ、生き方がある。
自分のしたい生き方は、自分にしかわからない。
人と比べるものではない。
日々自己と対話し、自分自身と向き合って、そして見えたことに向かって努力してこそ、人は幸せ!って思えるし、満足感、ある種の達成感みたいなものを感じられるのだと思う。


最後ポエムみたいな感じになってしまいましたが(恥)、こんな感じで終わろうと思います。


最後まで読んでくださった方々、ありがとうございます。

いやこんな長文読んでくださり、本当にありがとうございます。頑張って書いた甲斐があります。笑

noteのいいね(♡)や感想、コメントもお待ちしています。


では、また。


過去記事:

海外ノマド×動画クリエイター×新卒フリーランスのリアル。

幸福度高く、そこそこ稼ぎつつ、旅をしながら生きる。

海外ノマド動画クリエイター 2年目のホンネ。


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