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ナマポ貴族(生活保護)のススメ全記事

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記事一覧

なぜ「弱者」はあらゆる分野で「弱者」になってしまうのか?

なぜ「弱者」はあらゆる分野で「弱者」になってしまうのか?

実に不可解なことだが、生活保護バッシングをしている人には低所得者や障害者、精神疾患の患者など、いわゆる「弱者」とされる人たちが少なくない。

彼らは何かアクシデントが起きればすぐに生活保護に頼らざるを得ない存在のはずだが、そのような立場でありながら生活保護を攻撃する姿を見て、「”無能は敵を間違える”とはこのことか」と私は冷めた思いを抱いていた。

しかし、実は「弱者なのに生活保護に攻撃的」という存

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質問回答(2024/01/03)

質問回答(2024/01/03)

X(旧Twitter)にて、とあるアカウントとやり取りをする中で以下のような趣旨の主張をされた。

正直に言って、

「よくもここまで間違いに間違いを重ねられたものだな」

という感想しかない。

笑ってスルーしてしまおうかと一瞬考えたが、このように妄想と偏見で生活保護制度に誤った認識を持つ人々がいることは問題であり、間違いを正していくべきだろうと考え直した。

どこがどう間違っているか、以下に詳

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「ワーキングプアを拒否して生活保護で暮らすこと」が社会貢献になる理由

「ワーキングプアを拒否して生活保護で暮らすこと」が社会貢献になる理由

このnoteや私のX(旧Twitter)アカウントでは、

「生活保護と大差ない給料で働くことは社会悪である」
「ワーキングプアを拒否して生活保護で暮らすことは社会貢献になる」

という話を繰り返し発信してきた。

しかし、振り返ってみるとその理由について詳細に解説したことはこれまでなかった。

そんな中、Xでの活動において「働けるのに生活保護を受ける人が増えると保護費は引き下げられていく」という

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「生活保護受給者の国保加入の検討」に現役世代が反対するべき理由

「生活保護受給者の国保加入の検討」に現役世代が反対するべき理由

令和5年11月1日開催の財政制度分科会で使われた資料が公開され、その中で記述された「生活保護受給者の国保加入」という提言が話題となっている。

このニュースを見て、

「生活保護受給者にも医療費を負担させるらしい!政府ナイス!」

などと喜んでいるネット民をちらほら見かけるが、残念ながら政府や財務省の思うつぼとしか言いようがない。生活保護受給者の国保加入など、現役世代の労働者であれば怒り心頭で反対

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なぜ左翼活動家は生活保護バッシングにつながるデモを起こすのか?

なぜ左翼活動家は生活保護バッシングにつながるデモを起こすのか?

またも生活保護バッシングがネットで巻き起こった。

今回のバッシングのきっかけとなったのは、今月1日に京都市で行われた「生存権を求める京都デモ」について報じた朝日新聞の記事だ。

バッシングのトリガーとなったのは記事の冒頭に書れている生活保護利用者と支援者による「訴え」で、

「たまには旅行に行きたいぞ」
「たまにはオシャレもしたいぞ」
「たまにはウナギも食べたいぞ」

などといった文言が日々労働

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「年金が崩壊してるんだから生活保護は近いうちに廃止される!」が完全にデマである理由

「年金が崩壊してるんだから生活保護は近いうちに廃止される!」が完全にデマである理由

「年金が崩壊してるんだから生活保護は近いうちに廃止される!」

みたいな主張をする人がたまにいるが、その主張が間違いに間違いを重ねた完全なデマである理由について解説していきたい。

これを読めば「年金が崩壊する」などというデマを振りまく詐欺師に騙されることもなくなるし、「生活保護は廃止される可能性がある」などというアホな主張に不安を感じる必要もなくなるだろう。

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山上徹也が日本に残してしまった「レガシー」

山上徹也が日本に残してしまった「レガシー」

生まれてしまった「無敵の人」の成功体験2021年以前の”無敵の人”事件では、犠牲になったのは障がい者施設の入所者や精神科クリニックの通院者と医師、たまたま電車に乗り合わせた一般人などであり、事件の犯人はその動機がなんであれ、「無関係の人を巻き込むクズ」「無能は敵を間違える」などと批判されてきた。

ところが、それとは全く異なる反応を社会が見せた”無敵の人”事件が2022年に起きた。安倍元総理の銃撃

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FIREとは「怠惰なのにプライドだけは高い愚か者」が落ちる地獄

FIREとは「怠惰なのにプライドだけは高い愚か者」が落ちる地獄

9割の日本人にとって「FIRE」は不可能給料は上がらないのに増え続ける税・社会保険料。今の日本社会は就活でホワイト高給大企業に就職できなかった人が「FIRE(経済的自由を達成して早期リタイア)」できる未来なんてなかなか思い描けない状況だ。

しかし、実は少しの行動で全ての日本人は今すぐFIREできる。それは、「生活保護を受けること」だ。

一般的にFIREとは、「年間生活費の25倍の資産を年利4%

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「働かない」という社会貢献

「働かない」という社会貢献

「社会貢献」というと、会社員なりボランティアなり、何らかの形で「働くこと」と考える人が多いだろう。

しかし、僕は「働かない」というのも一種の社会貢献であると考えている。

「働かなくても暮らせる」は特権階級そもそも「働かない」という選択ができるのは、「働かなくても暮らしていけるお金がある人」だけだ。ここでいう「働かなくても暮らしていけるお金」は人それぞれで、実家暮らしで親の収入で暮らすとか、親が

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ストライキが無理なら生活保護受給でワーキングプアを拒否しよう

ストライキが無理なら生活保護受給でワーキングプアを拒否しよう

「ストライキが行われている」というニュースを全くと言っていいほど聞かなくなった日本。

「賃金が上がらないのはお前が低スキルだから」
「文句があるならスキルアップして転職しろ」

という経営者や富裕層のポジショントークに感化される人が増えた今、ストライキは「努力をせず駄々をこねて賃上げを狙うダサい行為」に成り下がってしまったのかもしれない。

そんな今の日本で低賃金に対抗するための有効な手段は、「

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ハローワーク廃止論〜低スキル労働者とブラック企業のマッチングは社会悪である〜

ハローワーク廃止論〜低スキル労働者とブラック企業のマッチングは社会悪である〜

こんな言い方をしたら福祉関係の仕事をしている人たちに怒られるかもしれないが、ハローワークなんて施設は無くなった方が社会のためだと僕は考えている

理由は、ハローワークは低スキル労働者とブラック企業をマッチングする場に成り果てており、もはや社会悪だからだ。

ハローワークの実態そもそもハローワーク(公共職業安定所)とは、

「民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援

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「社会保障は弱者のため」という大いなる勘違い

「社会保障は弱者のため」という大いなる勘違い

「社会保障」という言葉に、「弱者を税金で食わせてやる」くらいのイメージを持っている人は少なくないだろう。

そのため、社会保障で生きる人たちが豊かな生活をすることへの怒りや反発が根強く存在し、かつては「生活保護受給者にクーラーは必要ない」とされたり、最近でも「生活保護受給者に車の所有を認めるべきか?」がネットで話題になったりしている。

しかし、「社会保障は弱者のため」という考えは大いなる勘違いで

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引きこもりは「救うべき存在」なのか?

引きこもりは「救うべき存在」なのか?

「引きこもりに支援を」という言論をたびたび耳にする。

その背景にあるのは、「人は社会に出て働くべきである」という固定観念だ。逆に言えば、「社会に出て働かない人間は健全ではない」という思想が僕たちの社会にはあるということだ。

しかし、僕は引きこもりに支援は必要ないと考えているし、むしろ彼らを「救おうとする」ことこそ社会にとって「悪」だと思っている。

働かないことは「悪」なのか?そもそも、社会に

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「働きたくないから生活保護」が社会貢献になる理由

「働きたくないから生活保護」が社会貢献になる理由

このアカウントでは「ワーキングプアを拒否して生活保護で暮らそう」ということを書いているわけだが、単に「働きたくない」という理由で生活保護を受給することも推奨している。

その理由は、「働きたくないから生活保護」という生き方が一種の社会貢献になっているからだ。

その理由について書いていく。

「働きたくないから生活保護」が社会貢献である理由「資本主義社会の本質」から考える貢献

「資本主義社会の本

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