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研修会ができるまで(とある職能団体の活動のメイキング)

理学療法士(以下PT)をやっている。
医療施設や介護保険施設、行政など、保健・医療・福祉の領域で対象者の心身機能や活動・参加の維持・改善を支援する仕事
いわゆる「リハビリの人」をやっている。

全国組織((公社)日本理学療法士協会:JPTA)から各都道府県士会、そして県内の市町村ごとの支部・ブロックまで下部組織があり、
僕は縁あって地域のブロック長を拝命し3年目になる。

年度ごとの活動計画があり、
各ブロックでは主に県内会員に向けた研修会を何回か企画する。

PTは「研修会 命」である。
医師や看護師、薬剤師などと同様、医療の日進月歩に合わせて生涯新しい知見、技術、情報を取り入れ続ける自己研鑽の必要な専門職である。

その研修会をブロックとして毎年2回ずつ企画している。
今回は次の11月に開催予定の研修会の企画の裏側、メイキングを紹介する。

紹介したところで特に意味はないかも知れない。だけど、一般にはあまり知られない専門職の活動を少しでも垣間見て頂ければと思う。

大前提

多くのブロック業務・企画は前年の繰り返しなので、一度企画したり作ったりしたスケジュール・文書を編集すれば事足りる(初年度はしんどかった)。あと、コロナ禍になった2020年4月から現役割に就いたので、初年度は新しいことの目白押しであり、半分くらいは前年踏襲ができなかった。対面研修・対面会議がなくなり、Web会議・Web研修の始まりだった。以降、グループLINE、ZoomとCisco webexを使いこなしての運営業務となった。

年間計画

年度末の3月、ブロック部員4人で次年度の相談をグループLINEで進める。
4月、新年度の連絡をブロック内にメール配信するのと並行し、所属地区全体の理事の指揮の下、局のWeb会議がある。そこで、当ブロックの担当する研修会のテーマと日程を暫定させる。

内容の企画

局のWeb会議の後しばらくは、ブロック部員でのグループLINEでのやり取りが続く。そして6月末頃、ブロック部員4人のみでWebミーティングを行う。11月と2月の研修会に向けてのアウトラインを固める。

講師の検討、依頼

ブロックミーティングでは、予め決まっている研修会テーマに沿うよう、講師をどこの誰に依頼するかを話し合う。

今年度から生涯学習の仕組みが大幅に変わった。講師を務める人の条件がある意味緩和された(と僕は思っている)。登録理学療法士という、一定の年限・経験をクリアしたPTであれば講師を務められるようになった。他に認定理学療法士や専門理学療法士があるが、講師を選定するという意味では、最も人口の多い登録理学療法士のほうが依頼をしやすいことになる。

登録・認定・専門、いずれも5年ごとの更新制。そして研修会参加者はもちろんだが、講師側も更新ポイントが取得できる。みんな必死。ただ単にインセンティブ欲しさだけにやってるのではない。PTとして生き残りをかけた戦いの真っただ中にある。エッセンシャルワーカーと言われ、食いっぱぐれなく安定した医療業界と思われるかもしれない。しかし内実は、どの業種・業界も生き残りで必死になってる点では共通している。この先細りの日本を何とかしたい・貢献したいとも思うし、一方で自分だけはサバイブする、せめて自分の身は自分で守る、そんな機運さえ漂っている。

話が逸れた。

今回、講師はブロック内への連絡で募集。Googleフォームで回答を得た。
この2年、僕はGoogleフォームを使い倒してきた。Googleフォームで申込リンク・QRコードを作成することに心血を注いできた。アナログ人間がDXの波に必死で食らいついている。
そして講師はほどなく立候補を頂き、正式に依頼する運びとなった。
いつもお世話になります、ありがとうございます。

予約、スケジューリング

当県士会ではこれまでCisco webex meetingを使ってきた。はばかることなく言うと、世はZoomが主流の中で珍しいタイプだと思う。別にCiscoも悪くない。UI(ユーザーインターフェース)・UX(ユーザーエクスペリエンス)で各社大差があるわけではない。
DXの波に乗っている僕が必死で今UI・UXなるそれっぽい用語を使っていることは許してほしい。必死なのだ。

ただ、やはりZoomが使いやすい。なぜうちの県士会はZoomじゃないのかと思っていた矢先、Zoomが導入された。
早速県士会のZoomアカウントに入り研修会の日程をスケジューリング。スケジューリングに際しては、予め当局理事に他の行事との重複がないかをお伺い立ててから実行する運び。

ところが。
Zoomアカウントにスッと入れないよ。2段階認証求められるよ。県士会事務局の事務スタッフさんに認証メールが届いているとのアラート画面。
おいおい、ログインのたび逐一事務さんに認証コードを聞かないといけないなんて、そんな事務さんへの時間泥棒はできるわけがない。こんなに入れないもんか?

急ぎだったのでとりあえずZoomは後ろ髪引かれる思いで一旦あきらめ、Cisco webex meetingでログイン、スケジューリングすることにした。
Ciscoはスムーズだ。Ciscoは間違いない。皮肉だ、皮肉過ぎる。ややUIに劣っていたCiscoが今使えて、望みのZoomが今使えないなんて。

そんなこんなでスケジューリングは事なきを得る。ゲットしたCiscoの参加URLを、Googleフォームのスクリプトエディタに自動返信スクリプトとして埋め込む。参加者がフォームに回答したら自動返信メールで参加URLを送ることができる。今のところ何とか運用できている。

文書作成

前年踏襲すれば新しい文書はそんなに作りこまなくていいはずだった。しかし、従来の無機質な案内文から、簡易だけど少しデザインにこだわった案内文書に変更することになった。初回さえ作ってしまえばあとはストックとして編集し、先へ使い回すことができる。とはいえ初回作成は時間かかった。

講師への案内

講師の方には研修会当日の2か月前までに当日の講義タイトルを出して頂く。そのタイトルでもって案内文書が完成し、県下に文書を配信できる。配信は本番1か月前までに行う。また、講師へは当然ながら講師料という謝礼をお支払いをする。詳細は事務局での対応だが、源泉処理のためのマイナンバーを提示してもらわなければならない。その説明・案内は運営である僕からすることになる。

スタッフ間の連絡

以上の当日までの諸連絡は、ブロックミーティング1回行う以外は全てグループLINE上で完結する。各所属先施設の業務と違い、県士会のブロック業務は基本ボランティアなので、極力各自が負担少なく済むよう、デジタルを駆使して業務のスリム化を図っている。

当日

当日は僕らブロック部員4人のうち2人か3人がスタッフとして参加する。対面研修なら会場管理(設営や受付、進行など)が必要だが、web研修では進行役とミーティングルームへの入退室管理役で、最低2名いれば間に合う。
スタッフも通信環境が問題なければ自宅からの参加でいいはずだが、自宅のWi-Fiは弱い。進行する僕が通信トラブルでフリーズするというみっともないことを避けるため、勤務先の有線LANを借りて当日は配信する。私物のPCの有線設定が自分でできないため、勤務先の情報管理室室長に設定をお願いしに行ったり、PCのコネクター部分の不具合で別途有線LANポートを買わないといけなかったり、何かと壁を乗り越えつつ、当日を迎える。

基本は講師の講義、画面共有されたスライド資料での講義が進められることになる。時折休憩5分とかを挟むので、進行役は再開時間のアナウンスと、休憩中の幕間のスライドの提示を行う。

講師の講義が一通り済むと、質疑応答の時間。
参加者に画面オンにして頂き直接喋ってもらうか、チャット上で質問が上がっていれば拾ってこちらから講師へ質問を振る。次の質問にできるだけつながりやすいようなやり取りを講師と進行役で心掛けるが、難しい。ファシリテーション力が必要な部分だと思う

振り返り

以上の流れで研修会ができあがる。
終了後は講師へのお礼のご挨拶でミーティングルーム退室となるが、
本来対面研修なら、講師を交えた懇親会までが一連の流れ。
画面上でお別れするのはさみしさが残る。


2022年9月12日、早朝から長々だらだらと下書き保存しながら書いていたら、22時過ぎからうたた寝・寝落ち…9/12中の投稿を逸し、毎日投稿が105で途絶えました。

こんなに長く書かなくても良かったんじゃないのかと、今は絶望感に苛まれています。

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また数字を積み上げていくぞ…

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