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「これからの生き方図鑑」の感想・告白しよう編

あー、そんなことなら告白すれば良かった…
『これからの生き方図鑑』を読んでとっっても衝撃を受けた。
『これからの生き方図鑑』は精神科医で作家の樺沢紫苑先生の最新作。
正直、今までの著作のまとめだろう、と新しい気づきはあまりないと思っていた。
しかし、読み出してみると、あれあれ?とっても新しい気づきが得られた。

それは、コラムの『好きな人には「まず告る」べき6つの理由』というトピック。

そかには、好きな異性に告白しないと大損する6つの理由が述べられていた。

  • 告白の成功率は3分の1

  • 告白しないと成功率は0%

  • 告白した人を好きになる法則がある

  • フラれても挽回のチャンスがある

などなど、その理由を解説していた。

なんでも、片思いな相手に告白するとを30%は成功する。
さらに告白したあと、仮にフラれてもその後意中の相手が自分のことを好きなる可能性が高まる。
だから、告白することはとても重要なのだと!

このコラムを読んで大学時代の苦々しい記憶が蘇ってきた。

わたしは当時大学1年生。

ヒジョーにコミュ障で異性と顔を合わせるだけで緊張しすぎてまともにしゃべることができなかった。

もう、異性とご飯を食べるときなんてご飯の味もわからず、身体が震え、スプーンを何回も落として、そのスプーンの音にビビリ、椅子から落ちそうになっていた。

そんな自分も男性の端くれ、どうにか異性と仲良くしたいという願望があった。

しかし、異性に声をかけるなんて私には無理だった。

ましてや、意中の女性と付き合うなんて夢のまた夢。

ところが、である。

なんと、講義でグループワークを一緒に行った女性から「図書館で勉強を二人で一緒にやらないか」と誘われたのだ。

そんな言葉は今までの人生で初めてだった。

なんとか勇気を振り絞り、OKの返事をして、図書館で切磋琢磨し合った。

その時のわたしの心は舞い上がり、「これが青春か!」と勝手に思い込んでいた、本当に。

その後も一年くらい図書館で一緒に勉強をし合う関係が続く。

そしてその女性に対してだんだん好意を抱くようになった。

告ろうか、どうするか。

真剣に悩んだ。

しかし、振られたらと思うと怖い。

そのうち、その女性とは学部が違ったので授業が被らなくなり、ちょっと疎遠になった。

それでもその女性に、対する熱量は高まるばかり。

次あったら、告る!

なんて、想って数ヶ月が経ったある日。

わたしは通学のため電車に乗っていると見たくない現実を見てしまった…。

その女性が知らない男性と笑いながら手を繋いでいた…。

その姿はまさに理想的なカップルだ…。

わたしはすぐさま電車を降りてしまった。

そして、しばらく呆然として空を眺めて、頬を伝う雫が止まるのを待った。

嗚咽だけが耳にこだました。

それ以来、その女性とは関わらないようになり、大学も卒業してしまった。

あのとき、あのときなんでわたしは告白しなかったんだろうか…

以上がわたしの苦々しい記憶。

もし、当時の自分がこの本を読んでいれば、即告白していたと思う。

怖がる必要なんてないと知っていれば…
むしろ、告白したほうが後々良かったんだと理解していれば…

今はもう戻れないあの後悔。

ずっと後悔してきた。

でも、この本から得た気づきを今知った。

これから出会う、意中の異性には必ず、必ずや告白して行こう。

でないと、また後悔に襲われるし、チャンスを逃すべきではない。

とにかく、心に刺さったのはこのコラムだった。

今まで、樺沢紫苑先生が恋愛について書籍で解説されたことはなかった。

これからの生き方に恋愛は重要だと指摘しているのだろう。

独り身は楽だが、誰かと一緒に生きるのも人生100年時代には必要なのだと解釈した。

とりあえず、次こそ告白してみよう!と思えたのが大きな気づきですね!


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