漠然とした不安に向き合う力に求められる視点とは?
かつて芥川龍之介は、「将来に唯ぼんやりとした不安がある」という言葉を残して自ら命を絶ったことは有名です。
私は確か中学生くらいの時にこの言葉を知りましたが、その頃からずっと頭の片隅にあります。そして私自身、この「ぼんやりとした不安」と付き合いながら人生の大半を過ごしてきたように思います。
30代くらいまでは、私のような人間は極めてマイノリティなのだろうと思っていましたが、現代においてはむしろマジョリティというか、世界で起きていることに真正面から向き合っている人であればあるほど