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【活字離れ時代の書籍の価値と「逆」誕生日プレゼント】

6月11日で、51回目の誕生日を迎えました。
本当にたくさんの方からお祝いメッセージをいただき、ありがとうございました。改めて、お礼を申し上げます。
当日は何事も無く、誰からも誕生日プレゼントをもらうことなく、一日を終えることになり……せめて逆にプレゼントを差し上げようと思い、企画を作りました!!

「逆」誕プレ企画!!「書籍をあげたい人に書籍をあげちゃう」キャンペーン!!!です。

と、ふざけたノリで始まっていますが、実は、このキャンペーンは、かなり大まじめです。
ビジョンプロセシングの出版にあたり、1年前くらいから弊社の広報担当とブレーンストーミングを重ね、たどり着いた企画です。
6/22に発売となる拙著の「ビジョンプロセシング」では2ページ目に、写真のような「メッセージページ」が存在しています。

メッセージぺージ(本書より抜粋)


これは、本書を誰かに手渡したいと思っていただけた方に、その人への思いを綴っていただくためのページです。
編集担当者の下田さんからも「これは、新しい取り組みですね。ぜひ、やってみましょう」と賛同してもらい、追加いただきました。
いわゆる、メッセージカードのようなページなのですが、このページを作らせていただいた、私なりの深い理由があります。

というのは、これだけ活字離れが進んだだけでなく、書籍を読むまでもなく、生成AIが要約をしてくれる上に、うまいことパクッてアウトプットを作ってくれる時代において、「書籍を読む」という行為は、どんどん「タイパ」が悪いものになってきています。

私自身、丸四年がかりで執筆をしながら一番苦しんだのは、文字を書くことではなく「ここまで時間をかけて、精魂込めて書いたところで、いったい誰が読んでくれるんだ?」という葛藤でした。
実際に、何度も下田さんにはその思いを吐露したりしてました。
書籍の価値がなくなるとまでは言わないまでも、極限までその価値を削られていく時代の流れの中で、

残される書籍の価値とはいったい何だろう?
新たに生まれうる書籍の価値とは何だろう?

というのは、私の中でずっと存在している問いでした。
いろんな考えが廻った中で残ったものの一つは、

「書籍をあの人に贈りたい」と思う気持ちの純粋さを届けるという価値を書籍はこれからも残す

というものでした。
書籍を誰かに贈るという行為は、その人のことがどうでもいい存在だったら生じないものだと思います。
その関係がどんなものであれ、書籍を贈ろうとする人は、その相手を何かしら大切に思っているのだと思います。
しかし、往々にして「この本よかったよ」という形で、書籍の「コンテンツ」だけが共有され、相手を大切に思っている「気持ち」はちゃんと伝えられていないのではないかという思いに至りました。
もし、そうであれば、書籍を贈る側の気持ちが相手に伝わるようにメッセージカードのようなページがあるとよいのではないか?と思って作ったのがこのページです。

書籍を受け取った側は、もしかしたらその書籍を読まないかもしれません。
でも、そのメッセージがあるだけで、その「気持ち」は届けられるのではないかと思います。

書籍を「情報交換や教養の媒体」としての価値だけで見るのではなく、「想いを届ける触媒」としての価値を生み出すとよいのではないか。
そんな思いを乗せた「メッセージページ」です。
本書の内容にたとえすべて共感いただけなかったとしても、その「相手を大切に思う想い」がまっすぐに伝わっていくことで、何かが生み出されていくのではないかと思っています。

そして、本書は、「無理ゲー社会」と呼ばれるような、答えのない時代に、しなやかに向き合っていくための考えるヒントを盛り込ませていただいたものとなっています。
これからの時代においては、誰にとっても「命を守る行動」が必要になると私は思っています。
それは、身体的ダメージというだけではなく、心のダメージも含めて守っていくことも含まれます。
そのためには、3つのつながりが欠かせないと考えています。

・自分自身との「つながり」
・周りの人々との「つながり」
・可能性の未来との「つながり」

この3つの「つながり」を増やしていくことで、私たちは強くて、しなやかな軸をもって時代の荒波と向き合っていけるだろうと思っています。
なので、みなさんの大切な方にもぜひ、この書籍を届けていただきたいなと心から願っています。
そこで、今回、弊社では、本書を大切なあの人に渡してあげたいと思ってくださる方に、先着で100名様に差し上げることにいたしました。
この書籍は皆さんご自身に差し上げるものではなく、みなさんの手を通し、メッセージを添えてみなさんの大切な人に手渡していただくためのものです。
この書籍と、みなさんのメッセージがその大切な人に届けられることで、「つながり」が増えていくことを心より祈っております。
「あの人に贈りたい!」と顔が浮かんだがだ方は、ぜひぜひご応募ください
ませ。

★申込フォームはこちら
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfO_f0Ve40MRefg-sOj8BRbjS0yXVWloXz2yfquigx02dVcug/viewform
※お一人一冊までのご応募となります。


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