なぐらあゆみ

中国京劇+おもちゃ+朗読劇+歌+ 《MINI PROJECT こころのおわん》=なぐら…

なぐらあゆみ

中国京劇+おもちゃ+朗読劇+歌+ 《MINI PROJECT こころのおわん》=なぐらあゆみ。 Twitter、Facebook、インスタ 名倉歩美でやっています◎ noteでは、詩や、創作で使えそうなものをつらつらと綴ります。

最近の記事

【キミノグラム】企画書

キャッチコピー 人間を人間たらしめるものって、       死んだときに軽くなる数グラムの重さって、一体何だ。 あらすじ 2058年、日本に多くの光が降った。 出雲大社含む5大社周辺以外は謎の生物“WHO”が住まうようになり、日本の安寧は崩れ去った。 ―この国が滅びんとするその時、神殿の鏡が光を放ち、眠り続けた神社が蘇るー 各神社の御柱となったナギたちは、“WHO”と戦いながら 眠れる神社 を目指す。 “WHO”の正体とは… なぜ沢山の光が日本に降ったのか… 研究

    • 久しぶりに、そう、久しぶりに。

      noteをはじめて2年だそうです、 全くもって更新していなかったことに気づかされました。 なかなか飽き性の私なので、ものによっては長続きしないのです。 剣道、バスケ、吹奏楽と部活を変えに変えて。 でも演劇だけはなんだかんだ続いています。ご時世上、形を変えざるをえなかった時もありましたが、、 そんな今年はまたカフェで公演を決めました。こころのおわんの活動として、公演を決めることができたのは、周りで心から協力をしてくださる仲間やお店を貸して下さる方々、それと同じくらい私の作品

      • 星の王子さまの記憶

        「星の王子さま」を映像朗読?し始めました🌸 もうなんという種類に分類していいかわからない映像です、朗読あり、映像、演技、人形、色々入っています。 ちょうど10年ほど前に、劇団にいた頃初めて「星の王子さま」と出会い、 あの頃は漠然ととらえていたあれやこれ、すごく哲学的なこともありますからね。 漠然と可愛いなと純粋な王子さまに親しみがわきました。 ちょうど2年前には、カフェで自分一人で朗読から制作から脚本演出まで、セルフな上演。 8年の月日で中国へいったり、フリーになったり、

        • 【手紙】誕生日おめでとうございます

          昨日は先生、あなたのお誕生日でしたね。 地球に生まれてたくさんのものを手にして、 またそれを私たちにたくさんお裾分けしてくだすった。 その背中は今後、さらに衰えることを知らずに私たちの中にずっと座っておられるでしょうね。 そちらの生活には、もう慣れましたか? 私はそちらの景色などはもう忘れてしまって30年以上になります。きっとこの東京に負けず劣らず素晴らしいことなんでしょうね。 そちらに、毎日私を想ってくれている祖父と弟がいるかと思います。もう随分一緒に生活をしているかとお

        【キミノグラム】企画書

          再生

          アートにエールを作品/ようせいさんのしっぽ

          東京都のアートにエールをの企画に出展いたしました。舞台ではできないものを動画にして日本だけでなく、世界の友だちたちにも見てもらえるのは今ならではだなあといい機会をいただきました🍀 手をさしのべてくださった皆様に、 心からありがとう。 https://cheerforart.jp/detail/2179

          アートにエールを作品/ようせいさんのしっぽ

          再生

          いつもの中で。

          初老ほどの夫婦のいつも。 夫はいつものように茶をすすりながら、 新聞をみている 妻はいつものように掃除機をだして、 居間から掃除機をかけ始めている。 居間には掃除機の音と、 テレビでやっている観客の笑い声が時に聞こえる。 夫:(新聞から目を覗かせ、妻を見やる) 妻:(少ししてそれに気づいて掃除機をとめる) 妻:なんですか 夫:・・・いや、別に(茶をすすり新聞に目をおとす) 妻:はぁ・・・(再び掃除機をかけはじめる) 夫:(しばらくしてまた妻を見やる) 妻:(夫の視線に

          いつもの中で。

          芸術はこころのおわん

          何日か空いてしまった投稿、 今日は詞や空想をつらつらせず、 念を。 いつも習慣的にこころにいるものを書きます。 芸術はこころのおわん。 タイトルにもあるこれは、私が思いをかたちにしたプロジェクトの名前です。 こころのおわん。 芸術はこころを育てる上で大切なものです。 で、こころにもおわんはあるので、 ご飯のようにいっぱいよそって、 豊かにしようっていう。 おわんがないと思うのなら、つくればいい、 芸術のおわん。 おわんが芸術だっていいの。 どちらでもいい、 心に芸術に触

          芸術はこころのおわん

          貴方の手、わたしの手

          あなたのては、 わたしの手をつつめるくらいに大きい。 わたしのては、 あなたの手の中に潜り込めるくらい小さい。 私は、てのシワが沢山増えた。 あなたが毎日いろんな握り方で 手を離さずにいてくれるから。 話さなくても、そこから伝わります。 あなたの心が。 私はわたしでここにいて、 あなたはあなたでそこにいる。 でも私とあなたの繋いだ手は、 暖かい、 幸せな色でここにある。 心地いい、 幸せな匂いがそこにある。 今日もわたしのてには、 幸せのシワが一本増えるのです。

          貴方の手、わたしの手

          こえがする

          なんでたべちゃったのよ、 だって、アイスが食べてっていうんだもん ぼくは小さい頃からもののこえが聞こえた 道を歩くと、 木が気持ちいいって言ってたり、 車がげほごほ、ブンブンアクセルやりすぎだよ、むせるだろ 信号機が赤なのに止まらないたぁふてぇ野郎だ! 花がわたしもきれいだけれどあなたもなかなかね、 あら、あなたこそ、そのめしべ素敵よ と井戸端会議してるのをしっている。 僕がいつも笑っているのは、 その声を聞いているからだよ。 人も面白いけれど、 物たちの声は

          まちのあかり

          街の街灯には番号がある、もちろんちょっと外れにある街灯にも、ぬけずにしっかり番号がふってある。 なんでか知ってる? みんなで兵隊ごっこをするんだ。 1:隊長、本日は天気がよかったであります! 隊長:うむ、素晴らしい! 2:隊長、本日はわたしの灯りに照らされ若いカップルが身を寄せあっていたであります! 隊長:うむ、 4:接吻、接吻はしたのかい? 2:接吻の直前に、消してあげたのさ。 隊長:それもまた浪漫であろう。 3:隊長、本日はわたしの灯りもとで痴漢があり

          まちのあかり

          わたしへ、気づけ

          今のわたしのまわりにある全ては、 わたしの必要でおこること、 だから気づくことが大事なのです。 ありがたく、 すべてを受け入れて、 消化していきなさい。 偶然ではなく 必然的。 そして、 わたしの選んだ道。

          わたしへ、気づけ

          【空想手紙✉️背中と肩】

          きみはとっても頑張り屋さんですからね。 大きな肩を更に大きくこわばらせて、 筋肉のある背中にも石のように力をいれて。 息を目一杯すって、 汗を流し、 眉間にシワをよせて、 時には口をへのじにして、 どんなことにもやっぱり素直で真っ直ぐなのです。 だから、いやになることもあるし めげることもあるし 怒りたくなることもたくさんある。 私は、 隣にいてみていることしかできないけれど、 背中や肩なら、 少し大きいかもしれないので、 ぜひ、寄りかかってくださいな。 その時く

          【空想手紙✉️背中と肩】

          雑草である

          私は、 コンクリートから出てきた雑草であります。 ひょっこり、 でてきてしまいました。 なぜここなのか、 ここが面白いじゃないか、 スリルがある。 出てこられるかわからない、瀬戸際。 こんな固い場所、 誰が選びましょう。 こんな誰も生やしていないところ、 誰が選びましょう。 そこがいい。 誰も選んでない、 未開拓の地。 みんな言います。 あそこは自転車が多い、 工事が進めばほっくりかえされてしまうから。 君はいつだってみんなのほうでないほうへいく そしてだめだと思

          毎日鏡をみて、 鏡の私とコンタクトをとる。 今日もかわいいね! 今日は髭がうまくそれたぞ。 メガネ、きれいにしてからがいいねぇ 髪型、似合ってるよ! 今日の服、最高、センスいいぜ! 少し痩せた?そんなあなたもいいね! くまができてる?昨日子供のために頑張ったものね、労ってね。 そうやって、 自信をしっかりと包み込んでやる、 しっかり自分を見て、 自分の自信をポケットに詰め込んで。 時々、電車や会社で思ったりする。 出したらなにか言われるかもしれない。 こんなことい

          じかん

          ここにひとつの砂時計がある 時間は10分のもの このひとつの砂時計、 こいつに所持できるじかんは勿論ひとつ。 あなたは あなた自身に使いますか、 それとも目の前にいるわたしにつかいますか? あなたにはわからないかもしれませんが、 私は実はこっそりと、 私も同じく10分の砂時計をもっているのです。 でもそれをだれにも秘密にしている。 なぜって? わたしに砂時計をくれるのなら、 わたしのじかんは増えるからです。 しかし、あなただけにいいます じかんはま待っては

          長靴

          うちには雨の日になると、 靴がひとつ増える。 別に私は一人暮らしだし、 彼が遊びに来るから、とか 友達をパシリしてるから、とか そんなんじゃない。 子供靴がひとつ。 増えるんだ。 あの日、 お母さんと一緒にデパートにいって買った 水浅葱色の長靴。 外に蝶々結びの紐があって、 中は水玉模様の ツルツルのきれいな長靴。 長靴は重いしがぽがぽするし嫌い! でもね、 水溜まりにどぷんとはいる、 足はもちろん濡れないのよ 水溜まりを踏むごとに、 長靴が好きになっていった。