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勉強嫌いの私って勉強熱心だったの!?



子供の頃、勉強に興味がありませんでした。

そう、「興味」がなかったんですね。

何の為にやるかも分からず、
なぜやるのかも分からず、
なのにやらなきゃいけない現実、、、

幼稚園の頃は遊んでてもよかったのに、小学生になるとなぜ宿題をやらなきゃいけないのか!?

せっかく夏休みにおばあちゃんの家に泊まりに来て、去年は自由に遊べたのに今年はなんで宿題やりなさい!って言われるのか?

小学一年生の私は、そんな素朴な疑問を抱いていました。


なんで自分を取り巻く環境は急に変わったのか?

なんでみんなはそこを不思議に思わないのか?



「楽しくない。」


これが本音。

楽しくないことを突然強制される変化に戸惑いがあったのをよく覚えています。


「公園で遊んでた方が楽しい。」



こんな感じだから勉強に身が入るはずもなく、成績が良くなることもありません。

一方年子の兄は小学校入学最初の通知表から成績が良く、母に褒められていました。

それすら私には理解不能で、あまり興味も湧きませんでした。


「ふ〜ん。私には関係のない話だな。」



母は私の了解も得ずに次々と習い事をさせましたが、勉強に関しては何も言いませんでした。

「勉強しなさい。」とか

勉強する意味とかについて。



『「勉強しろ」と言わずに自由に育てる』のは両親の方針だったようですが、そこには思惑があったようです。

「言わなくても自分からやるだろう。」と自主性を尊重して待っていたようです。

が、それは失敗でした。

私はやらない自由を選択し、勉強の優先順位は最下位でしたから。

そして、いつまでもやる気が出てくることはありません。


実は、私の両親はとても優秀です。

父は、大学に進む同級生がいない田舎町から唯一大学へ入学し、しかも日本で一位二位を争う大学。

母は、県で一番の高校でもトップの成績でしたが、3人の弟達の学費の為に大学進学を諦めました。


つまり2人共トップレベルでやってきた人達です。

2人共自ら勉強していたんです。


勉強しろと言われてやるのは面白くないだろう。

言われない方が自分からやるだろう。



それが、勉強のできる人達の発想です。

勉強に興味がない人や勉強ができない人、嫌いな人の気持ちは分かりません。


中学に入って成績に順位が出るようになると、ちょうど真ん中くらいの順位だった私を見かねた母が塾に送り込みます。

その時の母は、私が最下位だったかのようなショックと落ち込みようで、反抗期の私はそれを見てイラッとしました。

「真ん中の順位で世界の終わりみたいな反応してさ。だったら、私より下の成績だった180人はどうなるの?」

となんだか頭にきましたが、一桁の順位しかとったことのないような母には屈辱と絶望だったんでしょう。

塾で勉強なんて楽しくないし嫌だったけど、友達がいるので一緒にやっていたら成績は上がっていきました。

でも、好きでもないし、やる気はないし、やる意味も分からないのも相変わらず。

両親のようなトップレベルを志すこともなく、近づくこともありませんでした。


私は家族で唯一の勉強に興味ない人でしたから、勉強には無縁なのだろうというスタンスで長年やってきました。



その私が、この年になって結構勉強しているのでは!?

と最近思ったんですよね。笑


こないだもサーフィンの研究に熱心な夫に

「勉強熱心だね〜!」

と声かけたら

「それはお前だろ。しかも俺より役立つ勉強やってるよな。」

と言われました。

確かに、コーチング学んだり、それに関連する情報や心理学も学んでる。

英会話も好き。

その為の時間もいっぱい使ってるし、それをパソコンにまとめたり、Youtubeで情報を得たり、自分にとっての課題や大事なポイントはすぐに確認できるように携帯のメモに入れている。

どんどん学び、どんどん吸収していきたいのだ。


あれ?

それが勉強熱心ってこと?


好きでやっていることだから、「勉強」という意識があまりなく実感がわきにくい。

どうも「勉強はやりたくないけどやらなきゃいけないこと、やらされること』の印象が強い。


しかも、自分のことって当たり前に考え当たり前に行動しているから客観的に見れていないことがある。

こないだ2人の人に

「(私のことを)真面目だなぁ〜って思いました。」

と言われ、

「言われて私って真面目なのか〜と改めて気がつきました。」

と言ったら目を丸くして笑われた。

そんだけ真面目なのに気づいてなかったの!?と。


どうやら私は真面目で勉強熱心らしい。

好きなことを見つけるというのは、興味や情熱が湧くすごいことだなと思います。

ラッキーにもそれが見つかったおかげで、「勉強熱心」の仲間入りができたようですから。


そう言えば父が言っていました。

「田舎だし、ゲームもないし、勉強しか楽しみがなかったからなぁ。」

とのんびり話す父は、純粋に新しい知識を取り入れることを楽しめたからこそ勉強が続けられたようです。

80歳過ぎて大学時代の仲間とZoomミーティングを開催しているあたりは高学歴感を感じますが、ガハガハ笑ってお酒が好きな父は、いわゆるガリ勉タイプとは程遠いのです。



コーチングの学びは一生続けていくけれど、少し落ち着いたところで心理学の講座を受け、TOEIC900点超えと英検1級合格も目指したい!と思う今日この頃です。

あ、これも他の人から見れば勉強熱心なんだろうなぁ。笑




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