ほうれい線はなぜできる?体のサインが教えてくれること
なぜか、あごにだけ吹き出物が出来る。
なぜか、右半身にだけホクロが多い。
日当たりは関係なくなぜか左頬骨だけにシミが出来ている。
それらが体の中で起こっていることを教えてくれているメッセージであると言ったら信じますか?
私は10代の時に父の仕事の都合で中華圏に住んでいたのですが、その際母の付き添いで行った中医師の診療に衝撃を受けました。
日本の健康診断のように機器を使った検査は一切せず、症状を聞いて、顔を見て、舌を見て、脈を触っただけで母がどういう体質でどういう生活習慣を送っており、母が伝えた症状の他にどういった症状もでているかぴたりと当て、ハリ治療とカッピングと同時に体質を改善する漢方薬の調合と食していけない食材のリストをくれたのです。
目先の症状そのものを消すことを目的とした対処療法ではなく、症状が起こりうる原因となった体質改善を目的とした根本療法であることを肌で感じ、帰国後も頭の中に残っていました。
そんな私は社会人になり、日々の忙しさによる疲労とIT機器に囲まれている電磁波特有の不調をどうにかしたいと行きつけの鍼灸師さんに相談したところ、電磁波を含め人間にとって毒素となりうるプラスイオンを体外に排出出来るクレイを教えきました。良質のクレイは地球の恵みだ!と私は即座にクレイセラピストの資格を取りました。そしてより効果的にクレイでケアする為に中医学的な経絡やツボについて知りたいなと思っていた時に出会ったのが【望診】という概念と【望診】と【弁証】を学べるホリスティック望診法アカデミーでした。
【望診】とは顔や体に現れる症状を見て内臓や心の状態を観察する方法のことで、東洋医学では病気になる前の『未病』を見つける手段として活用されています。特に肌や爪といった体の表層には体の内側の状態を表すサインが出ている為、それを読み解くことで健康管理や美容ケアを行うことが出来るのです。
例えば、年齢の割にほうれい線が気になるという場合。
ほうれい線はたるみによって発生するのですが、ほうれい線には経絡でいう胃経が通っている為、胃腸の消化機能が弱っている人はサインとしてほうれい線が気になるということがあります。同時に胃経は身体の前面を通っているので、ハイヒールの履きすぎで前腿が筋肉がちがちのままほぐさずにいる人もほうれい線のサインが出る可能性あり。食生活でいうと甘いものは水分を含んで重く垂れさがるという性質がある為、甘いものをたくさん食べている人はたるみやすく、ほうれい線が結果的に目立つということがあります。
こういった形で顔や体の肌表面に出ているサインを見て身体の状態や生活習慣を読み解くことを望診と言います。そして望診と一緒にその方の生活習慣や症状を実際に伺いながら体質や体の状態をより詳細に読み解くことを【弁証】と呼びます。
私はこの【望診】と【弁証】を知って、10代の頃出会った中医師の診療を思い出しました。これだ!と思い、1年弱をかけてホリスティック望診カウンセラーの資格を取得したのが昨年。
今年は読み解いた内容にご提案できる食養生やクレイセラピーを中心としたセルフケアのご提案や講座が出来たらと思い資料をまとめています。
ちょこちょこ個別のカウンセリングも行っていけたらよいな。
取り留めないですが、まずはあまり知られていない【望診】について、そういうのがあるんだなあということを知っていただけると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?