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考えたこと

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2022年7月の記事一覧

『暗闇のマリア』書き終えて~小説とは人称である

『暗闇のマリア』書き終えて~小説とは人称である

『暗闇のマリア』を書き終えた!
情けないことに、書き切ったのはこれが初めて。
ま、めでたいってことで

で、最近ハマっている『鎌倉殿の13人』を第20回「帰ってきた義経」まで見返してふと思いました。
これまでドラマもバラエティも構成や編集ばかり気にして見ていました。
例えば、頼朝が義経の首桶に語りかけるシーンに、結果、2人の最後の会話となってしまう台詞、つまり義仲討伐のため出陣する義経に「お前の口

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小島秀夫監督のインタビューを深掘りして考えてみた

小島秀夫監督のインタビューを深掘りして考えてみた

すんごいインタビューに出会ったので、深掘りして考えてみる事にした。

1,作家性について

2020年3月に行われたインタビューらしい。まずのっけから凄い。

本人が最初っからその話になったかどうかは定かでないが、「作家性」の大事な要素として「個人作業か集団作業かの違い」について触れている。もちろん個人で作りきれば、作家性あふれるものになるのは当たり前だが、映画やアニメ、ゲームのような集団制作の場

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映画『光復』プレミア公開レポート

映画『光復』プレミア公開レポート

『商業映画ばかり作っていると、好きだった映画作りが嫌いになる自分に気づいて…』(映画『光復』パンフレットより)

PFFアワード2年連続入賞で華々しく商業映画界にデビューし数々のヒット映画を世に送り出した深川栄洋監督の最新作『光復』がプレミア公開された。

「ながのフィルムコミッション」の全面協力を得るとともに、キャストの約8割が長野県出身者、または在住者という映画が、長野で公開を行うという至極ま

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笑えるものが書きたいけど…ということ

笑えるものが書きたいけど…ということ

本当はね、クスッと笑えるコメディが書きたいのです
しかし笑いの才能ないんだろうな
なかなか書けないんですよねえ、コメディ
どうしてもエログロになってしまいます
ギャグ入れたいんですけど

小説を書くということ

小説を書くということ

小説が書きたいんだわwwww

多分そんな夢を語ると
笑われる
そして自分も照れ笑い

しかし
テレビ屋の僕にとって
ロケハンも美術発注も
予算との突き合わせもナシに
場面を決められたり
物を持たせることが出来たり
回想シーンを入れられたりするのは
ある種の快感でもあります

もちろん演者の濡れ場も
自分だけで悩んで決められますwww

脚本にすると
ロケ場所とか、演者とか
制約が出て

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『暗闇のマリア』第6話 誠はマリアを抱くべきか?抱かざるべきか?

『暗闇のマリア』第6話 誠はマリアを抱くべきか?抱かざるべきか?

『暗闇のマリア』第二幕
なぜか女郎に身を落としていたお米ならぬマリアに、激昂する丑松こと誠

果たして第6話
誠はマリア抱くべきか?抱かざるべきか?
非常に悩んでおります
歌舞伎には基本濡れ場はありません
男ばかりで演じているし
舞台だから絡みは合わないですよね
女形にしか出来ない艶というのもありますし
それこそが歌舞伎の魅力なので

でも文学や映像作品では、絡みは見せ場(読ませ場?)

そこには

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