不動産コンサルタント 不動産鑑定士×行政書士 長井

不動産鑑定士、行政書士。株式会社フローク・アドバイザリー ディレクター。代々木国際行政…

不動産コンサルタント 不動産鑑定士×行政書士 長井

不動産鑑定士、行政書士。株式会社フローク・アドバイザリー ディレクター。代々木国際行政書士事務所 代表行政書士 フロークアドバイザリーWEBサイト https://froque.co.jp 代々木国際行政書士事務所WEBサイト https://yoyogikokusai.com

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最近の記事

WORDPRESSによる士業サイトの構築について

士業やスモールビジネスの立ち上げの際、必要となるオフィシャルWEBサイト。 紙の名刺を作成して、固定電話やFAX回線を引いたところまではいいが、独自のWEBサイトが無い状況にて開業に踏み切る人が多いのではないでしょうか。 私自身の経験から私自身、2019年に脱サラして、行政書士業を個人事業主として開業したのですが、WEBサイトの構築については全くのド素人であったため、格安で請け負ってくれる外注業者を探しまくりました。 まずはその経験からお話させていただきます。 複

    • 資格試験対策「WORDノート」勉強法【概論】

      初めに2年前に司法書士になりたい!と思いつき開始した司法書士試験の勉強。1回目の受験では、テキストを3周程度、過去問を3周程度回して本番に臨みましたがあえなく撃沈。。。。択一の基準点はなんとか超えることができましたが、記述で足切り、総合点でも点数不足という不甲斐ない結果になりました。 司法書士試験の筆記試験は、民法、商法・会社法、不動産登記法、商業登記法といった基幹科目に加え、民事訴訟法・民事保全法・民事執行法、供託法、刑法、憲法、司法書士法のマイナー科目を加えると択一式だ

      • 資格試験の勉強 予備校か独学か?

        夏から秋にかけて不動産、法律関係の資格試験の受験シーズン入っていきますね。 ここで、資格試験の勉強方法として、予備校に通って勉強すべきか?独学で勉強すべきか?という皆さんが悩む勉強スタイルについてメリットとデメリットを整理して考えていきましょう。 まずは、予備校に通うメリットから考えていきましょう。 最近は、通学制のみならずオンラインで学習コンテンツを提供する予備校が増えています。ここでは、通学制及びオンライン制を含めて「予備校に通う」と定義したいと思います。 予備校に

        • 一流の頭脳『運動脳』

          ちょうど1か月前から「地上最強の商人」という本を繰り返し読むというタスクに着手しました。 その本の中で「ある習慣を変えるものは、新しい他の習慣だけである」という言葉にガツンときて、ダメダメ習慣人であった私は、一念発起スポーツジムに通い始めることにしました。 毎朝5時に起床して、30分だけ軽い運動を毎日欠かさず行うというタスクをゆるりと始めたのです。 これまでの私は運動習慣がなく、階段の上り下りも面倒でいつもエレベーターやエスカレーターを利用してしまう運動回避人間であり、

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        • 勉強のための勉強
          3本
        • 不動産業の人材
          1本
        • 資格試験
          3本
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        • 民法改正と不動産
          7本

        記事

          就活で成功する学生の特徴

          こんにちは!不動産コンサルタントの長井です。 私は、不動産業界を中心としてこれまで数多くの就活生の方々から就活相談を受けたり、大手企業に内定を獲得した学生さんにインタビューしてきました。 また、実際に銀行、リース会社、デベロッパーなどを転々としてきた経験から社内で活躍する人々の行動を観察してきました。 これらの人々を観察した結果、就活で成功する学生さんの一定程度の特徴が浮かび上がってきました。 今回は、私自身が準大手デベで働いた経験、大手デベの内定者へのインタビューを通

          「雛形を創る人」と「雛形を使う人」

          今日は、大事な話をしたいと思います。 私は、不動産鑑定や不動産コンサルティングという仕事柄、不動産鑑定評価書や評価のEXCELフォームを作ることが多く、これまでにもいくつもの雛形(テンプレート)を自ら作ったり、また、周りの同僚の作った雛形を利用して仕事をしてきました。 これまで多くのプロジェクトを経験する中で、ビジネスの世界には次の2種類の人が存在することを発見しました。 「雛形を創る人」と「雛形を使う人」この2種類の分類は非常に重要であり、仕事の出来る、出来ないは実は

          アフターコロナの地価動向 ~令和3年 地価公示から考える~

          新型コロナウイルスの影響を本格的な関心事として捉えるようになったのは、確か2020年の2月ごろでしょうか。 その後、季節性のインフルエンザと変わらないという楽観論は吹き飛び、この原稿を執筆している2021年4月に至っては「第4波の到来」が本格化しつつあることなど昨年においては微塵も想像することができませんでした。 このような中、2021年3月23日にコロナ禍初となる地価公示が公表されました。 不動産のプロからは、今回の地価公示について、納得できるものと受け止められる向き

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          不動産業のヒューマンスキルと専門スキル

          今回は、不動産業に従事する人材に求められる能力(スキル)を考察してみたいと思います。 一般的な人材の能力と不動産業の各分野で求められる能力の違いを考えてみましょう。 一般的な人材の能力不動産業界に限らず、企業からみた人材の価値はヒューマンスキルと専門スキルの掛け算となります。 このヒューマンスキルには、対人コミュニケーション能力、ロジック力などが挙げられ、IQやEQが高いというのは結局のところヒューマンスキルと言えます。 日本では、「地頭がいい」と言ってこれらのヒュー

          不動産業のヒューマンスキルと専門スキル

          ORでなくANDで考える習慣

          質問1「企業にとって利益追求と社会貢献のどちらが重要か?」 質問2「ホリエモンの考え方に賛同するか?」 OR主義質問1に対して、「利益追求です」「社会貢献です」と答えるのをOR主義としましょう。 この答え方ですと、「利益追求」とだけ答えた場合、「社会貢献」というもう一つの選択を切り捨てる回答となってしまいます。 質問1に対して、常識的に考えれば、利益追求も社会貢献もどちらも重要であり、人それぞれに重要度のウェイトが異なるというのが正しい理解、正しい回答ですね。 質問

          最強の記憶術「目カメラ記憶術」

          資格試験での暗記は、本当に嫌ですね。 どの資格試験でも分量に差はあれど合格のためには避けて通れない暗記。 資格試験によっては、気がおかしくなるぐらい大量に暗記しなければならず、覚えた!と思っても数日後には忘れてしまい、自己嫌悪に陥ってしまいますね。 今回は、資格試験を効率よくパスするための暗記方法について考えてみたいと思います。 暗記方法についてのガイダンスはこちらに書きましたので、参考にしてください。 今回は、この中で紹介した「目カメラ暗記術」を少し掘り下げて書い

          就職活動について考える【転職編(ただし不動産中心)】

          前回の記事では、新卒の就職活動マーケットについて書きました。 今回は、転職市場について書いてみたいと思います。 私がこれまで経験してきた不動産業界における転職市場における特徴についての記述が中心となることをご容赦ください。 その他の業界は私自身、経験したことがないので触れませんが、どこの業界でも本質は同じであると考えます。 不動産業の裾野は広いことから、ここでは大手の総合不動産業及びそのグループ企業をイメージして実際に採用されている人たちの特性などを見ていきたいと思い

          就職活動について考える【転職編(ただし不動産中心)】

          就職活動について考える【新卒編】

          今回は、人材マーケットについて、それぞれ思うところを書いてみたいと思います。新卒マーケットと転職マーケットは異質であることから、新卒編、転職編にわけて書いていきます。 今回は、新卒編です。 私は現在、不動産系、法律系ビジネスを展開しておりますが、サラリーマン時代には、「一部」を除き一貫して不動産ビジネスに従事して参りました。 その「一部」が面白いキャリアでありまして、関西の某私大における学生の就職支援活動(キャリアセンター)の仕事です。 その後、再度転職して不動産業界

          激減する訪日観光客(2020年3月速報値)

          2019年12月、中国武漢市でコロナウイルスの最初の症例が報告されて以降、「武漢が凄いことになっている」と他人のように見ていた世界中の人にとって、コロナウイルスの猛威は、今や正にそこにある危機となって襲い掛かっている状況です。 日本の観光産業も大きな打撃を受け、観光業、宿泊業とも総崩れの状況にあります。 コロナショックの影響にて、訪日外国人数が激減したということは感覚的には理解できるのですが、一体どの程度減少しているのでしょうか? ここに興味深い統計があるので過年度データ

          コロナショックと賃料減免について考える

          コロナショックの影響で、不動産の借主(テナント)側が、店舗の休業による減収やリストラなどにより住宅賃料の支払いが厳しくなっている状況になっています。 不動産賃貸業つまり貸主(オーナー)側にとっては、このコロナショックの影響は、借主(テナント)側が一義的に影響を受けるものであり、賃料収入が得られると安泰というビジネスモデルなので、影響は間接的というのが本来的な賃貸借関係かと思います。 ただ、このコロナショックは長期化が予想され、今後、テナント賃料の不払いやテナント側の破綻に

          コロナショックと賃料減免について考える

          資格試験は合格後が最も大事です!

          コロナショックの影響で、資格試験の受験が延期になったというニュースが足元では増えてきました。資格試験は試験当日に知識量やマインドのピークを持っていく必要があり大変かと思います。 オリンピックの延期が定まらない時のアスリートの気持ちと同じだと思います。 資格試験の受験正の方々には、コロナに挫けず頑張ってほしいです。 さて、今回は、資格試験の受験前、受験後の心の持ち方について、やや上から目線となりますが、お伝えしたいと思います。受験勉強の一休み中にでも流し読みしていただけま

          REITの賃料は大丈夫か?

          コロナショックによる緊急事態宣言を受けて、娯楽施設、飲食店舗などが休業を余儀なくされ、賃料の支払いに窮する例が相当出始めております。 3月31日には国土交通省が不動産関連団体に対して、賃料の支払い猶予の要請を行うに至りました。命令ではないものの、国土交通省は宅地建物取引業の主務官庁であることから、大手不動産会社(殆どが宅建業者)は一定程度の対応を迫られるものと考えます。 【2020年3月31日 国土交通省の要請の概要】 今回はこの「賃料」の取り決め方について見ていきたい