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WORDPRESSによる士業サイトの構築について

士業やスモールビジネスの立ち上げの際、必要となるオフィシャルWEBサイト。
 
紙の名刺を作成して、固定電話やFAX回線を引いたところまではいいが、独自のWEBサイトが無い状況にて開業に踏み切る人が多いのではないでしょうか。

私自身の経験から

私自身、2019年に脱サラして、行政書士業を個人事業主として開業したのですが、WEBサイトの構築については全くのド素人であったため、格安で請け負ってくれる外注業者を探しまくりました。

まずはその経験からお話させていただきます。
 
複数の業者に見積を取得したところ、簡単なサイトの製作費の相場は大体10万円~50万円ぐらいの見積もりが出てきて、更に管理費として年間10万円~20万円請求されるケースが多かった印象です。激安のところで、製作費が5万円、管理費が年5万円程度であり、当初激安でも工事が発生するごとに追加料金が取られるケースが殆どでした。
 
その後、その中で探しまくったフリーランスの方に商材サイトを一つ作成してもらいました。日中両言語サイトだったこともあり、2サイトで製作費が40万円であり(ページ数が膨大だったため、これ自体激安だと思う)、管理費として月額2万円で始めました。

このフリーランスの方は非常に丁寧に対応していただき、制作物としては満足していたのですが、ランニングコストが月額2万円でかかるということは年額で24万円かかるということで、途中で自己管理としたい旨を申出したところ、キレられて解約となってしまいました、、、、私自身も知識が無かったため、このフリーランスの方には本当に迷惑をかけてしまったと反省しています。
 
実は、このフリーランスの方が使用していたのがWORDPRESSだったのです。制作の打ち合わせの中で、「長井さんだったら、自分でWORDPRESSサイト作れるんじゃない?」と言っていただいた記憶もあり、一念発起して自分でWORDPRESSサイトの作成をすることになりました。

その後、複数の商材サイトを爆速で作成するスキルを身に着けたことから、宅建業を開業したお客様から名刺代わりサイトを作成してくれとの依頼が舞い込み、今ではサイト作成とサイト管理にて一定の収益をいただいております。

WORDPRESSを圧倒的におススメする理由

WORDPRESSをおススメする理由を挙げるとキリがないのですが、以下は、私の考える圧倒的におススメ理由です。

おススメ理由1 複数商材のサイトを自社制作できる。

これが圧倒的な強みだと思います。まずは士業開業の場合、コーポレートサイトを簡単に作ると思いますが、例えば行政書士業の場合、「行政書士」と検索してくれるユーザーは殆どいません。そこで、検索エンジン対策やリスティング広告を行う前提として、複数の商材サイトを作成する必要性が後ほど生じてくるはずです。
この際に、圧倒的な強みを持つのがWORDPRESSによる商材サイト複数展開作戦です。

おススメ理由2 自己で管理、更新、工事ができる。

これも圧倒的強みです。ちょっとデザインを変えたい、フォントを変えたいなどのちょっとした工事をしたい場合でも、外部業者に発注してしまうと、いちいち指示をして、いちいち追加コストが取れれます。イメージを伝えたのだが、イメージ通りにならないということも大いにあり得ますので、やはり自分の手で更新、工事ができる体制はマストだと思います。

おススメ理由3 運営コストが圧倒的に安い

オオカミ少年のようで恐縮ですが、これも圧倒的強みです。サーバー代とドメイン代以外は外注費がゼロとなり、圧倒的に安い費用で運営が可能となります。(ただし、自分の手を動かす必要があるデメリットも大きい、、、、)

おススメ理由4 スマホにも自動対応してくれる

各種テーマの殆どはスマホ対応をしているため、PCサイトを作成すれば自動的にスマホサイトを組成してくれるものが殆どです。スマホのデザインをいちいち考えなくていいのは非常にメリットが大きいと思います。

おススメ理由5 ブログ・ニュース機能など拡張性が高い

最後に強調しておきたいのが、拡張性です。商材サイトにコンテンツを追加して、最新ニースを更新していきたい場合、この拡張性を自分で担保できるのは非常に大きい強みだと思います。(ただし、一定程度の工事スキルが必要)

WORDPRESS運用のデメリット

デメリット1  自分の手を動かさなければならない。

最大のデメリットとして、自分の時間が作成と更新に奪われてしまうというものです。作成が慣れてくると商材サイトが爆速で作成することができるスキルが身についていきますが、その境地に到達するには一定程度トライアンドエラーを繰り返すことが必要となります。
当初から大きなビジネスを志向する方は外注してしまったほうがいいと思います。

デメリット2 一定程度のデザインセンスは必要となる。

デザインに関してはテーマが一定程度誘導してくれますが、やはり色合いやフォントの大きさなどは自分で手調整していく必要があります。私の場合はデザインの教科書を本屋で買ってきて、カッコいい色合いの研究もしました。これはこれで楽しいです笑

デメリット3 慣れてくるとデザインの限界を感じることがある。

上記のデメリットにも通じますが、作成に慣れてくるとデザインの限界を感じることが多くなってきます。この場所に画像を貼り付けたいんだが、、、という場合、テーマによる制約上どうしても好きな位置に配置できないということが起こり得ます。

デメリット4 リカバリーも自分で行わなければならない。

WORDPRESSの操作を誤り、サイト自体が壊れてしまうことがたまにあります。私自身何回か経験をしました。不正アクセスなどで、サイトがぶり壊しにされる可能性もあり、この修復には多大な労力がかかります。

以上のメリット、デメリットを総合すると圧倒的にメリットが大きいものと考えます。最大のメリットは、やはり「自分で拡張性を担保できること」に尽きると思います。

WORDPRESSサイト構築のための始めのステップ

ステップ1 ドメイン取得

お名前ドットコムにてドメインを取得します。

このサイトにアクセスして、好きなドメインを早めに取得するのが第一歩です。
強いドメインは高く、弱いドメインが安いという時価という考え方なので、取得する前に取得コストをよく意識することが良いでしょう。
テクニックとしては、例えば、●●〇〇.com が既に取得されていた場合、また、異常な高値だった場合、●●-〇〇.comなど間にハイフンを入れたり、ドットを入れたりすることで分かりやすいドメインを取得できる可能性があります。

ステップ2 サーバー契約

いろんなサーバー会社がありますが、圧倒的におススメなのはXserverです。

Xサーバーにて一定の容量の契約をしておくと、複数の商材サイトを一つの契約の中で管理できます。また、WORDPREESS簡単インストール機能があり、WORDPREESS利用者に優しいサービスを展開しているのも親和性が高いと言えましょう。
利用者が多いためネットに何らかの情報が転がっている確率が高いのもおススメポイントとなります。

ステップ3 テーマ購入

WORDPREESSのサイトから直接購入する方法もありますが、これはあまりおススメしません。初心者の方は、できれば、別途テーマを購入して、テーマに沿ったサイト制作をしていくことをおススメいたします。

おススメのテーマ1 EMANON

シンプルなデザインで操作性が高い。商材サイトとして利用中。他のテーマの良さ悪さを足して2で割った感はあり。

 おススメのテーマ2 Affinger

自由度が高い、ブログ機能として活用中。シンプル過ぎるので、作成者側に一定程度のデザインセンスが求められる。

おススメのテーマ3 TCD

デザイン性が抜群 絵で見せたいという視覚派には圧倒的におススメ 
テンプレートがしっかりし過ぎており可変性があまりない。少し高い、、、、

 
以上の3ステップさえ理解できれば、ネットの先人たちがWORDPRESSの導入方法などを丁寧に説明してくれています。検索エンジンで不明事項を叩くと大体が解決していきます。

補論1 無料作成サービスについて

WIXやJimdoなどの無料WEBサイト作成サービスもかなり豊富に揃ってきています。
問題は無料プランの場合、ドメインにWIXやJimboなどの文字が入ってしまい、「ああ、WIXで安く作ったのね。」と思われてしまうリスクがあると感じます。
また、ペライチなどのランディングページ(LP)作成のソフトがありますが、単純な商材の場合には親和性が高いと感じますが、やや概念的なサービスを商材とする士業オフィシャルWEBサイトの作成には限界があると思います。また、これらのサービスの有料プランの場合は、WORDPRESSより高い運営コストになる場合が多いので注意が必要です。

補論2 無料ブログについて

アメブロやライブドアブログなどの無料ブログサービスで集客を行っている方も一定程度おられます。ただ、このような無料ブログで成功されておられる方のブログを見ると、有益な記事が質、量とも担保されているケースが殆どです。あとブログは商材サイトとしてユーザーから認知が低く見られがちなので、一から作るのであればやはりWORDPRESS一択というのが個人的意見です。ただ、WORDPRESSサイトとこのような無料ブログを相互連携させ回遊性を持たせるのは一つの戦略としてアリだと思います。





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