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一流の頭脳『運動脳』

ちょうど1か月前から「地上最強の商人」という本を繰り返し読むというタスクに着手しました。

その本の中で「ある習慣を変えるものは、新しい他の習慣だけである」という言葉にガツンときて、ダメダメ習慣人であった私は、一念発起スポーツジムに通い始めることにしました。

毎朝5時に起床して、30分だけ軽い運動を毎日欠かさず行うというタスクをゆるりと始めたのです。

これまでの私は運動習慣がなく、階段の上り下りも面倒でいつもエレベーターやエスカレーターを利用してしまう運動回避人間であり、この習慣をなんとか変えなきゃということですが、いきなり走り込みというのは嫌だったので、30分だけ軽く筋トレ、軽くウォーキングを行うというタスクをゆるりと継続させることにしました。

そして、毎日運動するという習慣を継続すると、なんとなく気持ちが前向きになったような気がしてきました。

そんな毎日を過ごす中で、なんとなく本屋にぶらり立ち寄って目に飛び込んできたのがこの本です。

運動を始めた私にとって、これは運命の出会いかと引き寄せられるように買って読んでみることに。

運動以上に記憶力を高められるものはない

運動することによって、心身ともにリフレッシュされるという感覚は誰もが直感的に理解できると思います。

しかし、運動すること=身体を鍛えること、頭がよくなること=脳を鍛ええることは別物だと思っている方が殆どだと思います。私も「運動脳」を読む前はそう思っていました。

「運動脳」には、運動をすることで頭が良くなるということが各種の実証実験や理論に基づき、丁寧に説明されています。

運動は心身に良いという何となくの感覚が、実は、運動することこそ最高に脳を活性化させるということが理解できるようになります。ボヤっとしていた感覚が腑に落ちてきます。

記憶力を高めたい人には、何よりも運動を!

資格試験の勉強に挑戦する人にとっては、机に何時間も座って勉強することが合格への必要条件という恐怖感にも似た感覚を持ってしまうことも多いはずです。

しかし、学習の効果を高めるためには、土台としての「運動」が必要であることがこの本を読めばスッキリ理解できるはずです。

どんな運動をしたらいいか?ということについて書くとネタバレとなってしまいますので、ここでは詳しく触れませんが、走り込みなんて不要であり、日々のちょっとした運動で十分に脳が活性化され記憶力が向上するということが科学的に本書で解き明かされます。

「動きながら覚える」と定着率が段違いによくなる

私自身、歩きスマホならぬ、歩き読書をすることが多いです。むしろ座って本を読むということが苦手な方です。スキマ時間のほうが、効率的な感じがするタイプです。

特に資格試験での勉強の場合は、歩きながら覚えるということが最も効率的だと思っています。

そのような何となく感じていたやり方が実は効果的であることをこの本が見事に実証してくれています。

もし、暗記力を最大限に上げたいのであれば、運動と暗記を同時に行うことをお勧めする。例えばトレッドミルの上で歩きながら暗記するのである。

アンデシュ・ハンセン「運動脳」より

この方法は効果的な価値があると思うので明日から即実践です!

この本の著者であるアンデシュ・ハンセンさんは、「スマホ脳」というベストセラー本の著者でもあるスエーデンの精神科医の方ですね。

精神論というより、科学的見地から運動のもたらす脳力の向上効果が理解できる内容となっています。

資格試験をこれから目指す方、また勉強中の方のみならず、子を持つ親御さんにとっても有用な情報が満載の素敵な本です。


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