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毎日同じことを繰り返す

ぼくは、毎日同じことを繰り返すことが苦にならない性格なので、毎日同じひとが書く文章を読むし、毎日ひたすら歩き続けられるし、毎日同じタスクを消化していきます。食事もできるだけ同じものを食べるようにしているのは、徹底した拘りがあるからです。大学生になって一人暮らしをはじめて早5年目になりますが、意外にもじぶんは独自のルールに従って生きるのが性に合ってることに気づきます。思えば、小学生の頃、机に座っていられないような子供でした。じっとしていられなかったし、よく落ち着きがないといわれました。それはいまでも変わっていないけれど、夢中になると一点に過集中できるのは、唯一の強みであると思っています。仕事にしようとか、これでお金稼いでやるみたいなモチベーションが全くなしに続けられるのは幸せなことだし、救いでもあるのです。

自分の特性が、日常生活に支障がでるほど深刻なものではなかったので、ドロップアウトすることもなかったけど、気づけば同じ場所にいて、同じことを繰り返している毎日です。勉強でもスポーツでも何事も反復が大事なので、毎日繰り返していれば、遅かれ早かれ上達するし、成果もついてきます。でも、決まったことしかできない人間は、替えがきかないので、平均的に満遍なくできるタイプの方が有利だと思っています。どんな特性でも、一つの個性として受け入れ、伸ばせるとこまで伸ばしていくしかないのだと思いました。

最近だとよく、好きなこと、やりたいことを探して、それを仕事にしましょうみたいな発信をする人が増えたけれど、僕からみたら、やりたいことは見つけるものではなくて、見つかるものだと思っています。気がついたらやってしまっているものが、本能的にやりたいことであり、「こうなりたい」とか「こうしたい」と夢を語っているうちは、理想的な人生に酔っているだけなんですよね。だから、将来の夢とか目標って嘘だと思っていて、気がついたらやってしまっていて、それがいつの間にか仕事になっているものが、適職や天職にあたるものなんじゃないかなって思います。

なかには、社会システムから外れてしまう人もいるかもしれないけど、やらないと生きていけない、やることで満たされるものもあると思うのです。アーティスト(表現者)であれば、表現することが、生きることそのものなので、それがあるから、社会的にも生きていられると考える人は少なくないと思います。

成長するとか、頑張ることは素晴らしいけれど、そのモチベーションだけではどうしたって太刀打ちできず、継続を諦めてしまう人が多いように感じます。ぼくも偉そうに言えた立場ではないですが、やらないと生きていけないぐらい、その人の生活の一部分になっていないと、どこかでピタっと成長がとまってしまうように思います。

毎日できることを淡々と積み上げる生き方は、とてもシンプルだし、そこまで難しいことではないと思っています。やるべきことが決まっている方がラクなので、目標(ゴール)が見えたら、あとはそこに辿り着くまでの道のりを逆算して、コツコツと積み重ねるだけです。受験勉強でも、毎日10時間以上勉強すると決めて、コンスタントにやり抜くことができましたが、要するに、同じことを毎日繰り返すことが得意なだけで、限られたことにしか能力を発揮できないのは、長所でもあり、短所でもあると思います。

これまで20年以上生きてきましたが、なにごともコツコツと続けていくことが、結局、一番の近道なのかもしれないですね。

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