命の尊さ

私のお父さんは53歳で亡くなりました

ゴミ屋敷。

孤独死です。アルコール依存性でした。

犬を飼っていてその犬は、

ゴミ屋敷の残飯とビールの残りを飲んで生きていました。

隣の住人からすごい匂いがすると通報があり

管理会社から、お姉ちゃんに電話がいき、

お姉ちゃんが家に行くと

皮膚がレバー状になりブツブツになり

きゃんきゃんと犬が泣いていたので

犬を抱っこして一旦外に出て救急車を呼びました。

お風呂上がりに、裸で倒れていた。

死因は溶けていたため、不明。

事件性はない。顔を確認するにも、

粘土みたいなやつで溶けた顔を

お姉ちゃんが確認し、すきっ歯だったのは分かったので

それで、はい。私の父ですと。

突然終わりを告げられた私たち。

正直な気持ち。やっと戦争がおわった。

これで開放されるが私たち家族の気持ちでした。

鬼電はかかってくるし

家には上がり込んでくるし

お金はとっていくし。

他にも言い出したらきりがないぐらいある。

お姉ちゃんのクレジットカードを借りて

借金は増えていくし。

最後死ぬ前に、居酒屋連れていってくれたんだ…

めずらしくお父さんも機嫌もよく。

お父さん、お姉ちゃん、私。の

それが最後の食事でした。

死体は2週間だったので棺桶は黒いテープで

ぐるぐる巻きにされ

最後顔も見れなかった父。

お父さんらしいお葬式でした。

色々迷惑かけられたけど、色々考え方や

物事の捉え方が変わりました。

命の大切さ

終わる時は一瞬で……

はやすぎた…

子供見せたら、
喜んだかなとかいっぱい考えたりした

だけど、もう戻ってこないと思うと不思議で

あんなに迷惑かけられたのに

悲しいもので……。