盲点!「本気で死にたい」と言う子ども達の心境 原因に驚愕!
仰々しいタイトルになってしまいましたが、めちゃくちゃ大事な話なので気持ちを込めて書きます!
私は普段あまり地上波テレビを見ないのですが、この間たまたまテレビのドキュメンタリー番組に出演していた中学生の口から「ただ死ぬ日を伸ばしているだけ」というフレーズが私の耳に飛び込んできたときから、このフレーズが忘れられません。
ちょっと重たい話になってまいますが、この悲しいフレーズについて書いてみたいと思います。
大勢の方に最後まで読んでほしい内容になっています。
この話題を書こうと思った理由
「ただ死ぬ日を伸ばしているだけ」という言葉。
今回はテレビ媒体だったので顔出しの中高校生が発言していて視覚的にとてもリアルに感じましたが、実際は匿名で自分をさらけ出せるSNS界隈では本当によく見聞くきする言葉に感じます。
こんなフレーズが子供たちの口から次々と飛び出す番組でした。
未来に光がなく、ただ今日を過ごしただけになってしまった。
「いつ死んでも良い。ストレスフルになったら死ぬだけ。」
「たまたま今日じゃなかった。死ぬ日が1日伸びただけ。」という子供たち。
生きる理由より死ぬ理由ばかり探すのはなぜなんだろう。
本当は死にたくないから1日ずつ伸ばしているんじゃないだろうか。
こんな風に思いながら生きていたり、生きる意味が見つからない子ども達ってどうゆう心境なんだろう?という疑問と同時に、こうゆう思考にさせてしまう原因の背景は何だろう?など、よく考察してみました。
するとこの原因が驚愕の結果だったのです。
「本気で死にたいと思ったことがある」という子どもたち
このように発言する子ども達。
今回の話の対象となる子ども達は小学生~高校生。
「まだ小学生」と思っていましたが、小学生でも中高生と同じような悩みを抱えこのように思っている子がいることに、同じ小学生を持つ母として とてもやるせない気持ちになりました。
子どもの自殺率は年々増える一方で、「死にたい」という気持ちを心のどこかに持っている子は、昔に比べてとても多くなっているように感じます。
とくに匿名で自分の気持ちを吐き出せることや、同じような境遇の仲間を探し求めやすいことからネット上では「死にたい」というワードが後を絶ちません。
軽いノリで発言するような「死にたい」ではなく、魂の叫びとして本気で受け取れるような「死にたい」が溢れてしまっているのです。
あまりに見聞きするので気になって調べてみたところ、現代の10代の3割は「本気で死にたいと考えたことがある」という調査結果にとても驚きました。
厚労省の2023年調べによると、小中高生の自殺数は過去最多になり500人を超えています。
我が子が自殺するなんて、親はどんな気持ちでしょうか。
自分が親になってから、世の中の子どもたちのこういった言動は親目線なのか他人事とは思えず、見聞きするたびに胸がザワザワして私に何かできることはないのかと考えるようになりました。
「死にたい」気持ちになる原因は?
「死にたい」と発言する子達に対して、「最近の子は命を粗末にする」「簡単に諦める」「ストレスに弱いから」などと話を聞く前から門前払いしてしまう風潮も、今の日本にはないとは言い切れません。
子ども達がが自殺にまで追い込まれてしまうほどの精神状態になるのは何が原因だと思いますか?
一般的には 自殺=いじめ という感覚が結びつきやすいかもしれません。
これは数ある子どもの自殺の中でもニュースなどでトピックとして取り上げられやすく世間に周知されやすいからです。
本来子どもに限らず、自殺はいちいちメディアでは取り上げません。
私たちが普段目にする子どもの自殺のニュースは、あくまで事件性があるものだけです。
つまり、逆にいじめや暴力・誹謗中傷などの他人から攻撃性のある事件でなければ当事者やその周り以外は知る由がないんです。
このようにいじめが自殺の一番の原因だと思われがちですが、それは大人の勝手な思い込みです。
箇条書きにしたのはかなりざっくりなので、細分化すればもっともっと子ども達の気持ちは書ききれないほど様々な思いがある思います。
しかしここに上げた例だけでも、いじめだけが原因ではないということが分かりますよね。
いじめ=自殺願望 というのはあくまで一例なんです。
じゃぁ、実際どういった原因が多いのか?気になったので調べてみました。
意外な盲点だった「死にたい」原因
2019年データなので少し前になりますが(人数は増加傾向にあるものの主な原因の割合は2023年現在も変わっていないと思います)厚労省の分析で意外な原因があります。
それはなんと「家庭問題」です。
以下厚労省の分析データの引用です↓↓
小学生の原因が男女ともに家庭問題が1位
まず、小学生男子のしつけや叱責について…
親は子どもの幸せを願い、子どもが恥じることのないようにと普段から行っているはずのしつけや叱責が、子供にとって死を意識させるほどの負担になってしまっているということ。
これは大問題です。本末転倒どころではありません。
次に、小学生女子の親子関係の不和について…
親はいかなるときも子どもの頼りになる存在であることが目標です。
どんなに苦しく辛い状況であっても、困ったときに必ず助けてくれると思える安心材料があるだけで「私は大丈夫」と思うことができて子どもは一歩を踏み出せます。
したがって親子の関係に何があっても揺るがないに信頼関係を築いておけば、どんな問題でも解決できるのです。
中高生になると 学業、友人関係、学校、進路、精神疾患と多方向に分かれてきていますが、どちらも根本にしつけ・叱責、親子関係の不和があります。
つまり、中高生になるにつれて悩みの種は細分化されていきますが、根っこから見つめ治すと、すべての原因は家族関係・親子関係であることが分かります。
トラブル・ストレスは家族・親子関係でカバーできる
データでも分かるように親子関係さえしっかりしていれば、どんなトラブルやストレスにも子どもは自分の力で対応する力を持つことができます。
最新のデータも調べましたが「家庭」「学校」「健康」が今も昔も子供の自殺の3大原因。
この3大原因の中で、学校と健康(精神的疾患)に至っては家庭の基盤がしっかりしていれば防げる可能性があります。
学校は死を選ばなくてはいけないくらい辛い場所なら絶対に行かない方がいいと誰もが思うはずです。
子供の細かな変化を見逃さなければ助けられるかもしれません。
親が学校以外の道もあることを提案できれば、逆に子どもの世界はめちゃくちゃ広がり生きる意味を見出せる可能性すらあります。
学業も同じです。
死ぬくらいなら成績なんか本気でどうでもいいです。
成績や学歴社会の背景が死にたいほど子どもを苦しめているのであれば、親として塾や予備校、受験のことをサポートするのではなく、大人としてもっと色々な働き方があり学業だけが全てじゃないということをどうか教えてあげてください。
対人関係で死ぬほど苦しんでいるのであれば、大人になったときに小中高の友達と関わることはほぼないよと教えてあげてください。
相手の気持ちを考えられるあなたを誇りに思うと伝えてあげてください。
人は環境によって付き合う人はいくらでも変わるということと、自分の気持ちに素直にいていいんだと教えてあげてください。
健康(精神疾患)はパンクして精神が崩壊してしまう前に環境を変えてあげてください。好きなことをたくさんやらせてあげてほしいです。
そして子供の目線に合わせて興味を持ってあげてください。
メンタルヘルスやマインドセットなど心にアプローチするサポートをして精神状態を回復に向かわせることができればどん底からでも助けてあげられるかもしれません。
なにより、学校や家の外で問題やトラブルがあったとしても、信頼できる親がいれば相談することが出来ます。
最悪のパターンに陥ってしまったとき、「親にはそんなそぶりは一切見せておらず、つい昨日まで元気でした」というケースがよくあります。
親が気づかなかったのか?などと言われがちですが、子どもは自分のダメな部分を隠したかったり、親に心配かけたくない気持ちで元気なフリをしています。子供は悩んでいる素振りを見せないように必死です。
ましてや親も仕事で忙しく信頼関係を作る時間が足りていなかったり、心が思うように通っていない親子の場合、子供は余計に迷惑かけないようにと隠すので、些細な変化を見落としてしまうかもしれません。
中高生だってまだ子供です。
死にたいくらいの辛い状況であれば誰かに自分の気持ちを聞いてほしいと思います。
フラットに話せる相手で自分のことを理解してくれる頼りになる存在であり、信頼関係がしっかり出来ていれば、子供は親にだって気持ちをしっかり話してくれます。
しかし、日ごろの親からのメッセージが子どもに対する評価の声掛けだったらどうですか?
出来ないことにフォーカスした声掛けや、評価する声掛けや褒め方をしていると、逆にできなかったらすごくない、偉くないと子供は捉えてしまいます
「悩みを打ち明ける=ダメな自分をさらけ出す」ことができなくなってしまい隠そうとするのです。なぜなら親はダメな自分は認めてくれず、こんな私のことは好きじゃないはずと思い込むから。
そしてついには自分に存在価値が見出せなくなってしまい、孤独に苦しくなっていき死を選ぶという最悪の展開を引き寄せてしまいます。
困りごとがあったときや逃げたくなる時は誰にだってあります。
親子関係がもたらす子どもの生きる力
大人になってしまうと後天的に身についたスキルが増えてくるため、子供の頃の親子関係を振り返っても「あの頃の親の対応がこうだったから、今自分はこうしている」とか、そんな風に思うことはなかなかありませんよね。
うちの旦那は中学生の頃から母親と反りが合わず、激しい反抗期があったらしくそのまま家を出たので早くに自立していました。
本人曰く、自分の性格や思考は親の影響は絶対受けていない!と断固拒否で言って来ます。
確かに、人生においては家族から得た影響より家族から離れてから新しい世界に飛び込んでそこで得たものが多いかもしれません。
しかし中学生の頃の反抗期とはいえ、家族のもとを離れ自分で新しい道を切り開き、甘えなしで1人知らない土地へ行くという考えに至り、自らの意志で行動に移したことはすごいと思います。
中学生で反抗期だからと言ってそこまで行動に出れる子はそういません。
旦那曰く、反抗心でやっただけだと絶対認めないのですが、中学生でこんな思い切った行動に出れるということは、少なからずそれまでの親子関係や家族関係がもたらした影響であると思います。
自分軸をしっかり持ち、自分の意見をはっきり言えて、自分はどんな状況でもやっていけるという自分を信じる力がついていた。
つまり自分を大切にする力を持っていたから自ら生きる環境を変えることが出来たという風に思います。
これが本当の意味で生きる力であり、このように子ども達の心の根っこの部分を育てることができれば、子供たちの未来は明るくなる。
子供たちの自殺の選択肢は減り、社会現象にまで膨らむほど大きな問題にはならなかったんじゃないかなと思うのです。
子育ては誰も教えてくれない
子育ての方法は誰も教えてくれません。
赤ちゃんの頃は何かとプレママスクールとかパパの体験教など、初心者のやママやパパに丁寧にやり方を教えてくれる機関や施設がたくさんあるのに、新生児を卒業した途端、誰も何も教えてくれません。
だから根本的なことにも気づけず、親子でもがき苦しんでいる家庭がめちゃくちゃたくさんあります。
親はただ子供の幸せを願っているだけなのに、うまくいかない。
子供は自分のことが分からなくなり、無知で何一つ術を持っていなくて辛い。
よくお母さんの努力が足りないとか言われますがそうじゃありません。
逆です。
家事に育児にしつけなどのお母さん業は二の次。
そんなことより、もっともっと本質的にやらなきゃならないこと。
むしろ他は疎かでいいので、これだけはやってほしいこと。
子供を認める。
ただそれだけ。
簡単なようで意外とできないと思います。
今日は自分の意見や考えを述べずに、子どもの話に「へぇ!そう思ってるんだね!」とどのくらい言ってあげれたか。
1日の終わりに振り返ってみてほしいです。
親が子供にやるべきことはコレだけ!
この心の基盤さえしっかり育てば勝手に自立するし、トラブルに対応でき自己解決できる力つけ、ストレスも上手に発散できるようになり、生きがいや幸せになる方法を自然と見つけることができます。
なぜなら自分を大切にすることができるから。
自分を大切にすることができる人は自己肯定感が高いです。
自分の良いとこも悪いところも、得意も苦手も全て認めることが出来るので最強なんです。
情報が多すぎる現代は問題の本質を捉えにくくなっています。
一挙一動に一喜一憂するのではなく、ベースをしっかり固めればすべてうまくいくます♡
学業、運動、デキル、デキナイ、足りない、苦手克服とかそうゆう余計なことは全部取っ払ってシンプルに。
ただ1人の人間として 子供と接する。
この子の親として 愛をもって寄り添う。
子供ではなく1人の人間として 子供を尊重する。
お母さんの笑顔を増やし 子どもへ向ける。
対等な立場で相手を理解する。
これだけで頑張ればオールOKです。
難しいことは後回し。
雨降って地固まる!
明日からは親子ともにさらに輝いた人生になりますように♡
長々と読んでいただきありがとうございました。
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