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ピースボートまでの道

ピースボートの旅の話の続き。 よく居酒屋とかで目にするピースボートのポスター。20年前、どうやってピースボートに乗ったのか?ピースボートに乗るまでのお話し。 当時、5年働いた会社を辞めて失業保険申請中だった私。 これから何をしよう?と日々悶々としていたある朝、新聞を開いたらそこに「地球一周船の旅」という文字が飛び込んできた。 子供の頃から海外に行きたいという気持ちはあったものの、英語は苦手でビビりだった私でもこれなら行けるかもー!!と気づけば電話してパンフレットを取り

    • ピースボート地球一周の旅から20年

      ちょうど20年前の今日、2003年9月21日にピースボートで地球一周の旅に出た🌏 3ヶ月かけて西へ西へ20カ国を巡った。 飛行機とは違い、少しずつじわじわと変わっていく環境や文化や人の顔や宗教そして匂いなどなどゆっくり感じられたのは船旅ならでわだった。 毎日、水平線から登り沈む太陽、イルカの群れや海亀にも逢えた。 そして夜は毎日降ってきそうなくらいの満天の星空を眺めていた。 東京を出発してすぐに船酔いとの闘いや、慣れない船での生活など大変でもあったけれども、3ヶ月間共

      • アルケミストを旅した話

        私は子供の頃から文字を読むのが苦手で本を読まない子だった。 そんな私が唯一、ハマって何回も読んだ本がパウロ・コエーリョのアルケミスト。 羊飼いの少年が自分の見る夢を信じて海を渡りエジプトのピラミッドまで旅をする話。 旅の中でいくつもの出逢いと試練を繰り返して成長していく少年の姿が当時から旅にハマっていた私とリンクして自分と重なったからだった。 そして私は2011年にアルケミストの少年のような旅に出た。 スペインのバルセロナから地中海沿いを巡りジスペイン最南端の港町タ

        • インドの酒好きが集まる町DIU

          広いインドには有名な観光地でないけれども素敵な町もたくさんあります。そんなマニアックで酒好きにおすすめの町を紹介します🍺 インドのグジャラート州にあるDIUという町があります。 この町は昔、ポルトガル領だったことから今もその面影が残る建物が多くて、GOAと同様にお酒が飲める町なので海沿いにはBarがたくさんある。 そんなDIUに私は2018年に行ってきました。 ガイドブック(地球の歩き方)にも載ってはいるけれども、ほんの1ページしか載ってないし、とにかく行きずらい場所

          インドの酒場事情🍺

          インドのBARのお話し🍷 インドは宗教上、お酒を飲みにくい土地柄、人前で堂々とビールなんかを飲む事ができない。 でもどの町にも必ずWINE SHOPはあって、だいたいその奥には、酒を飲むBARがある。 ただでさえ暑いインドを旅していると喉カラカラになってビールが飲みたくなる🍺 でもその気持ちを抑えてコーラなんかで誤魔化してその場をしのいでた😂 涼しくなってくる夕方くらいからBARに人が行き始める。だいたい鉄格子のCashiers にお金を払って席に着く。そして頼んだ

          インドの酒場事情🍺

          インドで映画館に行ってみた

          インドの旅から早いもので半年が過ぎました🇮🇳 久しぶりにインドの旅の話✈️ インドの映画館について話します。 RRRが日本でも話題になったインド映画🇮🇳 歌って踊るイメージ通り、インド映画に歌と踊りは重要🕺🏽 そしてとにかく長い😂 だいたい3時間が普通で、前半と後半の間に休憩が入る。昔、知らずに前半終わって休憩とは知らずに終わったかと思って出ちゃった事あったけれども、中途半端だったし「あれ?おかしいな」と戻ったら続きがあった🤣 内容もインドならではで、とにかく主

          インドで映画館に行ってみた

          旅を振り返る。

          タイ、インドの旅から帰国して10日が経ちました。 ちょうど一カ月前に転倒して痛めた腰もほぼ完治しました。 今回の旅を改めて振り返ると、やはりコロナの3年間という期間の長さ、ブランクを感じる旅でした。それとは逆に、3年間という準備の期間を経たからこその、自由に旅が再びできる喜びありがたさを心から感じられた旅となりました。 まず最初に思ったのが世界はもうほぼコロナ終わってるってこと!日本ではマスクつけるのがマナーとまで当たり前になっていたからこそ、タイに入国した瞬間から日本

          旅を振り返る。

          プシュカルの砂漠の音楽家Bophaの話

          プシュカルの郊外には昔、マハラジャ(王様)に支えていた音楽のカーストの人達がいた。マハラジャ制度がなくなった今では音楽カーストの人達は路上で演奏してドネーションをもらうか、自分達が作る楽器やCDを販売する事でしかお金を稼ぐことができないので彼らはプシュカルの郊外の荒野でテント生活をしている。 今、彼らはプシュカルの町に毎日やってきてツーリストに向けて音楽を演奏している。 中でも、Rawanhataという弦楽器を演奏するBophaというカーストのPapuの演奏と歌声はプシュ

          プシュカルの砂漠の音楽家Bophaの話

          旅の終わり、プシュカルでの日々

          ゴアからの長い長い過酷な道のりを経てたどり着いたラジャスターンのプシュカル。 私よりも一日先にプシュカルに着いていた地元の友達みっちーと昔泊まった事のあった宿ダイヤモンドのマーヴィーが出迎えてくれた。ゴアから重症の状態で死に物狂いで移動してきた緊張感が一気にほぐれて解放されてほっとした。「あぁ、ただいま」そんな気分になるくらい、プシュカルという町は私にとってはホームタウンなのです。コロナが始まる3年前まで毎年通い続けた大好きな町。 3年間で変わった所もあったけれども、町を

          旅の終わり、プシュカルでの日々

          ゴアからラジャスターンへ〜試練の大移動

          実はゴア最終日の夜、明日の朝の電車に備えて早く寝ようと部屋でシャワーを浴びた後、濡れている地面がツルツルすぎて足を滑らせて思いっきり左腰から階段の段差の所に落下して強打した。 あまりの痛さに「ヤバイ。明日の電車乗れないかも。」と思った。しばらく動けなかったけれども、どうやら骨盤や肋骨は外れてここ最近の美味しいもの食べすぎもあり、増えた脂肪のついた左後ろあたりだったから骨には異常はなさそうで歩くことには支障はなかった。けれどもちょっと姿勢を変えるだけで激痛が走るからしゃがむこ

          ゴアからラジャスターンへ〜試練の大移動

          ゴアの楽園ライフ

          ケララから北上してゴアにやってきた。 目的はゴア在住の友達ヨウコちゃんに会う事と、何か楽しいことないかなーと期待して3年前と同じく、いざアンジュナビーチへ! 3年前に泊まった宿が最高だったから真っ先に向かった。中に入るとあれ?3年前と様子が違う。どうやらオーナーが変わって違うゲストハウスになっていて料金も3年前の倍の値段💦数日間泊まるからといっても値段は下がらなかった。そこは諦めて、7年前に泊まった事のあったMANRIゲストハウスを訪ねてみた。やはり、昔に比べたら値段はか

          ゴアの楽園ライフ

          犬と私

          犬について話します🐶 私は子供の頃から犬が苦手でした。隣の家にいつも黒い犬を飼っていて、おばあちゃんに回覧板を持っていってと頼まれるのがいつも苦痛だった(犬に吠えられるから)。最初は柴犬くらいの大きさの犬だったんだけど、その犬が亡くなるとさらにデカい黒い犬を飼いはじめて、一度、散歩中だったのか、思いっきり私に目がけて飛びついてきた時があって、それ以来、犬が本当にダメになった😅 そんな犬が苦手な私にとって、一人旅というのは犬との戦いのような日々なのです。 なぜなら日本と違っ

          心優しき南インドの人々

          南インドを振り返って1番印象深かったのが、南インドの人達の人柄のよさにつきる。 言葉はわからなくてもお互い顔を合わせて挨拶すれば最高の笑顔を返してくれた。 コロナというのもあってか、インドに入ってからインド以外の外国人にほとんど会わなかった。 なので言葉も通じない南インドの人達の中にどっぷり浸かった10日間だった。 特にタミルナードの人達のタミル語なまりの英語なんて全然聞き取れなくてコミュニケーションのとりようがなくても、なんとなく大丈夫だよーってしてくれた心優しいタミ

          心優しき南インドの人々

          スパイスの産地ケララの旅

          タミルナード州とケララ州のボーダーラインでバスは終点。ほんの50メートル歩くとそこはケララ州の入り口の町クミリーがある。 クミリーはスパイスの産地として有名な町でスパイスファームやスパイス専門店が町中に並んでいる。 私もこれまで何度もこの町にスパイスを買いに来ていて3年ぶりの滞在となった。 高地にあるクミリーは涼しくて避暑地としても有名な観光地。他のインドのごちゃごちゃした感じは全くなく、自然豊かで人も町ものんびりとしたいい町だ。 ここでは新鮮なスパイスを買った。店の人

          スパイスの産地ケララの旅

          インドでのバスの旅

          インドの旅でバスの移動は毎回たくさんの出逢いがある。 とりあえず目的地に行く1番簡単な手段がバス。 バスターミナルに行って行きたい場所の名前を叫ぶだけでそのバスの場所を誰かしらが教えてくれて乗り込むだけなのだ。乗り込んだらあとは出発して行き先を伝えてお金を払う仕組み。 バスには必ず、運転手さんと、乗客を集めてチケット代を受け取る人との2人制。どのバスに乗っても2人の息の合った連携プレーはいつ見ても飽きないくらい凄い! 私はだいたい長距離移動が多いから始発から終点まで乗

          インドでのバスの旅

          美食の町、カライクディとマドゥライへ

          体調も回復してやってきた美食の町、カライックディ。 チェティナード料理で有名のカライックディ。 19世紀に海外に進出したチェッティヤールという人々が世界中の調理法や素材を持ち帰り、故郷の味と融合させて生み出したという「チェッティナード料理」は、世界的に有名な存在です。 3年前に初めて来た時は右も左もわからない状態だった。出店仲間のネファラのキーマンが偶然同じタイミングでカライックディにいたので合流しておすすめのお店を食べ歩いた。あの時食べた味が忘れられなくて再び訪れた。1

          美食の町、カライクディとマドゥライへ