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美食の町、カライクディとマドゥライへ

体調も回復してやってきた美食の町、カライックディ。

チェティナード料理で有名のカライックディ。
19世紀に海外に進出したチェッティヤールという人々が世界中の調理法や素材を持ち帰り、故郷の味と融合させて生み出したという「チェッティナード料理」は、世界的に有名な存在です。

3年前に初めて来た時は右も左もわからない状態だった。出店仲間のネファラのキーマンが偶然同じタイミングでカライックディにいたので合流しておすすめのお店を食べ歩いた。あの時食べた味が忘れられなくて再び訪れた。1番のお目当ては、カニを丸ごと使ったカレー。
今回も、宿にチェックインしてすぐにその店に直行した!午後2時過ぎにもかかわらず、店の外まで人で溢れていた!どうやらカライックディで1番の人気店になったらしい!20分くらい待ってようやく入れた。席に座るとバナナの葉っぱが敷かれて、ご飯にチキングリービーがかけられて、カニのカレー・マトンカレー・フィッシュフライを注文した。ずっと体調不良で食べれなかっただけに、ただでさえパンチの効いてるチェティナードカレー。どのカレーも刺激的で体の中に入っていくのがわかるくらい衝撃的だった。懐かしのこの味!カニカレーは蟹味噌の濃厚な旨味が手が止まらなくなる。
マトンカレーもフィッシュフライももちろん美味しかった!

もう一つ忘れられない味が名もない屋台のマトンスープ。マトンの臭みは全くなく、上品で優しい味のスープが体に染みる。ブラックペッパーをさらにかけて飲むとさらに美味しかった。

他にも違う店にも行ってみた。まず最初に、サンバルが単体でスプーンが入って出てきた!だいたいの店ではご飯にかけられるサンバルを単体でまず味わう。ほどよい酸味と野菜の旨味が溶けて味わい深く食欲を増す。その後、バナナの葉っぱが敷かれて、ご飯とおかずが乗せられて、ペッパーチキン・魚のカレーを頼んだ。そんなにたくさんのご飯を食べられない私は途中、ご飯を追加されるほど食べられないので最後にラッサム(酸っぱいスープ)もご飯とだけでなく、単体で飲んだ。酸味の中にキリッとブラックペッパーが効いてお腹いっぱいになった口の中をスッキリまとめてくれた。

サンバルとラッサムがこういう役目で順番があるんだって改めて知った。いつもミールス食べる時同じ席になる人が食べからをジェスチャーとかで教えてくれていた意味がよくわかった。

他にも、カライックディではBARのお通しも美味しかった!1人でも入りやすいオープンな雰囲気でスタッフもとても気さくで気の利くいい人達ばかりだった。 

カライックディの後にはもう一つの私的美食の町マドゥライに行った。

この町にしかないバンパロタや、Jigarthandaというドリンクがあった。

バンパロタは揚げ焼きにしたパロタのことで、ホロホロ柔らかいチキンがまるごと入ったグレービーと、オムレツと頂いた。これまた衝撃的な旨さだった!!こんなに美味しい料理があるなんて、マドゥライの人が羨ましくなった。

Jigarthandaというドリンクは、牛乳を煮詰めたなようなどろっとしたカラメルのような味でとにかく甘いんだけど、その中にシャリシャリとした凍ってるアイスも入っていて美味しかった。
ただ、どちらも大量の油と砂糖を摂取するからとても健康面でいえば危険な食べ物でもあった。笑

カライクディもマドゥライもそれぞれに名店といわれる店がたくさんあったけれども、それぞれの店が美味しいだけではない、その料理を作る提供する人達の人柄そのものが料理に愛を込めて作られているから美味しいんだなーと食べて伝わってきた。

私もそんな料理を作る人でありたいと思った。

タミルナードの美味し料理を食べにまた絶対来たい。

そしてケララへと続く。

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