見出し画像

ゴアからラジャスターンへ〜試練の大移動

実はゴア最終日の夜、明日の朝の電車に備えて早く寝ようと部屋でシャワーを浴びた後、濡れている地面がツルツルすぎて足を滑らせて思いっきり左腰から階段の段差の所に落下して強打した。

あまりの痛さに「ヤバイ。明日の電車乗れないかも。」と思った。しばらく動けなかったけれども、どうやら骨盤や肋骨は外れてここ最近の美味しいもの食べすぎもあり、増えた脂肪のついた左後ろあたりだったから骨には異常はなさそうで歩くことには支障はなかった。けれどもちょっと姿勢を変えるだけで激痛が走るからしゃがむこともできない。あまりに痛いのと、どーしよーという気持ちで眠れなかった。電車のチケット捨てて、このままゴアに残るべきかと思ったけれども、翌朝になって荷物をバックパックになんとか詰めてかついでみたらギリギリ大丈夫だったのと、宿代から全てが高いゴアにいるよりも、物価も安く、のんびりするにはもってこいのプシュカルで静養したいと思い移動することに決めた。

ただでさえ歩くのやっとなのに思いバックパックをかついで歩くのにはいつもの倍以上の時間がかかった。やっとの思いで駅まで辿り着き、電車に乗り込んだら私はスリーパー席の1番上段だったのですぐ横になってできるだけ腰に負担のないようにした。

ちょっといいクラスだったから、昼ごはんにデザートにおやつのチャイからその度に下に降りるのがなかなか大変だった。ちょっと動くと激痛なのだけれども、昨日よりも確実に動けるようにはなってきてる。これはとにかく痛めた所の自然治癒力だから無理しないで休むことが1番だということは自分が1番知っていたからこの無謀な移動は今まで経験した事のない試練となりました。

と、同時に体の不自由な人の気持ちが痛いほど理解できたし、五体満足健康であることのありがたさを改めて感じることができた。ゴアの宿でバイクで転んで骨折した友達の気持ちが今ならものすごくわかる。まさか自分がって思うけれども起きてしまったのだからこれもカルマとして受け入れるしかない。

それでも無理するのは私の昔からのクセである意地でも電車チケット無駄にしたくないという貧乏性根性😅

もう40歳過ぎたのだからいい加減やめたいと思いながらも無理してしまう性分はなかなか変われない。

20時間の寝台電車を経て、まずはラジャスターン州のコタに朝予定通り到着!電車を乗り継いで、アジメールへ!買ったチケットがジェネラルチケット(席の指定がない)だった事を乗って知り、腰が痛い状態でとてもぎゅぎゅう詰めになってるジェネラル席になんて乗れない💦困る私をとあるインド人紳士が「大丈夫!とりあえず空いてる席に座って後でお金を払えばいいから僕達の席に座りなさい。」と言って、チケットをチェックする係の人に取り合ってくれて席のあるチケットを買い直すことができて助けてくれた。

南インドからずっと椰子の木だった景色もだだっ広い荒野の景色に代わり、「ああ、ラジャスターンに帰ってきたなぁ」という感動が込み上げてきた。

そして素敵な家族と出逢った。私の隣に座っていた女の子の姉妹がいた。キラキラしたピュアな目で私の事が気になる様子。話すとこれから家のある村まで帰るという。私が日本から来て、タイのバンコク、南インドを周ってゴアから来たことを話すと興味津々に聞いていた。そしてお母さん、お父さん、お兄ちゃんも来て村でグァバの農園をしている写真や家族の写真などなどいろいろ見せて説明してくれた。そして持ってきていた折り紙で鶴を折ってプレゼントして喜んでくれた。そして別れ際、家族一人一人と握手してみんな降りて行った。だけれども電車が動く時間までちょっとあり、なんとグァバを買って洗って切って私に持ってきてくれた!なんと嬉しいサプライズプレゼント❤️そして別れ。まさに一期一会の出逢い✨嬉し過ぎて別れが寂し過ぎて号泣してしまった。これだから旅はやめられない。

たくさんに人に助けられて無事に安全にここまで来れた事に感謝🙏

無謀すぎる大移動もあとちょっとそこまで!プシュカルまであともうちょっと!!

#india
#インド
#インド旅行記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?