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[読書記録] 世界の民族 超入門

フランス

フランスは政教分離!
一見多様性を尊重していて、平等が守られるように思えるけれど
公の場に宗教の事情を持ち込んではいけないということで
ヒジャブ(イスラムの女性が顔を隠す布)禁止という法律ができて、問題になった
法律とまでなってしまうと、どうしようもないけれど困るのはイスラムの女性たちて、
イスラム教を信じることを否定されたような気持ちにもなる

とはいえ、やはり、宗教の事情が目に見えない方が先入観なく相手と向き合える気はするし、
平等であることには役に立つのかもしれない

ただ、尊重とは違う気がする。
互いを尊重するめんどくささからの逃げ のような気もする

台湾

台湾は、中国とほぼ一緒でしょ?
と思いがちでしたが、全然違うのです

中国に漢民族が多いのに対し、
台湾には元々、全く別の少数民族が住んでいて
17世紀をすぎてやっと、明の軍人の漢民族が台湾に逃げ込んだのを機に漢民族が増えていったのです

元々の民族を知ると、台湾の人々が、中国人と言われて微妙な顔をするのが理解できる

元々全く別の民族で言葉も違った、
地理的に近いから似た部分を持っていたとはいえ、別の文化を持っていたのだから。

民族とは

民族を決めるのは、
同じ言語を話すだけでもないし
同じ文化を持つだけでもない

同じ民族ということをもって仲間意識を持つか
同じ国籍ということをもって仲間意識を持つのか
それも人それぞれ

自分がどこに属するかのアイデンティティや
相手をどこに属する人と捉えるかは

簡単な言葉では定義できない
とてもデリケートな問題で、
捉え方の正解はないと思った

人種、民族、宗教、国籍、
人のカテゴライズにはさまざまな
言葉があって、概念があるけれど

他人が決定づけてはいけないと感じた

本人が
"自分の歴史"をちゃんと自分で学び
その人が主張するアイデンティティを尊重するべきだと思う

自分のことは自分で主張する

他人のことは尊重する

シンプルだけど、大切なことだと思う

"民族"という部分だけでなく、
使命とか、役割とか、そういうものも。

自分は何者なのか。
自分が1番理解していたいし、ちゃんと表現して、そんな自分を認めてもらえるように努力したいと思う

私はこの宗教を信じているから礼拝に行きます、断食します、などと行動する様に、
自分は何者なのか、何者であろうとしているのかも、
主張するだけではなく、行動していくべきなのだとも思った

この本を読んだら海外に行きたくなってきた〜
日本語が変なのは承知ですが、
知らない世界が恋しい!
知らない人たちが恋しい!笑

海外に行った時に気づきが多くなるよう、
今のうちにお勉強だ!🌈

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