記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

悲しみの天使よ~( ノД`)シクシク…「虐げられた人々」ドストエフスキー ★4,5

久しぶりに、なんの気の迷いか、ドストエフスキーを読みたくなった。
何冊か、いつか読むだろうと積読してあったので、どれ読もうか迷ったが、なんとなくコレに。この文庫本で、だいたい550ページ程か。

1861年『虐げられた人びとドストエフスキー

初めてドストエフスキーを読んだ時(たぶん罪と罰)思った。登場人物の名前が厄介過ぎると。一人の人物に3つくらい?呼び名?あだ名?のようなものがあって、誰が誰だか分からなくなった笑 なのでそれ以来、全部メモるようになった。

序盤はちまちまと読み進めて、中盤からハマってきてスピード上がる。

現在と過去の同じ様な悲恋が重なり繋がり、悲しい犠牲を伴いながらも解決され明るい未来が!

語り手の私、ワーニャ。いろんな人の相談や仲介役で大変そ〜。みんなに好かれ、頼りにされてる。良いやつや〜。(IWGPのマコトを思い出す。そんなキャラだったよーな?)
一番自分に似てるのはアリョーシャかな。子供っぽい無邪気さ。客観的に見ると問題あるなーと思うわ。でも共感できる気がする。
ナターシャとカーチャは共にしっかりしてるなー、カーチャなんかまだ10代だったような。まあ全体的に、思ったより若かった気がするが。
問題のワルコフスキー公爵。強欲で狡猾、金があり権力があり頭も良い、こんな奴勝てる気せん笑 絶対上手く利用されて捨てられる笑 
その点、ワーニャの旧友マスロボーエフはなんか良いな〜頼れそう。公爵相手に負け気味ではあったが期待できる。
あとは、ネリーか。悲しみの天使よ。悲劇を救う立役者。出来るなら、イフメーネフの家にネリーがいて、ワーニャとナターシャが一緒になり、時折りマスロボーエフカップルが遊びに来るのが理想。そして、ネリーの呪いがワルコフスキーに効いて没落すれば万々歳か。

あまり関係ないけど、ちょこっとフリーメーソンやロスチャイルドの名が出てきて、都市伝説好きとしては反応しちゃう。どんな存在だったのか、それぞれ一回ずつしか出てこないから、あまり分からないけど。
あとパリの変態の話。あの典型的な裸にコートのやつ。この頃からあったんだなーと感慨深い。

久しぶりのドストさんの長編。良かったな〜。
にしても、自分で物語を書こうとしても、こんな風に人物・心理描写出来ないよなー。

さあ、次はどれ読むか。





★\(^^)/☆

この記事が参加している募集

読書感想文

Jah よ! へるぷみ~ (T人T) ナムナム アーメン タスケテ・・ ☆彡(-人- ) 星に願いを・・・ らぶみーてんだー ♡♡♡ <3