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川口聖加 / 歌と身体の研究室
2020年11月8日 12:07
今日は、ギリギリ出しにくい高音を歌うときのワンポイントアドバイスです。お腹や背筋、また口の中の空間、頭部の支えなど、様々に気を付けて高音にチャレンジしても、あと一歩で完全に開放された高音が出そうなのに上手くいかない方、肩甲骨まわりをゆるめてみてください。高音を出す一瞬前にそれをしてから出してみましょう。アリアでハイC周辺、あるいはそれ以上の音域で悩んでいる方にもおすすめです。不思議と上手くいっ
2020年8月30日 12:01
レッスンでは音程も慎重に聴くようにしています。単に音程が合っているかという目的ではもちろんありません。発声に難がある箇所は音程もおかしくなります。支えが抜けていると音程は上に不安定になり、身体のおかしなところに力が入っていると音程が上がりきらずつまることが多いです(様々な理由で逆になるパターンも)。音程ばかり気にしている歌手の音程は、全くはまった感じがしません。リズムが不自然だと音程も不自然に
2020年8月20日 15:59
私は横隔膜の使い方を初学者の頃に習うチャンスがありませんでした。「お腹を使う」という表現は耳にしましたが、どのように使うかの説明を聞けるチャンスはなく、ほとんど理解していませんでした。勉強を続け、活動を続け、様々な方と出逢い、経験を重ねて、横隔膜がどのように働くことで歌を助けるのか、メカニズムがようやく分かり始めたのはほんの数年前です。今も歌の本質を掘り当てる作業を続けていますので、横隔膜について
2020年7月24日 12:00
舌の話題が多くなります。舌がどれくらい重要か頻繁に痛感しているからです。舌は繊細で、あるべき方向でない方向で定着させてしまうと恐ろしい結果になるので、うかつに手を出せない部分で本当に難しいです。しかしあと一歩の歌手が決め手は舌だった、ということが大いにあり得ると思っています。舌でどんなことが出来るのかというと1.喉が開く(咽頭腔の適切な状態の確保)2.発音が適切に明瞭になる3.
2020年6月20日 19:18
歌や発声、音楽のことがよく分かっている指導者ほど、当然のこと以外に関しては白黒つけたような言い方をしないのだと時々感じます。私も長い間そうでしたが、何か「これさえ知れば楽に歌える」といったメソッドを追い求めていました。楽をしたいと思っていなくても無我夢中で上手くなりたいと思えば、そんな方法が少しでもあるなら知りたいと思うのは自然なことでしょう。日本語だけでなく外国語で書かれたものも含め、沢山の