#転職での自己分析の重要性とその方法
どうも!ななしの転職アドバイザーです。
今回は、自己分析の重要性についてつらつらと書いていきます。
このような問題に直面している方は是非最後まで読んでみてください!
■自己分析ってそもそもなぜ必要なの?
☑︎自己分析をすることで得られる効果
今まで一回もやっていないよという方も、学生の時に就活のためにやったことがある方もいると思います。
では、なんでここで自己分析の重要性について述べるのかというと、
下記の効果を見込めるからです。
あなたは、
自分の強みはなんですか?
と聞かれたらすぐに答えることが出来ますか?
おそらく少し考える時間はかかるかもしれませんが、何かしら答えることはできると思います。
では次に、
今挙げてもらった強みが発揮されたエピソードを聞かせてください
と聞かれたらどうでしょうか?
多分これも、強みを思いついたのですから、その思いついた時に考えていたエピソードや情景を話すことはできると思います。
でもこの強みとエピソードトークは、本当にあなたが面接で伝えるべき内容だったのでしょうか?
よくよく考えてみたら、自分はこんなことも得意だし、こんな結果も出したことあったな〜と面接後に考えてしまうことはなかったでしょうか?
そう思っている時点で、恐らく面接で話した自分の強みとそのエピソードトークはすごく薄い内容だったのだと思います。
本来なら、その質問の回答で面接官にアピールをしないといけないのに、逆にマイナスな印象を与えている可能性が高いです。
ただ、ここでしっかりと自己分析を行っていることで、自分で理解していることへの質問なので難なく回答も出来ますし、さらに深掘りをされても問題なく答えることが出来ます。
たった1回の面接というチャンスに、思いつきで回答してしまうことの勿体なさが分かっていただけたなら、自己分析の重要性も理解されたと思います。
☑︎転職のための自己分析とは何を理解することなのか?
学生時代に自己分析された方は、こんなことをやりませんでしたか?
学生時代の就職活動であれば、上記のことを分析していれば問題はありません。ただ、転職においてはそれだけでは足りません。
なぜなら、上記の自己分析は現状の自分の事しか分析出来ていないからです。
転職をする方は、今の仕事を選んだ時は良いと思っていたのに、現在は良くないと思っている方がほとんどです。
初めからスキルアップのためだけに入社して3年後ぐらいには転職しようと思っていたという方もいますが、その方も入社時と現在で考えは変化していると思います。
このように、考えや想いが変化することは当たり前のことなのですが、それがなぜそのように変化したのか?ということを理解することが、転職活動の時の自己分析で大事なポイントとなります。
なぜなら、採用を考える企業は、あなたの考えが変化することも理解はしていても長期的に自分の会社に就業してくれる方を採用したいので、転職希望者がどのような考えの変化をする方なのかはすごく気になるポイントで、合否を決める上でも非常に重要な観点になるからです。
また、自分の希望の職種や業界を考える上でも、自分の考えの変化を理解することは非常に重要です。
新卒の時は販売業務がしたかったのに今では逆に販売業務がしたくないということもあります。年齢を重ねたり、様々な経験をすることで考えは変化しますので、その変化の理由を知ることで自分の希望を分析することが出来ます。
■自己分析のやり方
3つの工程に分けて自己分析を行う方法をご紹介します。
自分の性格や特性を理解する
自分の人生を線グラフで表してみる
人生の起伏部分の要因を分析する
この3つのうち一番重要なポイントは3番です。
1番、2番は3番をスムーズに進めるための準備だと思ってください。
ではそれぞれ簡単に説明します。
細かい説明は別記事↓でご紹介します。
☑︎1.自分の性格や特性を理解する
性格や特性をいきなり正確に判断することはほぼ不可能です。
そのため、ここに時間を掛けすぎるのは勿体無いのでツールを使います。
・ストレングス・ファインダー(有料)
・グッドポイント診断(無料)/リクナビnextへの登録が必要
・16Personalities性格診断テスト(無料)
基本無料のサービスで問題ありません。
ご自身の性格の特徴がなんとなく分かればOKです。
ポイントは、「なんとなーくわかった」ぐらいの理解度で留めることです。
診断結果を一読して「へぇーそうなんだ」ぐらいで構いません。
間違ってもこのタイミングで、「適職診断」はしないでください。
適職診断をしてしまうことで、考えに偏りが発生する可能性があります。
☑︎2.自分の人生を線グラフで表してみる
ライフチャートという方法で、自分の人生を可視化してみます。
ライフチャートとは、下の画像のような自分の人生の起伏を可視化した表のことを言います。
この表を作成する時に重要なポイントは、
ここで知りたいことはこの2つです。
・大きな決断をした時はいつで何なのか
・感情を揺さぶられたエピソードは何なのかを抽出する
これが分かれば、ライフチャートは完了です。
☑︎3.人生の起伏部分の要因を分析する
ここが一番大事なポイントです。
ここから自己分析が始まると言っても過言ではありません。
◆大きな決断をしたことから考えること
このポイントで分かることは、
自分は決断をするときにどの観点を大切にして決めるのか
です。
では具体的なやり方を説明します。
年代ごとの大きな決断ポイント抽出する
その当時何を考えて決断したのかを考える
その決断ポイント一つ一つをなんでそれが大事だったのか考える
2で考えた要素は、自分の性格のどこが影響しているのか考える
各年代全てで2〜4を行い、自分の考え方がどう変化しているか知る
成長や経験を経て、必ず自分が大事にしている観点は変化しているはずです。その変化を理解することで、今回の転職したい想いはどこから来ているのかを理解することが大切です。
これをやることで、下記の考えが深まります。
・転職理由
・志望動機
・希望の仕事の選定
・今回の転職で叶えたいこと
◆感情が揺さぶられたエピソードから分析できること
このポイントで分かることは、
自分の押し出すべき強みや弱みとそのエピソード
です。
では具体的なやり方を説明します。
感情の起伏があるエピソードを抽出
強みのエピソード群、弱みのエピソード群に分ける
全エピソードで【具体的な行動】【その時の自分の想い】【結果】の項目を考えてエピソードの全容を把握する
性格診断とエピソードを見比べて面接で話すべきものを選ぶ
強み、弱みのエピソードはそれぞれ3エピソードずつぐらい選べていると良いと思います。
これをやることで、下記の考えが深まります。
・面接時のトーク内容
・自分の強みが活かせる企業選定
ここでは簡単にやり方のみを記載しましたが、別記事にて具体例をあげて細かく解説しますのでそちらも読んでみてください。
■実はエージェントの面談は疑似自己分析の時間
ここまで、自己分析の意味やそのやり方について話してきましたが、どうしても一人でやるだけだと本当にこれで良いのか不安になると思います。
そんな時には、友人や家族に話してみるのも良いですし、エージェントサービスを利用しているなら担当CAに話してみましょう。
転職エージェントの面談では、基本的にはあなたの分析を行う時間ですので、ただ面談を受けるだけでも自己分析に近い体験が出来ます。
例えば、あなたは現職で携帯販売の仕事をしていますが、残業時間が多いことが嫌で転職したいと面談で話したとします。
その場合簡単に考えて、次の企業は残業時間が短いところを選べば良いと考えますよね?
でも、転職したい理由を深掘っていくと違う結果になることが多くあります。
残業時間が長いことが転職理由と言われた時、CAは下記質問をします。
・残業が今より短くなるならどんな仕事でも良いのか?
・本当に残業時間が長いことが嫌で辞めるのか?
・残業が減る=給与も減るがそれでも生活は問題ないのか?
・そもそもなぜ残業が多いことが嫌なのか?
上記の質問をCAからされてもあなたは瞬時に回答が出来るでしょうか?
結構難しくて考えてしまう質問もあるかと思います。
・残業が今より短くなるならどんな仕事でも良いのか?
→他に自分に合う仕事があるならチャレンジしてみたいとは思っている
・本当に残業時間が長いことが嫌で辞めるのか?
→残業以外にもノルマがあることやそもそも接客が嫌
・残業が減る=給与も減るがそれでも生活は問題ないのか?
→給与が減るのはキツいからベースの給与も上げたい
・そもそもなぜ残業が多いことが嫌なのか?
→プライベートの時間も欲しいから
実際に聞いてみるとこんな回答が来ることが多いですね。
では次にCAから下記の質問が来るとどうでしょうか?
・自分にあった仕事ってどんな仕事を想定してますか?
・ノルマがあることはどういったところが嫌なんですか?
・逆に好きまたはやりがいを感じた仕事はありますか?
・ベース給与を上げたい理由はなんですか?
・プライベートの時間でどのようなことがしたいんですか?
・土日などの休みの日ではプライベートは充実できないんですか?
実際ここまでガツガツストレートに聞いてくるCAはいないと思いますが、言葉を選びながらも上記のことを探ってくることが多いと思います。
どうでしょうか。
このような質問の回答を考える時に、
「あれ?なんでノルマが嫌なんだろう」であったり、
「好きだった仕事はなんだったかな?」と自然に考えていると思います。
この振り返る時間が自己分析では非常に大事な時間になります。
■表層の想いと真因
エージェントサービスの面談では、
基本的に「真因」は何か?を特定する作業をしています。
真因とは上記の例で言えば、
表面的には「残業が長いのが嫌」と言っているが、
実際は、「仕事内容が面白くないので長く働いていたくない」と考えているのであれば、仕事内容を変えたいという思いが「真因」の転職理由になります。
この真因を特定せずに、残業が短いけど同じ携帯販売の仕事ばかり紹介しても、あなたはなんとなく応募しないと思います。そうなると、CAもなんでも応募しないんだろう?となりますし、あなた自身もなんとなく受けないという漠然とした状態で何も進まないという不毛な時間を過ごすことになります。
このようになるのを防ぐために、真因特定を行います。
面談時に、なんで?なんで?と何度も深掘りされると、心の奥底で思っていた考えが分かることがあります。
そのような作業が疑似的に面談では出来ますので、うまく活用してみてください。
終わりに
転職活動を始める方は、まず企業分析をやろうとします。ただ、実際は自分のことを分かっていないのに企業情報を調べても面接では通用しません。
むしろ企業研究は面接の2〜3日前にささっとやってしまうだけで問題ありません(そのやり方も記事にします)。
自己分析は本当に一番大事なのですが、その分一番難しく、また答えのない作業です。
もしこの記事を読んでも不安だったり不明点などありましたら、記事のコメントまたはTwitterのDMで受け付けていますので、気軽に質問してくださいね!
一緒に頑張っていきましょう!!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?