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【小話】油も食器用洗剤も使わず生きてきた話

 昨日はなにを食べましたか? こんばんは、ねこにです。
 私は自炊派なのですが、昨日も今日も1食、鶏肉と野菜の炒め物と白米だけを食べました。
 バランスよく作りたいんですが毎日はやってられません。

 ところで、私は油や食器用洗剤をほとんど使いません。
 どのくらい使わないかというと、油は鉄鍋のシーズニングのために買ったものがずっと残っていて、洗剤はお隣さんの引っ越しとかの貰い物だけ置いていても溢れるようになったので今は貰ったあとこっそり捨てている、そんなくらいです。
 これが他人のブログを読んでいるとどうやら珍しかったようなので、どうやって生活しているのかお話したいと思います。

 まず炒め物ですが、水分が出るものを先に焼きます。
 たとえば鶏むね肉は焼いているとかなり水分が出ます。栄養が流出しているわけですから好ましい話ではないのですが、事実として流れ出ます。
 そこに野菜を加えて炒めれば油を使わなくても野菜炒めができます。もし水不足で焦げ付くとかでダメなら料理酒も加えてください。

 他にも、麻婆豆腐ならひき肉を焼いて油や水を出し、そこににんにくショウガを入れます。
 普通は油をしいてそこに薬味を入れるものですが、それだと油のついたフライパンを洗うのが面倒なので。それに後入れでも熱すれば香りも味も問題ないです。

 でもカレーを作るには? 玉ねぎを炒めるのに油がないと焦げ付くよね、などと無限の疑問が湧いてくると思いますが、臨機応変にやってください。
 カレーであればそもそも玉ねぎに火を通すのは大変なので、水で茹でるかのように炒めます。すると玉ねぎへの火の通りも速くなり焦げ付きもしません。そんな感じです。

 あとはあまり使いませんがストウブ鍋もたまーに役に立ちます。
 あれは熱した食材から出てきた水分を逃さない効果を持っていますので、油をしかなくてもなんとかなります。ただしシーズニングができていないと焦げ付きます。そこが面倒。

 で、こうやって油を投入しない料理をしていると洗剤も使わなくなります。
 それでも食材の油でスポンジがギトギトになることがありますが、そういうときは鍋にお湯を沸かしてスポンジを入れ、箸で軽く揉んでから放置します。
 するとスポンジが、少なくとも触り心地は新品のようになります。

 カレーを作ったあとの鍋やお皿はそれでも対抗しがたいものがありますが、そういうときはそもそも皿をぬるま湯で洗います。
 するとスポンジにつく油がかなり抑えられます。
 でも正直面倒なので私は普通に洗っています。多少の油は毎日料理する中でだんだんスポンジから抜けていきます。気になったときはお湯に入れればいい。そんなものです。

 かくして、油も食器用洗剤も使わない人間が爆誕しました。
 特別な思想もなく、ただ単に楽して料理してきた結果のものなので真似したい方がいれば誰でもかんたんに真似できるものだと思います。

 ちなみに私は味付けも基本塩コショウです。焼き肉のタレとかそういうのって太りますので。慣れれば塩で満足できるようになりますよ。

 気になった方はトライしてみてください。
 ただし、無理せず気楽に。
 料理と食事の楽しみを奪われない程度に、「洗剤使わず洗うとスポンジの洗剤落とす必要なくて楽じゃん」とか思えたら続けるくらいにしてください。
 それでは。

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