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僕の「モチベーションとは」と聞かれたので言語化してみた

 こんにちは。松岡 実です。
平成の終わりが聞こえる本年1月7日に松岡家の第一子が誕生しました。あまり実感はありませんが、生き方や考え方、働き方に大きな変革が起こっていくこれからの時代を自らの信念を持って強く生きて欲しいと願うばかりです。
僕は昭和の終盤61年生まれで現在32歳。いわゆる「ゆとり世代初期」の人間です。四人兄弟の第3子として母が40歳の時に産まれました。ちなみに僕以外は全員女という男にとって非常に肩身の狭い環境です。戦後を経験した昭和の両親は、全て満ち足りた環境に育った僕の渇き(要望)を理解することは不可能でした。僕もきっと息子が望む人生や渇き(要望)を理解することはジェネレーションギャップが大きいので難しいと思います。僕の常識なんて息子が就職活動する頃には陳腐化しているでしょう。しかし、新しい物好きのGeekな親父として息子に刺激を与え続け、多様な世界を生き抜くヒントやきっかけとなれたらと思う今日このごろです。

 話は変わりますが先日、部署の事務員さんとモチベーションについて話していた時のこと。
事務員さん曰く、「松岡は自分で目的を見つけて働いているが、部下にはそれができていない」と言われました。
僕は基本的に仕事に対する姿勢は本人の主体性に任せるタイプです。僕自身が口煩く言われても自分の気持ちが乗らなければ食指が動かない人間であることと、不向きの人間はさっさと違う仕事に転職し、新天地で結果を出せばいいという持論があります。
しかし事務員さんに、「モチベーションをどのように保てばいいかわからない人の方が圧倒的に多いから、部下にもっと具体的にレクチャーして欲しい」と言われたため、僕が何を考えて仕事をしているのか言語化してみます。

 さて、学歴が低いと「選べることを知らない」が故に人生の選択肢を狭めますが、決して人生の大きな障害ではありません。僕の人生を事細かく書くとドン引きされるので割愛します。。。が、定時制(夜間)の工業高校を卒業してから現在に至るまで、やりたいと思った仕事を全て実現しているのであながち嘘ではありません。そんな今の僕を形成するために実行してきたことを紹介します。

 社会人のキャリアをスタートしてバイクの整備士になった僕は、パワハラ上司に追い詰められて激しく消耗しました。どれだけ売上を上げようが毎年のベースアップは雀の涙。理不尽だと思いながら、友人と赤提灯の下で文句を言うしかやることのない人間でした。
そんなある日、僕は近隣の店舗へ移動することになりました。そこで出会った店長の働き方を見て気づいたのです。

面倒なことを無くせばいい!

これが全てです。
今やっている面倒くさいことをやらなくても済む方法を考える行為が、他人から見るとモチベーション高く仕事をしているように見えるようです。仕事で心から楽しいと思えることは全体の1割もありませんが、楽しくない残りの9割を徹底的に排除すれば、興味のあることや楽しいことに割ける時間が生まれます。

 営業職を例に挙げると、営業職の楽しみの一つは成果に応じた報酬を得られることです。見込み客の訪問やテレアポなど、商談する機会を増やすことでしか自分の売上を上げることができません。
それなのに好きでもないデスクワークに時間を割いていては売上を上げる機会を自ら放棄しています。具体的に5つの思考で仕事を見れば面倒なことを遠ざけることが可能です。

①自分でやらない

 そもそも仕事の6割は自分でやらなくていい仕事と思っています。自分しかできない仕事と思い込んでいる仕事の大半は他人もできます。勝手に忙しく手一杯になって業務効率を下げているのは、今の仕事は自分しかできないという思い込みのせいです。
例えば月末締めに要するルーチンワークの一部に毎月3時間を消費していたとします。年間では36時間も無駄にしています。この業務を他人に任せる際、当たり前ですが引き継ぎやマニュアル作成に時間を要します。10時間は残業しないと引き継ぎのマニュアルが完成しないかもしれません。しかし、オフタイムを10時間捧げたとしても今後は末締め業務からは開放されるわけです。十分元は取れますよね。
注意すべき点は、引き継いだ業務の質が低下していないかチェックすることです。これを怠るといい加減な人間のレッテルを貼られます。

②重複をなくす

 同じようなデータを異なるフォーマットで複数の部署に提出していませんか?究極に無駄なのですぐ止めましょう。手っ取り早いのは、提出するのではなくデータを開示し、情報を必要とする部署が閲覧できる環境を構築することです。
上記は長老の謎ルールで拒まれることもあるでしょう。そういう場合は所定のフォーマットで提出するしかないのですが、ExcelやGoogleスプレッドシートを活用すれば、一つのシートに入力して複数の帳簿を出力こともできます。二度手間と感じる事は一つにまとめ、重複作業をなくしましょう。

③自動化する

 定期的に行うルーチンワーク。自動化すればその時間を他の業務に充てることができます。売上報告や稟議、勤怠管理、請求書作成、会議室の予約など、最近はクラウドサービスの無料枠でも十分に自動化が可能です。毎日入力している売上データを元に、月次報告を作成してそれを上長にメール送信するなんていう作業は全部自動化できます。構築するのは時間がかかりますが、一度システムが稼働すれば仕様が変わるまで何もすることはありません。徹底的に自動化しましょう。

④外注する

 その作業、自分の人件費よりアウトソーシングした方が安くないですか?
昨今、フリーランスがクラウドソーシングサービスで安価に業務を代行してくれます。チラシデザイン、Excelのシート作成、キャッチコピー作成、文章のライティング、HPの作成など、専門外で時間を要するものは自分でやる必要はありません。その分、自分は生産的な業務に集中すればいいのです。

⑤止める

 本当に無駄なも沢山あります。やっている意味もよくわからない業務の多くは慣習で残っている無駄な業務です。大きい声で「止めましょう」と言えば無くなるのに誰も言わないので、自分が積極的に言えばいいのです。
納得できる理由を提示してもらえないのに、無駄な業務ばかりさせられる理不尽な会社はすぐに辞めて転職しましょう。

おわりに

 この記事は全て個人的な見解です。
貪欲に稼ぎたい人も、現在の報酬に満足している人も、面倒なことを無くして定時に帰り、好きなことをすればいいのです。面倒なことを無くすためにはエネルギーを要しますが、「何もやらない」で生きることの方がもっと消耗しませんか?
日本は簡単に解雇されませんし、給料を下げることもできません。やりたいようにやることがモチベーションを保つ方法だと思っています。

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