「エンガチョと叫んだ日々」昭和の民族風習
「僕の昭和スケッチ」118枚目
子供の頃に誰かが犬や猫の〇〇を踏んでしまった時、「えんがちょ〜」と叫びませんでしたか?
調べてみると、エンガチョは「縁をチョン切る」が語源とされる説が有力のようです。穢れや不浄なものから指で印を結んで自分を守るこの風習は古くからあり、13世紀ごろの*平治物語絵巻に信西の生首を見ている人々が人差し指と中指を交差させている図が確認できる、とWikipediaにも記載があります。
この民族風習はやがて時代と共に「バリヤー」などとも言われるようになりました。漫画やテレビの影響ですね。
ただ、どうも横文字になると霊験あらたかならずと言いましょうか、、、
昭和生まれには些か興醒めの感、無きにしもあらず…(⌒-⌒; )💧
(*)エンガチョの言い回しは各地方で少しずつ異なるようで、岐阜では「指切った!」などと言われました。皆さんの地域では。どんな風に言っていましたか?
(*)平治物語絵巻
鎌倉中期(13世紀後半)の絵巻. 平治の乱(1159)に取材した軍記物語「平治物語」を絵巻化したもの.
<©2022もりおゆう この絵と文は著作権によって守られています>
(©2022 Yu Morio This picture and text are protected by copyright.)
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