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奈良県奥大和コミュニティマネージャー育成プログラム|地域の持続的発展を担うヒト・モノ・場所をつなぐHUB人材へ

奈良県、奥大和地域。

それは、奈良県南部東部地域にある19の市町村から構成されている地域のことです。

わたしたちMYSH合同会社は、そんな奈良県・奥大和地域で、「奈良・奥大和コミュニティマネージャー育成プログラム」をスタートさせました。

▼ 奥大和地域とは?
奈良県南部東部地域を指し、19市町村から構成される地域。
奈良県の面積80%を占めており、そこには、人口が集中する北西部の奈良盆地よりも広い面積に集落が点在しています。
世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」など修験道の聖地として長い歴史をもち、近畿最高峰の山々や冷涼な高原、川沿いに湧く温泉など美しい自然が広がっています。

コミュニティマネージャーって?奥大和に広がる新たな可能性とは。

▼ コミュニティマネージャーとは?

コミュニティマネージャーとは、ファンや利用者、顧客同士のコミュニティ形成を促し、リーダーとして管理を行う人。今回のプログラムでは、特に奥大和の持続的発展にコミュニティマネージャーとして貢献できる人材の発掘・育成を目指しています。

奥大和は、県や地域住民の方々の取組で、地域内外の交流や移住体験を目的とした拠点がポツポツと増えてきて、近年は外から移住してきた方や地域の方が多様な取り組みを始めています。

奥大和エリア地図、画像引用:http://locallifejournal.jp/city/

しかし、それらの取り組みが地域やコミュニティという枠を超えて、協働するケースは少なく、まだまだ各人同士や市町村との連携が十分に行われているわけではありません。

そこで、各拠点で情報・人材、能力を分野横断的にマネジメントできる能力、さらに市町村内、市町村同士、奥大和地域内と他地域の連携などを盛り上げる人材発掘・強化に乗り出したのが、今回のプログラムとなります。

このプログラムの狙いは、個人のスキル・情報に加え、地域の人材、資源、資金、情報等に関するマネジメントスキルチームビルディングのスキルを新たに習得すること。さらに、地域課題解決に取り組むための課題解決の「型」を実践的なワークから学んでいくことです。

プログラムの全体構成

今回のプログラムで特に注目すべきは下記3つのポイントです。
ただのアイデア発想で終わらず、実際の事業に発展していくことに重きをおき、リアルワークプロジェクトやメンターサポートなどを実施することとしました。

▼ プログラムの特徴

1. 参加者同士でアイデアを形にする「リアルワークプロジェクト」
参加者が関心の高い地域課題をテーマアップし、複数のチームを形成して行うプロジェクト。数ヶ月間、メンターに伴走してもらいながら、チームで課題解決に向けたワークを実施。
2. 経験豊富な講師陣と共に個人のスキルアップに励む
各業界で多様な経験をされてきた講師の方々による講義で、個々人のビジネススキルや情報量を増やしていきます。
3. 共に伴走してくれるメンター制度
プログラム中は、一人ひとりにメンターがつき、毎月1回の個人面談を実施し、本業、プライベートなど様々な相談が可能です。また、リアルプロジェクトのグループにもメンターがつき、グループワークに関する相談を受け付けております。

プログラム全体のカリキュラムは、下記になります。
講義、グループワーク、フィールドワークを同時に進行していくことで、半年という期間で、参加者個人のスキルアップだけでなく、地域としてのつながり、レベルアップを目指していきます。

▼ プログラム内容

1 チームビルディング
2 ビジネスコミュニケーション
3 リーダーシップ
4 マーケティング
5 ソーシャルビジネス
6 フィールドワーク(3日間)
7 ワークショップデザイン&ファシリテーション
8 財務
9 コミュニティ運営
10 最終発表

8つのエリアを跨ぐ参加者が集結、奥大和の未来が動き出す。

2022年8月29日、ついにプログラムが幕を開けました。

参加者は13名
奈良県奥大和地域内外で、奥大和のために意欲的に活動されている皆様にお集まりいただきました。

▼ 参加者の活動エリア
・山添村
・曽爾村
・下市町
・東吉野村
・吉野町
・宇陀市
・下北山村
・東京(吉野町)

初日となるキックオフプログラムの様子。

会場:奥大和移住定住交流センターengawa 

ゲストハウス運営、ビール製造、地域おこし協力隊、起業家支援施設、特産物販売所など、多様なバックグラウンドを持った参加者の皆さん。

初日は初対面の方も多くいらっしゃいましたが、それを感じさせないほどの熱量。それぞれの活動での課題、各エリアでの課題を共有し合うことで、次から次へと飛び交う議論が印象的でした。

それまで奥大和地域でバラバラに活動していて、交わることのなかった人々がどんどんと交わる。
ほんの数時間ではありましたが、この新しいつながりが奥大和地域に新しい価値もたらしてくれるのでは、という希望が見えたキックオフでした。

リアルプロジェクト、他拠点連携こそが地域の持続的発展につながる

今回のプログラムの見どころの一つに、自らプロジェクトを企画し、実現に向けてアイデアを固めていく「リアルワークプロジェクト」があります。

このプログラムでは、プログラム開始時に13名の参加者を4つのチームに分け、各チーム3〜4名でワークをスタートしました。
こちらは11月のフィールドワークまでを一旦目処に、それぞれのグループが事業案完成を目指します。

市町村という枠組みを超えて、共通のテーマを設定し、継続的に活動に落とし込んでいくことはなかなか困難ではあります。
しかし、多様な地域、多様な関心のある方々が集まり、議論を重ね、その困難に挑んでいくことで、本当に地域にとって価値のあるアイデアが生み出されるのではないでしょうか。

その場で生まれる独創的なアイデアを絵で表現する

リアルプロジェクトワークは、奥大和のようにプレイヤーが広範囲に広がり、コラボレーションが重要な地域でこそ、その価値を発揮するワークのように感じます。

自治体、地域のプレイヤーと共に、一歩目を踏み出したい

プログラムを支えてくださる県庁の皆様

私たちMYSH合同会社は、元々 "コミュニティ" をベースに共感してくださる人が繋がり、始まった会社です。現在は、「自分の好き格好良いを日本の元気に」という想いに共感くださった70名のメンバーが、様々な形で関わってくださっています。

少しずつではありますが、私たちの培ってきたコミュニティや情報ネットワークの力をかりて、日本の地方に点在する課題を、地方の皆さんと一緒に紐解くチャンスが増えてきました。

これまでの取り組みの中で、「共感 x 繋がり」がもつエネルギーや成果の素晴らしさを身をもって感じてきたからこそ、奥大和地域が可能性に満ち溢れた地域であることを感じています。

物理的に分断されているヒト・モノ・場所がつながることで、地域全体で連携する意識が広まる。
地域の活力が向上するような新しいアイデア、取り組みがどんどんと自発的に生まれ、持続的に発展を遂げる地域となる。

奥大和が一つになり、循環を生み出す。

私たちは、域内が連携することで、まちの賑わいがおのずと生まれる。そんな新しい流れを生み出したいのです。

ここ奥大和地域での挑戦はまだ始まったばかり。

これからプログラムを重ねるごとに、どんな化学反応が生まれていくのでしょうか。
奈良県・奥大和コミュニティマネージャー育成プログラム、乞うご期待です。



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