見出し画像

Letter From Forest、本にしました

yomino

五月にサークル参加していたイベント、「COMITIA140」「文学フリマ東京35」どちらも無事に終了しました。
ありがとうございました。

私のサークル【Little Curly】では、
新刊『Letter From Forest』の初お披露目になるイベントでした。

▲これは緑の深い場所へ行く機会があって、ついでに新刊のアー写を撮ろう(新刊のアー写?)と思った写真ですが、「新刊を散歩させてる人」の記録になりました。
新刊、山の空気は美味しいかい?※五月の話

『Letter From Forest』は、これまでnoteにも掲載していた『Innocent Forest』シリーズの「お手紙まとめ本」です。
各SNSで掲載していました。
当初1年計画のところ、2年以上かかりましたが完結できてよかったです。WEB掲載時に読んで下さった方にも御礼申し上げます。
本のかたちでもまた読んでもらえる機会があれば嬉しいです。

今後のイベントでも持参予定で、通販(BOOTH)も受付中です!

この記事では本についての制作思い返し記録を書きます。


最初に結論:2022年2月のコミティアで感じたこと

久しぶりのイベント参加となった2022年2月に感じたことは、本を新しくお渡しできたひとがいたり、久しぶりの方に新刊をお届けできたり、また会えて、あなたがたが変わらず健康でよかったな、という思いでした。

イベントに行くと、何人か「あなたは、〇年も前から、新刊を買って行ってくださいますよね」という方がいます。
名前も分からないし、イベントでしか会わないけれど。毎回必ず、というわけでもないけれど。でも、心強く感じました。
決して近からぬ距離感で、でも確かに縁のあるあなたに、離れた場所から、作った本を届けられたらいいよね。

お手紙もそういうものだよねって、そういう思いがなんだかInstお手紙本に重なってきて、
お元気ですか?私は元気です。あなたもどうかお元気で!という気持ちを、お伝えしたくなりました。

久しぶりの方にも、はじめて会えた人にも、お伝えできていたら嬉しいです。

お話について

前提となる「Innocent Forest」については以下の記事にまとめています。

「Innocent Forest」が全三集で「いったん区切り!」としたとき、「ルクレイの話をもっと読んでみたい」と言ってもらえたことが頭に残っていました。そう言ってもらえたのが、すごく嬉しかったです。

ルクレイは本作の主人公ですが、基本的には聞き手に徹するキャラクターです。
本編のフォーマットは各話ゲストキャラクターの一人称視点で、ルクレイについても客観的に語ります。
そのため書けなかった部分もあり、せっかくなのでルクレイ視点の森の出来事を綴れたらと思いました。

本編が完結したことで自分のなかで「ルクレイの一人称視点描写を解禁する」という気持ちもあったようです。

このお話は、実は「忘れて楽になれたらいいよね」というテーマがあったのですが、お話作りの力不足により、圧倒的に「思い出すお話/思い出せてよかったお話」のほうが多くなってしまいました。
「忘れてよかった」というお話は、すごく些細でささやかなお話になるので、今作の形式ではなかなか形にしづらかったのでした。

ルクレイの視点からならば、「忘れてよかった話」も補完できそうだと、補完したいなと思いました。

2019年12月:始動~1通目初稿

当初はPixiv FANBOXでの掲載を想定していました。
なぜかというと、2019年9月ごろ、その年pixiv百合文芸賞に応募した『サリーとアンの秘密』が『百合姫賞』をいただいた流れなのか、後日企画担当の方から「PIXIV FANBOX」の案内メールが届きました。

フォローしてくれる読者に向けて、毎月なんらかの発信を行うやつ。

…毎月ルクレイから手紙が届いたら嬉しいな?
と、そのときに思いついたものでした。

ただ、毎月書くのがどれくらい現実的か分からなかったので、「12通書き溜められたら検討してみようかな」と思って着手した次第です。

PIXIV FANBOXのサービスを使えば、毎月物理的な紙の手紙を届けることも可能なのでは…?と検討もしましたが、個人情報の取り扱いに不安が残るので採用できませんでした。あと送料も高くつきそうだった…
(※検討当時の話です。今は分かりません)

ひとまずは「毎月、お手紙が届く」をやりたいなーと思い、2019年の12月、年末に1通目を書きました。

2020年4月~:毎月投稿期

ネタは12通分、本文は6通分書き溜めてから、準備が整ったと思ってnoteやTwitterへの投稿を始めました。
はからずもコロナ禍の企画のようなかんじになっていました。

リアルお手紙もイベントに合わせて作りましたが、参加が叶わず配布が伸びたりも…

始動して6カ月は順調に投稿できて、イイ感じでした。

タイミングを改めて配布できました。

「忘れたよかった話」として、5通目の『占いのこと』はとてもお気に入りです。

2021年3月~:燃料投入

ストックが切れて以降、不定期更新に。
9カ月ぶりに+1通書きました。9か月ぶり…!

コロナ禍で様々な行事・催事に参加できずに生まれた時間を仕事に費やす日々を送っていましたところ、仕事以外の書き物、意外と書けなくない?と思いました。

月に1通をコンスタントに書けないとは?
3000文字くらいなのに?
「決まった題材で毎月書く」って難しいね~を実感。

そこで用いた燃料が「Skeb」です。
イベントでの頒布が以前と同じように続けられていれば、新たに本を手に取ってもらえたりご感想もらえたり、それを励みに新しいのを書いてきました。
コロナ禍でそういう機会が激減したこの時期、外部刺激を得るために、Skebで絵を描いてもらう試みを始めたところ…てきめんに刺激になった!!

見て~!! https://skeb.jp/@myomino

これを燃料にして残りのお手紙を書きあげられて、感謝しています。ほんとうにご褒美でした。

また、ここまでにお仕事で「お手紙」を題材にしたお話に取り組む機会があって、それもとても良い刺激になりました。
このお手紙の創作にずっと取り組んでいたので、自分のなかでは相乗効果でした。

9通目『大好きな絵のこと』まで、また時間が開きました。
お手紙企画で扱いたい題材と少しそれてしまい…、読んでて考えさせられるというよりは単純に「いいな~。」と感じたいなと思いました。方向性を意識するきっかけになりました。
「それ、いいな~」っていう瞬間、時間の過ごし方、アイテムなどを念頭に置いて、以降を検討してみました。

2021年11月~:本にする準備を始める

残り4通。
本に新しい内容を掲載したいと考え、全13通に増えてます。

2022年の前半で本にしようと決め、スパートをかけていきました。
絵描きの話で感じたことを踏まえて「いいな~」を軸に内容を考えました。
最終的には、始動時に作ったネタ12本のうち6本は入れ替えることに。
初心にかえって、ルクレイが森で何してたら羨ましいだろう?と考えました。
自然のなかで美味しいもの味わうとか…
あと…でっけぇ犬をモフるとかだ…(自分に素直になった結果)。
ラストスパートの2作はとくに気に入っています。

2022年5月:本ができた!

できたよ~!5月5日のCOMITIA140で初売りになりました。
Innocent Forestでは初めての文庫サイズ。かわいい!

WEBだけでも12通のお手紙は読めますが、本に追加した1通を読むことでまた印象が変わると楽しいな、と思いました。
おまけはラストの1篇だけのつもりだったけど、頭にも1ページ、シリーズを紹介するような文章をつけました。久しぶりのご挨拶も兼ねて。
初めての方でもお楽しみいただけますようにという祈りです。

文庫122ページ 800円
印刷所:ポプルス/カバー付文庫・新書セット

お楽しみいただけたら幸いです。
この手紙があなたに届きますように。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!