普段なら選ばないんだけど、をあえて選ぶ
最近の嬉しくて寂しいこと。
スマホが素早く私好みのものを出してくること。
先日アップルミュージックをダウンロードしたら、いくつかの音楽のジャンルがぽんぽんぽんって表示されて
それを選んだら今度は『この中で好きだと思うアーティストは誰ですか?』って尋ねられた。
それを選んだ後、ギャラリーにはいかにも私が好きそうな音楽がずらりと並んだ。お見事である。
キンドルを開くと、『観覧履歴に基づいたおすすめ商品』たるものがずらりと並んでいる。
こちらもやはり、いかにも私が好きそうな本たちだ。ありがたい。
ありがたいのだけど....
ちょっぴり迷惑でもある。
...いや、迷惑は言い過ぎか!何だろう、選ぶ手間が無くなって便利で嬉しいのだけど、同時に何か大切な感覚をじわじわと失っている気がするのだ。
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未知との遭遇
素敵なものを発掘できたときのワクワク
そんな新しさに触れる経験や、何かを自分の手で探し選び取る経験は、人生の醍醐味だと思うし、愛しい手間だ。
それらを喪失することに、ちょっぴり寂しさを感じるのだ。
だから最近は
普段なら選ばないんだけど、
をあえて選んだりしている。
普段ならあまり着ない服
普段ならあまり食べないもの
普段ならあまり行かない場所
普段ならあまり聴かない音楽
普段ならあまりしない行動
そんなものにわざと触れてみる。
まだ好きか嫌いかも分からないものを体験する時は、ドキドキする。
そして、あ!これいいじゃん!と思った瞬間に好みが更新されていく瞬間が好きだ。
私はこれからも好きを更新していきたい。
新しいものに触れると、新しい自分になれる気がして、そんな変化を楽しむためにも私は今日もあえて
普段は選ばないんだけど、をわざと選んだりしてみる。
日常を『いつもの』で固めるのではなく、冒険してみる。
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