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世界にはこんなにもチルに生きられる国もあるんだぜってことを伝えたい

昨日、色んな国の人と英語でディスカッションを行うイベントに参加した。

同じテーブルには日本出身の女性、韓国出身の女性、中国出身の男性、トルコ出身の男性、イラン出身の夫婦、シンガポール人の女性オーガナイザーがいた。なんとも国際色豊か。

一応チームアジアみたいになった。笑

その日のディスカッションのテーマは「オーストラリアの文化」で、与えられた英語のプリントを通してオーストラリアの文化を学び、自分の国と照らし合わせたりして意見を言い合う…みたいな感じだった。

オージーの文化とアジア勢の私たちの回答がものの見事に真逆でとてもおもしろかった。


例えば

オーストラリアでは年齢、仕事、社会的地位はあまり重要視されず、人々はフラットに交流する傾向にあります。あなたの国はどうですか?


と尋ねられた中国人男性の回答がこちら:

中国では、性別、年齢、仕事、社会的地位が全てですね。悲しいことですが、男性は女性よりも高待遇を受けます。仕事のチャンスも多いです。女性は出産を機に一度仕事から遠ざかりますが、35歳を過ぎると見つけられる仕事が制限されていくというのも事実です。社会的地位は重要視されまくりですが、まあそんなの生まれた時から決まっているようなもんです。


オーガイザーは言った:チャイナ イズ ハード。


続いて韓国人の女性も回答。

韓国も、仕事や学歴によってランク付されがちです。でも、ここオーストラリアでは確かにそういうことはない。清掃のお仕事も、工事のお仕事もとてもお給料が高くて、皆が誇りを持って取り組んでいます。


これは本当に思う。求人サイトを見る限り、比較的どの仕事もお給料が高い。物価が高めというのももちろんあると思うけど、フルタイムで働けば十分生活していけるだけの金額は稼げるだろう。ちなみに最低時給は2,200円くらい!


続いての質問。

オーストラリアは多国籍国家で、色んな人種の人が暮らしていて、海外からやってきた留学生もたくさんいます。あなたがオーストラリアに来た理由はなんですか?


私の隣にいいた日本人の女性が回答。

私は日本に住んでいた時、テレビ局に勤めていました。激務で2ヶ月間無休で働き続けたこともありました。ある日、多忙な1日に疲れちゃって。こことは真逆のゆったりとした場所(オーストラリア)に移動したくなったんです。

30歳超えたのでワーキングホリデーはできないけど、だったら留学しようかなと。そのことを上司に話すと「落ち着いてくれ…!!」と言われて、半年時間をやるから現地で時間をとって考えてくれって言われちゃって、、(笑)まあ、今のところやめたいですね。


オーストラリアの時の流れはかなりゆったりしている。

私は今日で渡豪からぴったり1ヶ月経つのだけど「え…まだ1ヶ月しか経ってないのか…?ん?」と驚きを隠せない。

海外あるあるで定番かもしれないが、バスだって普通に遅れる。

お店は4時〜5時にバタバタと閉まっていく。

平日にビーチに行くと、近くの野原で大勢の大人達がサングラスをかけて寝転がっている。



植物園に行くと老夫婦が芝生の上に寝転がってウトウトしている。



最近出会ったソウル出身の男性は「スロウすぎるんだが…」とため息を漏らしていたが、時間に追われず少しゆっくり過ごしたいと思った人はオーストラリアに来るといいかもしれない。繁華街は忙しいけど、それ以外はゆったりしている印象。



そして私のターンがやってきた。


オーストラリアでは、自分の意見を面と向かってはっきりと伝える人が多いです。それによってケンカになってしまう…というケースも時にはあるのですが、感じたことを真っ直ぐに伝えると言うことを皆重要視しているのです。あなたの国はどんな感じですか?共感できますか?それとも逆?


私はここで、一同に「空気を読む」という表現を教えることになった。笑

えー、逆ですね。日本では「空気を読む」という文化がかなり重要視されています。周りが今どんな雰囲気か、目の前の人が今何を感じて何を言いたいのかを気にかけながら発言します。それを全く気にしない人は時に「空気が読めない」とみなされたりします。なので、思っていることがあったとしても、空気を壊したくないので胸の内に留めておくという選択をする人も多いですね。





アジア勢とオーストラリアの文化を学びながらディスカッションをしてみて思ったことは、アジアってどこもちょっぴり似てるなってことだった。

性別や年齢や社会的地位が重要視される傾向にあったり、ハードワークを推奨する傾向があったり、上下関係が顕著だったり、場所によってはスーパー忙しかったり…


ゲームのレベルに例えると、イージーではなくハード寄りな気もする。

太鼓の達人に例えると、赤と青の丸が猛スピードで流れてきて必死で叩きまくっている状態がアジアの大都市(笑)

私たちはほんとよく頑張っているよ…

まあその分秩序が保たれていたり、食べ物や物のクオリティが高かったり、交通機関が発達していたり、色々と便利だったり、景色が美しかったり、いいところも盛りだくさんなのだけど。


でも、私は伝えたいよ…


忙しすぎて休む間もなく働いて体と心を壊しかけていたり

年齢や性別や社会的地位という名の物差しを振りかざされて生きづらさを感じていたり

将来の選択肢が1つしか見えてなくて本当にこれでいいのか、、?って感じていたりする人はね


ぜひ英語を学んで海外に行ってみてほしいよ。

英語を学んで というのが重要。

英語を学ばずに行く海外と英語を学んで行く海外は濃度が月とスッポンになると思う。

行けばなんとかなるとよく言うけど

たしかになんとかはなるけど

やれることと吸収できることの量が10と100くらいの差が出てしまうから、英語は少しでもやって行った方がいい。


滞在期間は半年から1年がベストだけど

むずかしいなら1週間でもいい。

国はオーストラリアじゃなくてもいい。

気になるところならどこでも。

人生や価値観が180度変わるきっかけになるかも。

私はそのきっかけを何度も拾った。


こんな楽園みたいで自由度の高い場所もあるんだ…!って生きる希望を見出せるかもしれないし

はたまた

今まで日本が窮屈だと思っていたけど、食べ物は美味しいし人は親切だし言語通じるし電車時間通りに来るしなんだかんだ最高じゃないか、、!

って気付くかもしれない。


こんな風に生きている人もいるのか…

こんな仕事もあるのか…

こんな格好や髪型もしていいんだ…

同じ仕事でもこうも給料が違うのか…

あれ?自分ってこんなんだったっけ…?

日々発見する。日々考える。

海外に滞在するって大きなことで

大きなことをすると

大きなことに気付けるから。


別に行けばプラスな変化が絶対あるかって言われれば、そうじゃない。

そんなの自分次第だ。

なんとなく過ごせばなんとなく時間が過ぎる。

でも、色んなことにアンテナを張って

普段とは違う場所で、普段考えないことをたくさん考えて、たくさん答えを出す機会を作っていけば、それはきっと今後の大きな財産になるよ。


私にとってワーキングホリデーはライフスタイルの試着。

前回はカナダを試着して、現在はオーストラリアを試着中。


20代という時を使って、たくさんの冒険をした。

こんなのもアリなんだ…え、こういうのも??

日々驚きながら新しいことを知った。

それを繰り返して

ずいぶんと生きやすくなったと思う。


知ることは選択肢を増やすこと。

人生の選択肢はいくつもある

って実感できたことは

私にとっての大きなお守りであり大収穫。

ちなみに私は普通に日本が大好きなんだけども

今回、世界にはこんなにもチルな国が存在するんだって知ることができた。

知れて本当によかった☺︎






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