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恋人に「気が利くか」を求めても無駄だと思った。それよりも…

先週は久しぶりに寝込んだ。

起きた瞬間、ああ….これは3日は寝込むだろうなと直感で思った。

喉はイガイガするし、関節痛のパレード。つま先が凍りのように冷たい。

案の定起きているのが辛くなり、数日間ベッドで寝込むことにした。


こんな時は当然、恋人が手厚くケアしてくれると思っていたけど…。

私の心とは裏腹に、彼の鈍感さといったら、絶望レベルであった。

こんなにも気が利かない人いるんだなと思った。

私の心の中の呟きは募った。

(どうして体調悪いと言ったら「ポカリいる?」って聞いてくれないの…!普通聞くでしょ。)

(どうしてお粥くらい作ってくれないの…!簡単なご飯でも作ってくれたら助かるのに!)

(どうして寝ようとしているのに友達とゲームし始めるの…!うるさくて寝れやしない!)

彼は決して、イジワルしているのではないのはないのである。

それは分かる。
わざとじゃない感はすごく伝わる。


ただ、シンプルに気付いてないのである。

鈍感なのである。

気が利かないのである。

私の中では、誰かが寝込んだ時はポカリとゼリーを買いに行き、(必要ならば)お粥を作り、睡眠の邪魔にならないように静かに過ごすのが当たり前だと思っていた。

なので、この『いつも通りっぷり』には参ってしまった。ちょっとは労らんかい(笑)


….こんなにも気が利かない人いるんだな(2回目


布団にくるまりながら、楽しそうにゲームをしている恋人を恨めしく思った。


….のだけど。



いや、いや、待てよ。とも思った。

そもそも、私がしてほしいことを分かってくれて当然!!っていうスタンス、なんか厚かましくないか?

それをしてくれないからって、勝手に不機嫌になったり、『気が利かない認定』するのって、あまりにも理不尽じゃないか??

そもそも私だって、恋人が心の中で今何を欲しているかなんか分からない。


✳︎


ふと思い出した。

最近、散歩中に恋人が食べたいものを当てるというゲームをしていたのだけど、永遠に当てることができなかった。

思いつく限りの食べ物を言い切っても、無理だった。

後日、あの時の正解はバーガーキングのピーナッツバターバーガーでした〜(^-^)と言われて

いや、分かるかいな!!!!と思った。


そう。

そんな感じで

付き合いが長くても、欲しいものは言われないと分からない。


バーガーキングを当てられなかった私に、怒る資格なんてないよなと思う。


自分にできないことを相手に求めちゃだめだよね、、、。

してほしいことを聞いたり、伝えたりするために口が付いてるんだもんね、、、。

私は、反省したのでした。


ポカリが欲しいなら

「ポカリ欲しい」

って言えばいいし

お粥が食べたいなら

「お粥食べたい」

って言えばいい。

たったそれだけの話なんだよなー、、、。



そこで敢えて言わずに『気が利く度』を測って勝手に落ち込むのはお門違いだな、と。

相手からしたら迷惑だよな、と。

私もバーガーキング食べたいのに何で分かってくれなかったの?って責められたら悲しい。うん。


ということで、その後ポカリとキウイを買ってきて欲しいとお願いしたら、恋人は快く買いに行ってくれた。

ほら、やっぱりイジワルがしたい訳でもないんだ。


✳︎


私は恋人に『気が利いてほしい』と願う気持ちを撤廃することにした。

それよりも、してほしい時にしてほしいことをそのまんま言うことにした。

その方が平和、その方が話が早い。


✳︎

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