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恋人に悪いことしたなぁ

久しぶりの遠距離恋愛日記は、とりとめのない反省文になりそうだ。

数日前から心の底にあった不安が、だんだん上へ上へと昇ってきているなぁ...とは感じていた。

結論から言うとその不安を、頑張っている恋人にぶつけてしまった。



私たちには、野望があった。

3年と半年の国際遠距離恋愛を終わらせて、今年の夏から東京で2人暮らしをすることだ。

そのためにアメリカに住んでいる彼は日本で働くためにコツコツと面接対策の勉強をしている。

エンジニアとして働きたいから、コードの問題を解いているのだと思う。

今まできっと大丈夫だよねと呑気にしていたけど、私は7月頃には帰国しなくちゃいけない。

ワーキングホリデービザを使ってカナダにいられるのもあと120日くらいだ。

ついに、帰国後のことを本当に真剣に、現実的に考えなくてはいけないのだ…


そこで

彼がもし今年の夏に日本に来れなかったら
私たちはどうなってしまうのだろう...

という不安が生まれた。




コロナ禍で外国籍の人がビザを貰って日本の会社で働くことはきっと簡単なことではない。

彼は5月から面接を受け始めると言っていたけれど、果たして間に合うのだろうか....?

もし応募した会社から返事が来なかったら?

私は彼を待つ間どこに住めばいいのだろう?

先に2人用のアパートを借りるべきなのか?

万が一来れなかったら私達はまた14時間の時差に耐えて、1年に2回しか会えない日々を過ごさないといけないのか…?

どうしたらいいのだろう....。


気が付けば私は

きっと大丈夫!から

もし上手くいかなかったらどうしよう....

と思うようになってしまった。



夜のFaceTimeで感情が爆発

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結論から言うと

昨夜、私は自分の不安を打ち明けることで

彼のことを詰め、傷つけてしまった。

たぶん、こんなことを言った ↓


5月に面接受けるからまだ時間があるよって言うけど、正直時間なんて全くないし、そもそもこのコロナ渦で外国籍の人が外国から面接受けてビザを取るのはすごく難しいことだよ...

日本なんて鎖国の真っ只中って感じだし。

まだ一緒に住める保証もないから、帰国した後にどうすべきなのか分からなくて正直すごく不安なの。

東京でアパートひとつ借りるのに初期費用はすごくかかるし、一度正社員になったらそんな簡単に辞められないだろうし...

万が一また日本とアメリカで遠距離恋愛を続けることになったらどうしよう。もうさすがにそんなしんどい日々は送りたくない。

こんなこと考えたくないけど

もし上手くいかなかった場合、正直どうしたらいいのか分からない。



一言でまとめると

私は今この状況に超不安なの!!!

ということで

自分に余裕がなくなってしまい、それをぶつけてしまった。

暫く黙っていた彼が口を開いた。


今まで5月に面接受けるって言っていたし、そのための準備を今してるんじゃん。

もともとそうなっていたじゃん。なのに何で急にそんなこと言うの?


すごく不安だからだよ!!と言った後

頑張っている人に向かってその言葉はなかったんじゃないだろうかと後悔した。

電話が繋がっているのに
シンとした空気が続いた。

電話越しなのに、すご〜〜く空気が重い。

彼の表情は暗くなり、口は貝のように閉じてしまった。

私もどうすればいいのか分からなくなって黙ってしまった。






小さな画面からは彼の部屋が見えていた。

そこにはホワイトボードがあり、やることリストが書かれてあった。

そういえば1週間前に、今日はこれとこれを達成したんだ!と嬉しそうに見せてくれたんだっけ…


勉強の調子がいい日は写真を送ってくれた。

その時の得意げな笑顔がとっても可愛かった。

なかなか準備が上手いこといかなくて、自信を喪失して声がものすごく小さかった日もあった。

もうやめたい…と弱音を吐いたりもしていたけど、次の日には気を取り直して進もうとしていた。

できるかできないか分からなくて不安に押し潰されていたのは私よりも彼の方だったのだ。



オレの夢は東京で働いて、家に帰ったらりこがいて、一緒に美味しいご飯を食べてのんびりすること。そんな生活はやくほしい!!


以前彼と会った時

珈琲を飲みながら、そんなことを嬉しそうにそう教えてくれた。

彼はどんな日も、彼なりに頑張っていたんだ。





沈黙がしばらく続いたあと、再びPCのキーボードをカタカタと叩く音が聞こえてきた。

「今日はあまり話し合いをしても解決しないと思う。だから、勉強にもどる」

彼がそう言ったので、私はうんと答えて電話を切って、布団の中で泣いた。

久しぶりに号泣した。


あーあ

自分の不安を一方的に彼にぶつけて、頑張ろうとしている彼を傷つけてちゃった…


寝る前に「今日はごめんね」ってLINEを送ると

その翌日

「こっちも嫌な態度を取ってしまってごめん」

と返事が来た。

その後またメッセージが来た。


必死に頑張っても確実にできる保証はないからからモヤモヤしている。

でもやるしかない。


今日も変わらず手を動かしているようだった。


1番彼を信じて応援あげるべきなのは私なのに、不安をぶつけて悪い事をしてしまったなぁ...と反省。

ほんと、あーあ…って感じの朝だった。




午後、再び彼と電話をした。

色んな状況を考え、状況ごとの作戦を立てることしたのだ。

今までは東京で今年の夏2人暮らしをするという目標だけ決めて、それ以外のことは極力考えないようにしていたけど

きっとそれ以外の道はない!みたいになっていたからこそお互い不安で、苦しかったのだと思う。

でもそれ以外の状況もちゃんと事前に考えて

『こうなった時はこうする!』

って作戦を用意しておけばお互いの不安を軽減できるよねということになった。

私たちは、どの状況に陥ったとしても1年以内に遠距離恋愛を終わらせるための作戦を立てた。


どうしたらいいの!って考えると
不安は高まる一方だけど

どうしたらいいだろう?って考えると
少しずつ作戦が生まれた。


ひととおり作戦を立てた後

「うん、そうしよう」と彼は言った。

電話を切る前

「信じてるよ!応援してるよ!頑張ろうね!」

って言った。

どうしてもそれを伝えたかった。




私たちの未来はどうなるのだろう?

まだ全然分からない。

でも、私は彼のことを
私たちのことを信じたいと思う。

もちろん帰国した後はまたはじめから生活の基盤を築くのだから、自分自身も頑張らなくちゃいけない。


一緒に暮らして
一緒に美味しいものを食べて
一緒にのんびりする。


それは彼の夢であり、私の夢でもある。

そんな私たちの夢が

いつか、どうか叶う日がきますように。


2020年 3月の遠距離恋愛の記録



PS 

あれから月日が流れ、夢が叶いました☺︎

もう夏だぁ


5年間におよんだ遠距離恋愛は終了し
現在は同棲日記を更新中です!!
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