見出し画像

泣くほど嬉しいフィードバック

今までずっと接客のお仕事をしてきたから

目の前のお客さんが

どうしたら喜んでくれるかなぁ

っていう情報をわりと得やすくて

こうしてみよう、ああしてみよう

って試行錯誤して

実際に喜んでもらえたときは本当に嬉しかったし

それこそが対面でやり取りする醍醐味だなぁ(大変さでもあるけど)と思った。



オンラインで仕事をするようになってからは

顔も見えない、世界のどこかの誰かとやり取りしているけど

姿が見えない分

この人はどうやったら喜んでくれるのだろうかと

予測するのがむずかしい。


それでも

どうやったら喜んでくれるのかなぁ?

って考え続けて、試行錯誤していた。


すると、今日、1通のフィードバックが届いた。

カナダのゲームクリエイターの方からだった。


(わたしは現在、彼女のゲームに登場するキャラクターのセリフを翻訳している。

このゲームの展開がかなりおもしろく、登場人物の話し方もさまざまなので、どんな風に表現しようか考えるのがおもしろい。)


フィードバック


りこと一緒に仕事をすることは、美味しい料理が出てくる小さなレストランを発見したかのような感覚です。料理(翻訳)とサービスがとても良いので、他の人に教えたくない。全てが予定通りできちんとしていて、何だか日本に友人を持った気分です…

日本語訳




このフィードバックを読んだとき
その言葉をそっとスクリーンショットに収めた。



美味しい食べ物が出てくる小さなレストランと例えてくれたこと

日本に友人を持った気分だと言ってくれたこと



それがあまりにも嬉しくて
胸がいっぱいで。



✳︎



ちょいと昔バナシをしたいのだけど


私が社会人になって
初めて働いた場所はカフェだった。

何よりもカフェを愛していたし、
そのときは開かれた自由な場所を
いつか自分でも作ってみたいと思ったから。


……まあ、結局全然向いてなくて
やめることにしたのだけど


やめる直前に、イスラム教のグループ客が
お店にやってきて。

その人たち、メニューも読めないし
食事制限もかなりあった。

私は失敗ばかりしていたし
誰からも頼りにされていなかったけど

幸い、英語と異文化交流だけはできて

その人たちに英語で話しかけて

「食事制限がありますよね、何か食べたいものがありますか?」

って、尋ねることはできた。

そしたらその人たち、
たまごサンドが食べたいって
照れくさそうに教えてくれて

それをキッチンのお姉さんに恐る恐る伝えたら

「んじゃー、作るか!」

って、すごくたくさん作ってくれた。


イスラムのお客さん達は
大喜び。

それから帰国するまで
毎朝来てくれた。

その人達に毎日話しかけ、
少しずつ仲良くなった。

最後の日にはビデオ撮影しながら
お店に入ってきて

私に肩を組んで
「日本の友よ、ありがとう」
って言ってくれた。




超胸がアツくなったなぁ。



その出来事がきっかけで
私は異文化交流を仕事にしていきたいと
思ったんだっけ。

日本と海外の橋渡しなるような
存在になりたいって思ったんだっけ。



✳︎


もう4年も前の出来事だけど

私は今、オンラインで

異文化交流のような仕事をしていて

日本と海外の橋渡しのような存在で


4年前のあの出来事みたいに

“お客さんを喜ばせられる小さなレストラン”

になれたんだと思うと

またじんわりと胸がアツくなった。


あと

オフラインでもオンラインでも
やることは一緒なんだとも思った。



けっきょく

どうやったら喜ばせられるかなぁ?



を考え続けることなんだなって。



こちらもオススメです♡


本当にありがたいし、嬉しいし、書き続ける糧になります♡いただいたサポートには1つずつお返事し、大事に使わせていただきます☺︎