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2分で読める子育てエッセイ 息子の行動編

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2023年3月の記事一覧

2分で読める子育てエッセイ№628『記念日、追加決定~』

2分で読める子育てエッセイ№628『記念日、追加決定~』

ひな祭りの日。
思い出を作ったのは、小5の娘ではなく、小2の息子。
なんだろうな~。

学校から帰ってくるなり、メッチャ興奮気味に息子がワタクシにこう話し始めた。

「お母さんお母さん、給食で、ひなあられが出たよ」


学校で、お菓子が出る。
そして先生に怒られることもなく堂々と食べられる。

こんな特別な日って、年に何回もないよね!
よかったね~、と思っていたら、どうやらそうではないらし

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2分で読める子育てエッセイ№631『ペースを落とす』

2分で読める子育てエッセイ№631『ペースを落とす』

小2の息子が、ゲームや動画に飽きて「遊ぼう」と誘ってきた。
今、息子がハマっているのは「ドッチボール」

柔らかいボールを使って、壊れるものの少ない狭い廊下でちょっとだけつきあうことにした。

楽しそうにボールを投げ続ける息子が、途中から時々、何やら技の名前を言いながら投げていることに気がついた。

「何とかの太刀!」
「何とかサンダー!」

いかにも小学生の男子っぽい。

ニヤリ。
ワタク

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2分で読める子育てエッセイ№632『遠慮しないで、どうぞどうぞ』

2分で読める子育てエッセイ№632『遠慮しないで、どうぞどうぞ』

ある日、ソファーの敷物に、食べていたサンドイッチのレタスを思い切り落としてしまった小2の息子。
ソースが付いていない部分だったのがせめてもの救いだった。

息子は
「えへへ、いま拾えないや」
と笑いながら、そのレタスをそのまま放置した。
どうやら両手でサンドイッチを持っていて、手を離したら、バラバラになってしまうと思ったらしい。

それを目撃したダンナと、小5の娘。それは仕方ないよね~と放置した

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2分で読める子育てエッセイ№633『本気でこう答えた』

2分で読める子育てエッセイ№633『本気でこう答えた』

小2の息子が、学校から帰るなり、突然こう聞いてきた。
「ねえねえ、お母さん、地球で一番多いものは何だと思う?」

えー。なになに?学校で習ったの?

それは地球の陸と海の面積がどうってことなのかな。だったら海?水?
と、遠い記憶とうっすい知識を総動員して悩んでいたら、ダンナが会話に割り込んできた。

「それって、炭素かケイ素かな? えっとそれってね・・・」
何やら話がややこしくなってきた。 まあ

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2分で読める子育てエッセイ№634『まだ見ぬ・・・シリーズ』

2分で読める子育てエッセイ№634『まだ見ぬ・・・シリーズ』

「ワタクシにはよくわからんけど、なんだか楽しそう」と思った小2の息子の目撃情報。

ある日、
「友達と宿題する」と言って出かけた。

しばらくして、出かけたはずの息子の声がする。

あれ?

窓からソッとのぞいてみたら、息子がいたのはわが家の駐車場。
それも、はいつくばって車の下に潜り込もうとしている。

「うそーん。もしかして、あそこで宿題しているの」

どうして、そんなことをしようと思ったのか

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2分で読める子育てエッセイ№636『ついつい先延ばし』

2分で読める子育てエッセイ№636『ついつい先延ばし』

ある日の小2の息子が
「お母さん、聞いて聞いて~」
とやってきた。


ワタクシ、ち~ょっとメンドクサイと思ってしまい、ついつい先延ばしするようなことを口走った。

「あとでもいい?」


ところが息子は、そんなワタクシには全くお構いなし。

「だったら~ジャンケンに3回、勝てたら話してあげるね~」


やってしまった。
ちょっと、ほんのちょっとだけ耳を傾ければいいだけのことなのに。

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2分で読める子育てエッセイ№637『名前は違うけど、同じゲーム』

2分で読める子育てエッセイ№637『名前は違うけど、同じゲーム』

小2の息子が、最近ハマっているのが「ヘルメット」というゲーム。

ジャンケンして、勝った人が負けた人の頭をポン!と叩く。負けた人はヘルメットをかぶるように頭をガードするだけの単純明快なゲーム。

「あ! お母さんも子供の頃、名前は違うけど、同じゲームしたことあるよ!」

懐かしいな~と思いながら、息子と遊ぶことにした。

ワタクシは足掛けウン十年の大ベテラン。それこそ、子供の頃は、1つ年下の

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2分で読める子育てエッセイ№638『約束してる~』

2分で読める子育てエッセイ№638『約束してる~』

小2の息子が土曜日の昼過ぎから、友達と待ち合わせして遊びに行くと言い出した。

おおっ!
何時に?
どこで?
誰と?

「えっとね~、1時に学校の門のところで、同じクラスの○○さんと約束している」

それを聞いて安心した。

教えていなかったから仕方ないけど、一つ一つ覚えないと出来ないことだとはおもうけれど、一番最初はほんと、ひどかった。

それは2年生になったある日、最初に友達と遊ぶといった

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